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2009.10.15

秋晴れの小旅行＜森のおくりもの編＞

(16)

テーマ：パンを焼こう！(15829)

カテゴリ：東海地方のパン屋さん

伊豆の先端、下田市の山道をブンブン走る。

次第に信号が無くなり、同じ様な景色が続く。

見つけた。

味わいのある素敵な看板に、いきなりテンションが上がってしまう。

目的地はもう少し先。

看板には、「入口　この坂の頂上です」。

頂上。。。。

まさに、その言葉通り。

ちょっと信じられない程の傾斜の坂道をズンズン上る。

看板に従ってカーブを曲がり、

うねうねと山道を上っていく。

ようやく到着。

念願のパン屋さん。

『石窯パン　森のおくりもの』

到着したのは１３時１５分ごろ。

石窯を前に、熱心にパンを焼くご主人の背中が出迎えて下さいました。

仕事を上がられたご夫婦が営む、山の中の小さなパン屋さん。

手作りの薪窯を使い、こだわりの材料でパンを焼く。

あふれる自然と綺麗な空気。

まさに、名前の通りのパン屋さんだなって思った。

やりたい事をやれる範囲で楽しみながら。

パン小屋のすぐ横には、ウッドデッキ・・・というか東屋？

パンを食べながら一息つけるスペースがありました。

パンの焼きあがりまで、こちらで待たせてもらいます。

テーブルも椅子も手作りなのかな。

温もりあふれる家具は、見てるだけでウキウキしちゃう。

セルフサービスでコーヒーやお茶をいただけます。

お客さんが少しずつ集まってきて、

コーヒーを飲みながらパンの焼き上がりを待ちます。

１３時半。

まず、大型パンが焼き上がる。

続いて小型パンを焼くみたいで、

あと３０分ほどお待ちいただけますか？　と奥様。

もちろんです。

こんな素敵な自然に囲まれ、

パンの焼ける匂いを嗅ぎながら、ワクワク待つ３０分。

苦になるはずがないですもん。

しばらくすると、奥様が焼き上がったばかりの大型パンを持ってやってきた。

そして、ななんと。

焼き立てパンをその場でカットし、

少しずつ味見をさせて下さいました。

石釜で焼き上げてるので外はバリバリ。

そして、湿気を含んだムッチムチの焼き立てクラムにヤラレました。

どのパンもとても優しい味わい。

美味しいなー。

そうしてるうちに、あっという間に１４時。

ようやく全てのパンが焼き上がります。

先に来たお客さんから、１組ずつ店内に入り、パンを買う。

カッコイイ石窯と、焼きたてパンとご対面。

どうですか。

焼き上がったばかりの美味しそうなパン達。

焼き立てアツアツを、外のデッキでいただきます。

これ以上の贅沢、無いですよね。

【竹炭チーズパン】 (\200)

竹炭パウダーが練り込まれているそうで、驚くほど真っ黒！
でも炭っぽい味や香りは一切ないです。

焼き立てというのもあり、チーズがトローリ。
アチアチ、最高。

外はサクっと、中はしっとり。
クセがなくてとても食べやすいです。

【そばくるみあんパン】 (\250)

そば粉・そばの実・クルミ入りの生地に、自家製のアンコがたっぷり。

パンもアンコも、これまた熱い！
手でちぎるのも苦労するほどアッチッチ。

アンコはしっとり、水分多めで優しい甘さ。
サクっと香ばしいパンと合う～。

【ハードトースト一斤】 (\400)

中はムチムチ、外はバリバリ。
これぞ石窯パン！という感じがします。

ほんのり甘くてすごく優しい味。
パン耳、香ばしくってホント美味しかったー。

天然酵母を使ったパンもたくさんありましたが、

どれも酸味が無く、とても食べやすくて優しい味わい。

ご夫婦のお人柄が表れているのかもしれませんね。

持ち帰ったパンを焼き戻して食べましたが、

やっぱり、焼き立てを、この空気の中で食べるのが一番だなって思いました。

「パンを買いに行く」というよりも、

ぜひとも、パン屋さんをひっくるめたこの自然を満喫してみてほしいです。

素敵な時間、美味しいパンをありがとうございました。

□■□ 石窯パン工房　森のおくりもの □■□

住所：静岡県下田市横川1051-3
電話：0558-28-1636
時間：13:30～焼き上がり
定休：月、火、水、木（祝日の場合は営業）

＜おまけ＞

ちょうど、 all aboutでも紹介されてて、ビックリ！！

まだまだ続く、秋の旅。