子ども達の未来を守るために

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2012年06月15日
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カテゴリ: 自然

 今年の日経サイエンス2月号に「 大噴火近い? 白頭山 」という記事がありました。

 静かに澄みわたったこの「天池(ティエンチ)」という湖は,東北アジア有数の観光スポットだ。その美しさは,これが同地域で最も危険な火山の噴火口であるという事実にそぐわない。中国名を長白(チャンパイ)山,朝鮮名で白頭(ペクトゥ)山という標高2744mの火山で,中国と北朝鮮の国境をまたいでそびえている。最後に噴火したのは1903年だが,近年,再び目覚めつつある兆候を示している。

 天池は3つの川(松花江,鴨緑江,豆満江)の水源で,噴火の際にはこれらの川がラハール(火山灰泥流)の流路になるだろう。高温の火山灰と泥,熱水が混ざって生コンクリートと同程度の粘り気を持つようになったもので,大噴火が起こるとこれが山の斜面を流れ下り,何十万人もの人々を危険にさらしかねない。

 去る3月に日本を襲った巨大地震と大津波を受けて,地元の科学者たちが動き出した。8月,中国と北朝鮮,韓国の地質学者が異例の共同チームを結成して山頂部の現地調査を実施。噴火を予測して災害に備えるべく,近くワークショップを開く予定だ。1999年に中国側の山腹に導入された地震計網と,斜面に設置したGPS(全地球測位システム)装置のデータから,一連の浅部地震のほか,山頂部が2002年以降しだいに隆起していることが検出されている。火山の下にあるマグマ溜まりにマグマが流入した結果だと研究チームはみている。マグマは地下深くのマントルから来ていると考えられ,だとすると噴火の可能性はさらに高くなる。

国際協力による調査研究が計画されてはいるが,現時点で共有できているデータは乏しいと釜山大学の尹成孝(ユン・スンヒョ)はいう。「いまのところ共同研究は簡単ではない」。

 仕事の忙しさにかまけて更新をサボっている間に 「白頭山、20年以内に噴火する確率99%」  という記事が新聞各紙で報道されました。

  昨年3月11日の東日本大震災の影響で、白頭山(ペクドゥサン)が20年以内に噴火する確率は99%にのぼるという研究結果が出てきた。

  東北大学の谷口宏充名誉教授(火山学)は最近、「白頭山の過去1100年間の噴火を詳しく調査した結果、10世紀に大噴火した後、14-20世紀の間に6回噴火したことが明らかになった」とし「噴火の時期は日本の大地震発生と大きな関連性があった」と主張した。続いて「東日本大地震によるプレート運動で白頭山が噴火する確率は2019年まで68%、2032年までは99%」と述べた。研究の結果は23日に開かれる学術行事で公式発表される。

  谷口教授は「例えば、白頭山の1898年の噴火の2年前には日本で明治三陸地震が発生した」とし「マグニチュード8.0以上の日本の大地震前後に少なくとも5回の白頭山爆発が確認された」と説明した。昨年3月11日の東日本大震災はM9.0だった。

  白頭山の火山爆発の可能性は何度も提起されてきたが、日本の大震災との相関関係が取り上げられたのは今回が初めて。毎日新聞は19日、「噴火の規模は1980年の米国西部セント・ヘレンズ山噴火並みと推定される」とし「韓国・中国・日本など周辺国に大きな影響を及ぼす」と予想した。白頭山付近に建設中の中国赤松原発に被害が生じる可能性も取り上げられた。 2012年05月21日08時22分 [? 中央日報/中央日報日本語版]

 火山の噴火だとか、雲仙の火砕流の映像を見ると、神が天から硫黄と火とを落としてソドムとゴモラの町を焼き尽くしたという『創世記』の話を思うことがあります。

死海近くのシデムの谷にある5つの町で、ソドムと隣のゴモラの町は罪が一番重かった。天の御使いたちがアブラハムとロトのところにあらわれて町を神が滅ぼすので立ち去れと忠告する。
「他に、あなたの身内の者がここにいますか。この町にいるあなたの身内のものを皆、この場所から連れ出しなさい。私たちがこの場所を滅ぼそうとしているからです。彼らに対する叫びが神の前で大きくなったので、神はこの町を滅ぼすために、私たちを遣わされたのです。」創世記の第19章第12-13節。

 アブラハムは神に滅ぼさないよう嘆願する。「そこにもし正しい人がいたら滅ぼさないであろう」と神は言う。「40人正しい人がいたら滅ぼさないであろう。」、神は言う。アブラハムは40人はソドムの町には多すぎるように思われた。「もしそこに正しいものが30人いたら、私はこれを滅ぼさないであろう。」・・・・そして30人が20人、20人が10人まできて、「正しいものが10人いたら、その10人のために滅ぼさないであろう。」・・・
「命がけで逃げなさい。振り返ってはいけない。この低地のどんな場所にも立ち止まってはならない。さもないと滅ぼされてしまう。」
ロトの一家4人が命からがら低地の外れの町ゾアルにたどり着いたとき、ついに神は悪徳の町に懲罰を下す。
現実は厳しい。ソドムとゴモラの町はまるで原爆でも落とされたかのように滅ぼされてしまうのである。

 正しい人がいたら滅ぼされなかったであろうソドムの町。創世記では正しい人はロトの一家4人だけでした。

 白頭山が噴火して周辺がソドムの町のように焼き尽くされないようにするためには何人の『正しい人』が必要なんだろうか? 

 自分さえよければ という風潮に対する警告なのでしょうか。

 神の目から見て正しい生き方を目指したいし、子供たちにも正しい生き方をさせたいものです。

自虐史観から抜け出しましょう。 

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最終更新日  2012年06月15日 21時39分28秒
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