せび邸

せび邸

2004.08.08
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カテゴリ: 映画
以前たまたま知り合った脚本家の方(3回くらいお会いしただけです。。汗)に薦められて見た映画です。レンタル屋にはもう置いてないと思います。。(汗


この作品は、長崎への原爆投下を扱ってますから、これからもTVでやること、あるんじゃないかと思います。これ、タイトルがいかんのですよ。。いい映画なのにタイトルのせいでえらい損してると思います。内容にはふさわしいタイトルなんですが、キャッチーぢゃないですよね。。(汗

あらすじは忘れました。。ある大家族の人たちとそこに関わる人たちの8月8日を、オムニバス風に切り取って見せる作りになってました。戦時中の長崎で、悩んだり、喜んだりしながら一生懸命生きてる人たちの姿がじっくり描き出されます。
8月8日に祝言をあげて、やっとふたりきりになれたとき、永遠の愛をお互いに誓い合う新婚さん(佐野史郎と南果歩)とか、米人捕虜の扱いの不当性に悩む通訳(黒田アーサー)とか、特攻隊員として出征する恋人と駆け落ちを企てようとする女学生(仙道敦子)とか。。

ラストの場面は8月9日の正午前です。
彼らを含むすべての登場人物の上に原爆が投下されるとき、見る者が感じる理不尽さは強烈です。湧き起こってくる感情をどう処理していいのか、私はしばらくとまどいました。ただのそこそこできのよい映画かと思っていたものが、過激な存在だったことを知りました。その過激さのためにこの映画は、逆に埋もれていくのかもしれません。

また、真摯に生きるこれらの登場人物を通して描き出されるのは、私にとっては「あらかじめ失われていた日本」の姿でした。伝統と慣習の中に生きる日本というか。。
その様子にはなぜか懐かしさを感じます。知りもしないはずなのに。でも同時に、違和感もおぼえました。



最後に。。
「選択」って文字打ってて思い出したんですが、私は今さっき、普段エマールで洗っていた大切なポロシャツをアタックで洗ってしまいました。。

間違った洗濯。。

お、おあとがよろしいようで。。(汗





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Last updated  2004.08.08 22:29:27
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Comments

セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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