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2024年01月15日
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カテゴリ: 社会
避難所としてのホテルや旅館をあたかも被災者の負担であると誤解させる投稿が炎上しました。後に謝罪しましたがここぞとばかり批判投稿が集中しています。

 確かに宿泊や食費は無料でしたがなかなか難しいようです。さっき記事を見たらその2次避難をためらう声も強いのです。住んでいた町に愛着もあるし人間関係が失われるのも不安です。ある区長の人が自分だけ逃げるわけにはいかないと車中泊を続けていました。一方で住んでいた街を捨てる覚悟を決めた人も。

 要は逃げるかとどまるかどちらの選択をするにしても心から、というわけではないということなのです。これは街の復興の見通しが全く立たないのが原因です。それが問題の根本です。役所の担当者から被災地を捨てて「移住しませんか」と勧められたケースもあるらしい。避難所のストレスは相当なものと思われます。せっかく助かったのに災害関連死で命を落とす人も出てきました。将来の寿命に影響している人も多いでしょう。

 確かに過去のケースではうまく見舞い金や寄付金、補助金などを活用して便利な街に引っ越して生活を立て直した人もいました。そういう人たちはむしろ災害のおかげでいい機会をもらったと感謝しています。ただ、いい思いをしましたとは言えずに得したことは黙っています。焼け太りと言われるのが嫌なのです。ここがややこしい。

 今回の震災はかなりのエネルギーが地震として放出されたために破壊の度合いも大きいです。再建するには相当な時間とお金がかかるでしょう。住み慣れた町を捨てる選択をした人を責めることはできません。しかも若い人たちほど新しい場所で生活を再建しようとすると思います。せっかく町のインフラを再建しても人口が激減してしまう恐れがあります。

 気になるのはそういう解決の単純ではない厳しい避難生活や再建のことを忘れてラサール石井を責めている人たちです。

 確かにラサール石井の情報には誤りがありました。2次避難は無料でした。が、一方で生活再建やインフラ修繕、さらには防災強化のためのお金の問題が確かにあります。その部分はまったく先が読めないのです。そこは政治の問題です。明らかな方針が示されていません。時が経つにつれ例のごとく自己責任論が出てくるでしょう。ラサールの怒りはむしろそこにあります。

 2次避難できてよかったね、無料だったでしょ、という話ではないのです。日本の真の国力が問われているのです。被災者にとっての重要な情報の拡散・伝達も十分ではなく状況は日ごとに厳しくなっています。

 ラサール石井の投稿は確かに間違っていましたが間違っていない部分もあります。明らかに権力側は何かをけちっています。どうせ再建しても大して復興にはつながらず、もっと他に使い道があると考えているようにも思えます。つまり国民が見捨てられようとしているのです。私たちが気に食わない相手の発信に目くじらを立てあまりに問題に無関心でいると明日は我が身ということになります。

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もう一つのアリとキリギリス
by 倖和(サチナゴム)





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最終更新日  2024年01月15日 07時12分09秒
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