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2008年10月29日
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カテゴリ: ブログ小説
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坂の上の雲と戦争ゲーム

今日のノート

首班指名

中国人民解放軍の不穏な動きのために日本に異常な緊張をもたらしました。おかげで加藤大作は選挙に勝ちました。しかし、加藤の率いる新自由愛国党は30人ちょうどしか議員はいません。残りの400名以上の議員たちはよそ者です。

彼らは加藤の圧倒的な人気にあやかりたいと思いました。加藤の魅力はその情報力と予測の正確さです。当たり前です。敵であるはずの中国から密かに情報をもらっているからです。中国の権力者たちの目的は中国共産党の解体です。そのために日本を利用しようとしているのです。

一方、加藤たちも中国を利用して日本の大改造に臨もうとしていました。これが成功すれば日本列島は環境汚染から解放され豊かな水と緑を回復するでしょう。その先は緩やかな鎖国を目指していました。つまりは日本を江戸時代にもどそうというのです。

加藤は高級ホテルの最上階を貸し切りにし、座り続けました。そして、そこで人に会い続けました。彼は権力者になったのです。ルームサービスをとって立食パーティのように食事をずらりと並べました。しかし、加藤は食べません。彼はたまにミネラルウオーターをぐびりとやり、相手に対して笑顔を作ってうなずくだけですす。劉維国から教わった権力者の振る舞いでした。

「何もせず何も答えず、笑顔を絶やさず、時々うなずくだけでいい」
「意外にたいへんですな」
「加藤先生。あなたには説明や意見など言う必要はない。あなたの代わりに周りのものが全てやってくれる。あなたはそれを見守るだけでいい」
「みまもるだけ?」

「王ですか?」
「事実上の日本の王です」

加藤大作自身はホテルにじっとしていただけで、それから30日後、久しぶりに出かけた先の国会議事堂で首班指名を受諾していました。あっけなく加藤内閣が発足したのでした。










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最終更新日  2008年10月30日 11時23分53秒
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