せび邸

Keyword Search

▼キーワード検索

セビセビ

2005.06.22

あずみ

(4)

カテゴリ：映画

いまごろ見た。

この作品の監督、「スカイ・ハイ」やら「ゴジラ」やら話題作を任されてるようやけど、ネットで検索するかぎりどれも評判ずたずたやね。。(汗)　それでも撮り続けられてるのは、将来性が評価されてるんかな？　そうだとすれば、なんとなく分かる気がした。
画面作りはしっかりしてたし、面白いアイディアもいっぱいあった。殺陣もまぁまぁよかったし。そやのにとっても退屈な印象しか残ってないのが不思議な作品やった。。

たぶん監督が撮りたいことと観客が観たいと思ってることにギャップがあるんやろうなぁ。
「もうええて。。」と言いたくなるくらいひとつのシーンが長いねんよねぇ。。ひとことふたことで分かる事柄を１０分かけて説明されてる気分？　馬鹿にされてる気がしてしょうがなかったわ。だから途中からはじっと画面を見てる必要を感じなくなって、マンガ読みながら音だけ聴いててたまに見るだけでじゅうぶんやった。。そのシーンでどういうことがやりたいのかはだいたい１，２分で見当がつく作りになってて、あとの１０分くらいはそれを延々引き延ばしてるカンジやったしなぁ。。
ハリウッド映画なんかはなんやかんや言うても絵画の歴史とか文学の歴史と映画がつながってるから、見落としてはならない画面があったり、聞き逃してはならないセリフがあるけど、これにはそんなもんまるでなかったみたいやというのもあるかな。
伏線？　なにそれ？　
みたいなあっけらかんとしたとこはええのかわるいのかわからんけど、おもろかった。

うん。。この映画は石井聡亙が撮るべきやってんろな。。
純粋に何かを突き詰めようとしてる人の姿、その人が迷う姿というのは、あまりにも石井聡亙的なテーマやと思うし。

オダギリジョーはすごかった。上戸彩っておもしろい存在感出せる人なんやなぁと思った。原田芳雄の殺陣は、個人的に好きなんで、ちょっとうれしかった。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう