せび邸

せび邸

2004.09.09
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カテゴリ: 映画
「ローズマリーの赤ちゃん」
今見ると普通に見える映画なんですが、30年ほども前の映画が普通に見えるってのは、たぶん普通じゃないことでしょうね。。
現在では絵画的に画面キメキメ、照明の当て方コリコリなポランスキーも、こういう撮り方してたんだなぁ、と感慨にふけりつつ見てました。

「ミスティック・リバー」 (クリント・イーストウッド)
面白かった。好きな映画です。けどイーストウッドの他の作品と比べると、ちと物足りない気が。。普段はもっと映像に含まれる情報量が多いような気がしました。伝えたいことに絞りきったせいなんでしょうか?
普段からカメラワークにおいて、切り返しを多用してたんたんと語る印象を強調する監督ですが、今回はとりわけ多用してたように思いました。ある物を正反対のふたつの方向から撮って見せることへのこだわりが、いつもながら気になります。もし彼になにか聞いてもいいと言われたら、このこだわりについて聞いてみたいっす。けどきっと、「それが一番、万人に分かりやすい技術だからだ」とか、言われるんだろうなぁ。。

「オースティン・パワーズ/ゴールドメンバー」
おもろかった。笑えます。こういうはちゃめちゃな映画は大好きです。

「ラスベガスをやっつけろ」 (テリー・ギリアム)
そのさらに上をいくのがこの映画です。これはもう、すごいという他ない。。

これ見ると元気になれるのは、私だけですか? (汗

「さまよう魂たち」 (ピーター・ジャクソン)
カット割り芸人(そしてプロットの名手)ピーター・ジャクソンの隠れた名作です。彼が撮った「ロード・オブ」を見た方の中には、的確ですばやくあまりにもハリウッド的なカット割りに舌を巻いた方も多いと思う(←ももちきさん風構文w)。
これ、ホラーとして封切公開されたはずなんですが、ツタヤの分類ではコメディです。そしてそれは正しいです。話はこんな感じです。
交通事故を起こし、同乗していた妻を事故死させた主人公は、そのときの衝撃で死者の魂(=幽霊)を見れるようになる。その<特技>を利用して、彼は悪魔祓い師を生業とする。3人の幽霊を仲間に引き入れ、にせのポルターガイストを起こさせ、それをおさめたかにみせ、金をもらうのだ。しかし彼が住む街には、強大な悪霊がいすわっており、その悪霊の魔手はやがて、主人公が心引かれる女性に及ぼうとする。。
だまされたと思ってみてください。悪くてもそこそこは楽しめるかと。。

「恋する幼虫」 (井口昇)
ホラーで笑える純愛映画っす。自主制作映画っぽい趣が素敵です。
ヒロインの女のコをかわいいと思うのは私だけだろうか。。
奇っ怪なストーリーが、不思議なトリップ感をもたらします。
しかし、ただ奇っ怪だというだけに終わっていて、ヒトの心の世界について何かを語るというレベルまでいけてないのが残念です。けど、好きだ、この映画。






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Last updated  2005.11.22 20:09:07 コメント(8) | コメントを書く
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Comments

セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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