せび邸

Keyword Search

▼キーワード検索

セビセビ

2005.12.01

阿修羅の瞳とエターナル・サンシャイン

(2)

カテゴリ：映画

いや。。どう思います？　「キングコング」。

なんか動物園のにおいがしてきそうなくらい迫力ありますよね。
キングコングと恐竜が闘う、というベタな発想はどうやねん？　と、思っていたのですが、ものすごい映像が楽しめそうですよね。。
こないだ映画館にグリム兄弟を観にいったとき、たまたまこれの予告編をやってて、なんとっ！　あのピーター・ジャクソン監督が画面に出てきて、「キングコング」を語ってたんですよ。
なんでも子供の頃「キングコング」が大好きな映画だったそうで。。
たぶんフェイ・レイが出てた方の「キングコング」のことだと思います。

私がにらむところ、監督のピーター・ジャクソンはサドですから、コング、虐められるんだろうなぁ。。
それとも虐められるのはナオミ・ワッツかなぁ。。

阿修羅の瞳
けっこうおもしろかったです、この映画。
ある意味アイドル映画というか。。
市川染五郎のための映画ってカンジなんですが、染五郎さんはとっても見ごたえのある役者さんですもんね。
とりわけ殺陣シーンがすごいんですよ。。歌舞伎役者さんですから、殺陣はおてのものなんでしょうか？　おおおおおお、ええもん見たなぁぁ、て、カンジになりました。
剣の構え方がまずサマになってますし、＜剣で切る＞という動作が終わった瞬間にも、ばちっ、と型が決まるんですよ。それが他の役者たちとの大きな違いでしたね。。

歌舞伎ファンの染五郎ファンのおばさまたちが、大挙して映画館に押しかけてたのかもしれないなぁ、と、思いましたが、でもまぁ、おもしろかったですよ。
日本映画には珍しいヒーローものだったですし。
ただ相手役の女優さんは、宮沢りえではないほうがよかったような。。
クライマックスの殺陣シーンとかね。。彼女も殺陣やるんですが、ひどいんですよ。。汗
そういうこともこなせる方を配したほうがよかったんじゃないかな、と、思いましたです。

えびの数ですか？
３匹ですかね。。汗

エターナル・サンシャイン
これまたけっこうおもしろかったです。
出だしの１０分ほどを見てると、「ああ、邦画もハリウッド映画に影響与えてるのかもなぁ」と思えました。ごくありふれた日常を淡々と描きつつ主人公の内面描写とする、てカンジで。役者の演技も自閉気味かと思うくらい押さえ気味で。。邦画っぽいな、と。。笑
けどやっぱ、展開のしかたはあちらの方が上手なんですよね。。汗

それとさりげない構図の画面であっても、光の当て方なんかにとっても気を配ってますし。
それで映像に深みが出るんですよね。。
こういうのと比べちゃうと「阿修羅の瞳」の映像なんて、ぺらぺらの紙みたいですよ。。なんか泣けてきそうなくらい。。汗

カウフマン脚本の他の映画に比べると、やや凄みに欠けますけど、とっても穏やかな気分になれる映画だったと思います。途中で展開されるカウフマン・ワールドのテンションは、ちと低めでしたけど。。見どころは多い映画でした。えび４匹。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう