せび邸

せび邸

2005.10.10
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カテゴリ: 映画
異才と形容されることが多い石井聰亙の短編オムニバスです。
この人の映画は、日本映画の標準より15年くらい進んでいるような気がします。だからこの人の昔の映画を見ても、あまり古臭いという印象は受けませんが、2004年公開のこの映画を今見ると、ちときついと感じるかもです。

「ラン・ローラ・ラン」をけっこう意識してた作品に思えましたが、「ラン・ローラ・ラン」じたいが石井聰亙の「シャッフル」を意識していたかのような映画でしたし、そういえば韓国映画「吠える犬は噛まない」にも、私は「シャッフル」の影響を感じました。てゆーか、ぱくり?(ごほごほ。。)
けどやっぱ、<走ること>をテーマに撮らせたら石井聰亙が世界一ですな。。
女性が恋人の居場所まで駆けつける物語×3が「ラン・ローラ・ラン」で、追われる男が走って逃げて辿りついた場所で女と出会うのが「dead end run」という感じです。
あと、あいかわらず音の使い方のセンスがいいです。

「last dance」
最初のエピソードです。「Casshern」で主演してた伊勢谷なんとかって人が走ってました。この人、いつ見ても足が長いっす。そして赤い皮ジャンがかっこよかったっす。
荒唐無稽な娯楽作品だという点で鈴木清順の「オペレッタたぬき御殿」と共通してました。



「doubles」
ドッペルゲンガーものでした。永瀬正敏が走ってました。
私にとっては、ちょっとハードボイルド臭が強すぎでした。


「・・・・」(←タイトル忘れた。。汗)
浅野忠信が走ってました。これが一番物語らしきものがあったんですが、なんか最初はもろに「シャッフル」だった気がします。。汗
でも、その後の展開のコメディタッチな味付けが「シャッフル」とは違うところかな。。
市川実日子(イチカワ・ミカコ)という女優さん、よかったっす。
じわーっと和むええ話でした。





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Last updated  2005.10.10 22:50:03
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Comments

セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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