せび邸

せび邸

2004.12.10
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カテゴリ: 映画
フランク・キャプラという監督が1930年代に撮影した「オペラハット」(原題「MR. DEEDS GOES TO TOWN」)は、ハートフルなロマンス・コメディでした。この映画のリメイクが「MR.ディーズ」で、原作に忠実なリメイクだと私は感じました。

フランク・キャプラはこれを撮った3年後に「スミス都に行く」(原題「MR. SMITH GOES TO WASHINGTON」)という映画を撮っていて、こちらはかなり有名らしいです。
「ドラキュラ都へ行く」や、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」といったの映画名、バンド名は、これにちなんだ命名でしょう。

キャプラの映画に主演したジェイムズ・スチュアート(「スミス都へ行く」、「素晴らしき哉!人生」)は、そのときの役柄がきっかけで、<ミスター・アメリカ>とか<アメリカの良心>とか、呼ばれるようになったそうです。後年の「裏窓」ではその<アメリカの良心>が、いくぶん歪んだ形で扱われていて、なんだかニヤリとさせられましたが。。
なぜかというとですね。。いくら怪我してて動けなくて退屈だからって、よその部屋を覗き見してるというのはどうかな、と。。(汗)
たしかに魅力的な行為ではあるんですがね。。
ヒトの本能みたいなところありますしね。他人の様子が気になるというのは。。
興味本位で、というより、自分の安全のため?
たとえばなんだかよく分からないヒトが隣に住んでたりしたら、けっこう怖かったりしますしね。。



この姿は、どことなく、アダム・サンドラーがさまざまな映画で演じてきた役柄とよく似ていると思います。「アダム・サンドラーはビリー・マジソン/一日一善」、「ウェディング・シンガー」、「NY式ハッピー・セラピー(原題「アンガー・マネージメント」=怒りのコントロール?)」などでの役柄がそうですし、「パンチドランク・ラブ」での役柄も、このタイプと完全に無縁とはいえません。
「パンチドランク・ラブ」の主人公は、怒りをコントロールできないという点で「NY式」の設定と関わっています。また、姉たちに(年上のきょうだいに)虐げられていたという点で、「リトル★ニッキー」と共通し、同時にキャプラ的な愛に満ちた人物たちの裏返しの設定です。しかしその主人公が、ひとりの女性を愛することで、本来彼がそうであるべき姿、サンドラー的(キャプラ的)な人間に裏返っていく(=変わっていく)話といえる気がしますし。
アダム・サンドラーが描く人物、描く世界は、このように(?)、とってもキャプラ的なのです。そこは、人と人が金で結びつく世界ではありません。
人と人が気持ちで繋がっている世界なのです。

この世界をどう捉えるかによって、サンドラーの映画の評価が分かれてくるんじゃないでしょうか? 
彼の描く物語は、古臭くてうそ臭い物語だということで敬遠されることもあると思います。
たったひとりの女の裏切りに傷ついて、400億ドルの遺産を捨てるのか?
と、いう疑問も、もっともかもしれません。
アダム・サンドラーは<お金の価値>を、きわめて低く見積もりますから。
でも実は、これって、とっても過激な思想なのだと私は感じてしまいます。
人の良さそうなヘラヘラ笑いを浮かべながら、馬鹿者と純真との境界線を行ったりきたりしながら、アダム・サンドラーは<お金の価値>について語りかけてきます。

と同時に、それがいかに過激な言動かということをよく知っているように私には感じられてしまいます。

私にとっては彼の演じる主人公は、ある意味、裸の王様なのです。
その王様は、<お金よりも大切なもの>という衣装を着ています。
彼の映画を観ていると、私はいつも、その衣装が見えるかどうかを問いかけられているように感じてしまいます。
その衣装が見えないときには、主人公の姿はバカに見えます。



私は、「お金よりも大切なもの」があってほしいと思ってます。
けどその前に、そんなかっこのいいこと言えるくらいリッチになりたい、というのが率直なところだったりしますが。。(笑)
相当成功してからでないと、こういうこと言えないですもんね。。(^▽^;)
私は日々、小銭稼ぎに憂き身をやつしておりまっする。。

ごちゃごちゃ書いてきましたが、以上はとても個人的な、サンドラーの映画の感想でありました。。

なにはともあれ。。
ビバ!Mr.ディーズ ですっ(^◇^)
私、この映画、めちゃ笑いながら観れました。





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Last updated  2004.12.11 18:35:20
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Comments

セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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