せび邸

せび邸

2006.02.16
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カテゴリ: 映画
家族で楽しめる作品、ということだと思います。

そういう映画をあえてB級テイスト好きなおっさんが見たらどーなるか?
というのが、今回のテーマになるのでせうね。。笑


前半は私の期待通り、B級テイスト満開の展開でした。
さすが角川映画っていうか、エンタメに徹しつつ、どこかしら香港映画チックないかがわしげな雰囲気を漂わせてまして、これはみっけもんの映画かな、と、期待が高まっていきました。私、角川映画、好きだったんですよね。笑。薬師丸ひろ子さんの映画とか、池田敏春監督の「湯殿山ロク呪い村」とか、井筒監督の昔のハリウッドをめちゃ意識したコメディ「晴れときどき殺人」とか、記憶に残る映画がいっぱいあるのです。
わたし的に一番の怪作と思うのは深作欣二監督の「里見八犬伝」です。主演は薬師丸さんと真田広之さんなんですが、どーーーー見ても千葉真一のが目立ってるんですよね。笑。
んでまたそれが凄まじい演技なわけなんです。


まぁでもそんなことはおいといて。。



やっぱ妖怪っていうのを演じるには、キャラの強い人が必要なんでしょうね。ほとんど映っていないような妖怪まで、かなりキャラ設定がきっちりされてたみたいに感じました。
プロデューサーに水木しげるとか荒俣宏とかが名前を連ねてたから、そういうところもきっちりやったのかもしれません。そういう作り込み度はかなりのもんやったと思います。あまりなじみのない世界やったんで、どう反応していいもんかとまどいましたけれど。。汗


後半はなんか普通の子供映画でしたな。。オトナにはちときつかったかも。。汗
主役の男の子はとっても好演してるんですが、やっぱ子供だけにリアクションのバリエーションに限りがあるんですよね。。汗 しかも新しい妖怪に出会ったり、むりっぽい状況に出くわすたび、リアクションしないとダメなわけで、ちょっとかわいそうでした。。汗
前半を見ているとちょこちょこと細かい伏線は打ってたようなんですが、後半部分はまったく別の映画であるかのごとく、その伏線は無視されてました。。
1例をあげると、主人公の男の子の設定です。両親が離婚して半年くらいで、仲良しの姉とは離れ離れに暮らしているのですが、そんな複雑な設定にする必要があったのか? おい? てな感じの後半の展開なのでした。。汗


元々はけっこう複雑な展開にする予定だったのかもしれませんね。
営業サイドの判断とか、そういうので後半が変えられた、てな感じなのかな、とか思いました。
でもあきらかに前半のほうが角川映画らしくて私は好きでした。
もっとオトナの鑑賞にたえる映画にしてほしかったっす。(ムリ)


映画業界に知り合いがいると、こういうあたりの情報が得られて楽しいのになぁ、といつも思います。どなたかいらっしゃいませんか? 笑






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Last updated  2006.02.16 20:01:12
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セビセビ @ Re[1]:元気です(06/17) blue rose2792さん あそことはまた別のあ…
blue rose2792 @ Re:元気です(06/17) それはなによりでした。 ほっといたしま…
セビセビ @ Re:やっぱり!?(01/22) せしるんさん おぉ。。 だいたひかる…
せしるん @ やっぱり!? 私も鳥居みゆきを見たとき、戸川純を思い…
セビセビ @ Re[1]:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) sally-1020さん ご無沙汰っす^^ 絶望…
sally-1020 @ Re:とあるプチ・オタの見たいもの探し(01/18) ご無沙汰しております。 先日は有難うご…

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