毎日を記念日に。

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2008.07.20
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カテゴリ: 旅日記
2日目:7月20日(日)<後編>

<前編はコチラ>




イタリア・ティラノに到着したのは、12時35分。


電車の時間の都合で、滞在時間はジャスト1時間。

ティラノは、落ち着いた雰囲気の小さな町。


スイス・ドイツ一人旅 069





駅前に飲食店が数軒あり、ベルニナに乗ってきたお客さん達が どんどん店へ入っていく。


イタリアーンらしく、ピッツァやパスタのお店が多かったかな。

ちょっと町の中へと足を伸ばしてみたけど、

日曜という事もあり、町中はひっそりと静かな感じ。


再び駅前へ戻り、急いで店を探す。

(←明らかに朝食の食べすぎ) 、ランチは軽めに。

パニーニを購入し、私もイタリアーンな気分を満喫。


スイス・ドイツ一人旅 070



でも、このパニーニ、恐ろしい程パリッパリ!!

パンもパリッパリだし、生ハムもパリッパリ。

完全に水分が飛び、まるで乾物。

食事と言うより、ビールのツマミだわ・・・・。



お腹を満たしたら、列車に乗るため再び駅へ。





行きに乗ってきた「ベルニナ急行」は、いわゆる特別列車。

同じ路線を 各駅停車の普通列車も走ってるんです。

その普通列車に乗れば、座席指定の特別料金も要らないみたい。


同じ列車で同じ道を戻るのはツマラナイので、帰りは普通列車に乗ってみる事に。






普通列車は座席の窓も開くので、写真が撮りやすい。

窓を開け、風を感じながら乗る方が気持ちいい。




行きに通った、オープンループ橋に逆から突入。

帰りは、かなり後ろの車両に乗ってます。


スイス・ドイツ一人旅 076

スイス・ドイツ一人旅 079


やっぱり素敵!





どうやら、最後尾に「パノラマ車」が連結されたらしい。


パノラマ車!?




私も見に行ってみると。。。。







スイス・ドイツ一人旅 089


これはスゴイ。

斬新すぎるパノラマ車。


窓ありませんから。

フルオープンですから。




もちろん私も、この「B級パノラマ車」に乗り込んだ。

パノラマ車って言うより、トロッコって感じ(笑


スイス・ドイツ一人旅 084



眺めがスゴイの!

でも、それ以上にギシギシ音と揺れがスゴイ。




トンネルにもガンガン突入。

遊園地のアトラクション以上の迫力。


スイス・ドイツ一人旅 085


上から水滴がポタポタ垂れる!
ひえー。





時に、崖の真横や民家の間をも通り抜ける、ベルニナ線。

手を伸ばせば怪我どころじゃすまない。

身を乗り出せば確実に落ちてしまう。


“安全第一主義” の日本では、考えられないですよね。

でも、私はこっちの方が断然楽しいと思う。

安全性は確かに大事だけど、日本ももっと “自己責任” に任せても良いのになぁ。

なーんて事を思っちゃいました。





さてさて。

列車は、どんどん山を上っていきます。

行きは窓の開かないパノラマ車に乗っていたので気づきませんでしたが、

相当寒い!!


それもそのはず。

標高、2000m超えてますから。

雪山 見えてますから。



皆、ウインドブレーカーのようなものをシッカリ着込んでます。

半袖の私には、非常にキビシー!!

私、スイスの山をなめてました。。。 スミマセン




そして列車は、標高2091m 「Alp Grum(アルプグリュム)」 駅に到着。


スイス・ドイツ一人旅 090


何とここにも「箱根登山鉄道」。

どんだけw





ここで列車を降り、次の 「Ospizio Bernina(オスピッツォ・ベルニナ)」 駅まで、

5.8kmのハイキング。

線路沿いがハイキングコースになってます。




最初の上り口がちょっと解りづらいので、

駅のレストランのお姉さんに聞き、線路を越えた奥の坂道を登り始める。


スイス・ドイツ一人旅 092



最初の。

登りが。

かなりツライ!


ゼーハー言いながら、坂を登る。



それもそのはず。

後から気づいたんですが、「アルプグリュム → オスピッツォ・ベルニナ」 は、

標高的に「上り」になるのです。

と言っても250m程度ですが。


それでもやっぱり登りはキツイ!

だって標高2000m超えてるんだもん。

完璧、登山じゃん!!



だから「地球の歩き方」でも、「オスピッツォ → アルプグリュム」の逆コースを紹介してたのね。

そうだったのね。。。。

何でかなーと疑問に思いながらも、帰りにハイキングをしようと思っていた私は、

単純に手前の駅(アルプグリュム)からスタートしてしまったのです。

あぁ。


しかし、後悔先に立たず。

ここまで来たら、行くっきゃない!






下を振り返ると、次の列車の姿が見えます。

赤いベルニナ列車は、自然に映えますね。

スイス・ドイツ一人旅 091






最初のスタート地点こそ少々迷いましたが、

後は標識に従って進めばOK。

スイス・ドイツ一人旅 094






線路を何度か横切ります。

柵も何もないのがスゴイ。

ある意味危険。

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途中で何頭も牛を発見。

どうやら、この辺で放牧されてるらしい。

ある意味危険。

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うわー、雪!

そりゃ寒いハズですわ。

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さらに進むと、行きに感激した「ラーゴ・ビアンコ」が目の前に広がる。

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疲れを忘れる瞬間でした。

さぁ、オスピッツォ駅はもうすぐ。


スイス・ドイツ一人旅 105





そして、ようやくゴール。

スタートから約1時間半かかりました。


スイス・ドイツ一人旅 108



疲れた・・と言うより、寒かった!

後半、天気もかなり怪しげでした。




ハイキングの最後、ある日本人の夫婦に出会いました。

旅が大好きで、2人で色んな所を旅してるんですって。

しばらくご一緒させて頂き、旅の話しを色々聞いた。

本当に素敵なご夫婦で、別れる時に何だかシンミリしてしまった。


出会いから別れまでの間が短い。

それが一人旅。




クールへ向かう列車に乗り込む。

しんみり気分に追い打ちをかけるように、ザーザーと雨が降ってきた。


行きはあんなに写真を撮りまくった風景も、雨のせいでほとんど見えず。

やっぱり天候って重要ですね。




ホテルへ戻ると、時刻は夜の8時半。

お腹ペコペコだったので、ホテル1階のレストランで夕食。


スイス・ドイツ一人旅 109


お勧めされた、この料理。

ハッシュドポテトの上に、ハムと目玉焼き。

そしてたーーーっぷりのチーズ。


ちょっと油っぽかったですが、熱々ジュージューで美味でした。





雨、明日には上がってますように!

てるてる坊主に祈り、眠りにつきました。



■ 宿 : Hotel Drei Könige



2日目:12,758歩






<3日目へ続く>






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Last updated  2008.08.01 04:16:33
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