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2008年04月01日
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カテゴリ: 読んだ本
「No.6」2


作者:あさのあつこ

1に引き続いて2も読みました。近未来都市に住む少年は自分も追われる立場になり、その人工的な街から出て、外のいわゆるロストタウンに住むようになります。そうやって自分がいままでいた世界を外から眺め、また今いる場所がいままでの価値観とはまったく違うところであることを受け入れる中で、その人工的な近未来都市がいかに虚像であったか、その中でいかに自分が与えられた人生を送っていたか、に気がついていく。
ロストタウンはあえて言えば、今の混沌としたこの世の中に近く、その中で人はもがいて自己と他者の交わりの中で、成長の過程で自分とは、というものを確立していくと私は思います。けれど人工都市では、それが個人個人の能力(それも測られた一面のみ)で最初から決められ、与えられたコースこそが生き方だと、それが社会のすべてだと純粋培養される。子供たちは、たぶん疑わずにそれを受け入れて生きているんでしょう。そんな中で、人間のあるべき姿とか、人工都市の在り方を外から眺めて考える機会を与えられた少年は、幸せ者なんだろう。
今は本人もまだそんな風には思えていないけれど。
今後ストーリーが展開していくにつれ、たぶん少年はその人工虚像都市を変えよう、というか破壊しようとする行動にでるんじゃないかと思う。
どんな展開になっていくのか先が楽しみ。






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Last updated  2008年05月27日 23時40分37秒
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