saya’s world

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子どもは見ている・聞いている


担任をさせていただいている子どもさんたちが、
気になる発言をしていたので、思うところあって、
日記に書いておきます。

Dくんは、同じクラスのKちゃんに、クラッシュしているんだけど
(英語で、I have crash on ***,と言う言い回しがあって、
すき、気になっている、って感じかな?)
そんなDくんと、Nくんの会話。

D「僕、大きくなったら、Kちゃんを彼女にして、それで結婚するんだ~」
N「できないよ。(当然、と言うような感じで)」
D「なんでだよ」
N「だって、お前、黒いだろ。白い人と黒い人は結婚しないんだよ。
  Blacks don't marry to whites.」

なんだってぇ~!?
側で聞き耳を立てていた私は、ここでかなり驚愕。
あごが外れるくらいあいた口が閉じなかったです。
黙っては居られず、
「Nくん、そんなこと無いんだよ。誰がそんなこと言ったの?」
って聞いてみると、
「お父さんがそういった」との返事。
(ちなみにNくんは白人です)

まぁ、自分のやりたくないことをさせられそうになると、
「お父さんがやるなって言った」とかいう子だからさ、
半分聞きはしておくけども。

私「Nくん、私の旦那さん見たことある?
私の旦那さん、ちびのお父さんも、黒人なんだよ。
私、黒人に見える?」
彼「見えない。先生は白い。」
私「(し、白いか?)そうでしょう?誰でも、
誰とでも、肌の色関係なく自由に結婚できるんだよ。」
彼「うん、わかりました」

本当に解ってくれてるといいんだけど。

ヒップホップが流行ったり、ラップが流行ったり、
黒人俳優がアカデミー賞を取ったりするような世の中で、
差別は前ほど無くなったと言われるけれども、
こんな4、5歳の子が、そんなことを、
しかも本当に信じてる様子で口にするのを聞くと、
差別の根は、言うまでも無いけれど深いんだなと、改めて実感。

最近でも、同僚(黒人)のクラスの男の子が、
お誕生会を開くっていう事で、
クラスの子に招待状を渡してたんだけど、
「Aくんはこれないんだよ、だってAくんは
Brownだから」
って、お母さんに言ったらしいの。
まぁその子、同僚には招待状渡してたから、
人種差別とかの意味は全然わかってないと思うんだけどさ。
お母さんの方が恐縮して、
「ウチでそんなこと教えているわけじゃないんですよ」
って言い訳してたらしい。

ふと気がついて見渡してみると、
ウチの保育園の大多数が白人で、
黒人は数えるほどしかいないのね、
生徒さんの数でいうと。

そういう環境にいるせいか、
うちのちびが急に、
「ぼくも、ママやお姉ちゃん(私の娘のこと)みたいに、
白くなりたいな」
って言い出したの!
なんだかすごく切なくてさぁ。
動揺してしまった。
とっさに、
「えー、そうなの~?ママは、ピンク色になりたい!」
って応えたら、笑って、
「じゃあ、僕は紫になる!」
とか言い出して、
終いには、「やっぱりママは、今のままのちびが一番いいや!」
って言ったら、
「I LOVE YOU、MOMMY!」
って言ってキスしてくれました。

なんだか本当に切ない。
小さいながらも、違いに気がついて、
なぜか白い方が良いと思ってる、っていうのが。

すくすく育って行くにつれ、色んな区別・差別に、
もっと出会っていく事なんでしょう、彼も、娘も。
そういう時に、
肌の色は関係なく、中身が大切なんだっていう事を、
ちゃんと知って欲しいなと、ありきたりなんだけど、
強く思いました。
私が、いつも彼らの見方だってことも。

また、N君のような子達も、私的には心配です。
誰か、大人がそういうような発言をしてるのを聞いたのか、
それとも異人種間結婚の方々との交流が無いために、
そういう結論に自分で達したのか、
どちらにせよ、優しい心を持った、
オープンマインドの子どもになって行くお手伝いをできたらいいなと。


今日はチョッと重い話題だったね、えへっ。

Apr 6, 2005

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