FPの生命保険診療室

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アカウント型

・アカウント型

   従来の定期保険特約付き終身保険と似ています(と僕は思う)が、一番異なる部分は主契約の終身保険部分が
   ファンドと呼ばれる貯蓄部分に変わったことです。それと特約でカバーされていた部分が保障部分と呼ばれてます。
   が、このファンドと呼ばれる部分が曲者です。
   以前の定期付き終身保険では、終身保険部分で溜まっているお金(解約返戻金)が少なかろうが、万一の場合
   にはその数倍か数十倍(あるいはもっと多い)の保険金が終身保険から支払われていましたが、アカウント型
   のファンド部分からは基本的に溜まってるお金しか支給されません。
   (保障部分の定期保険などはキチンと支払われますが)
   しかも、終身保障に切りかえる場合には、ファンド部分に最低必要額が設定されている為、不足している場合は
   一時金を投入して補わなければ終身へ移行できません。
   ファンド以外の保障部分については、基本的に更新型なので更新時には保険料が上がります。
   上げたくなければファンド部分から取り崩して、保障部分の保険料へ充当しなかればなりません。

   「でもファンドを取り崩すと終身保険への移行が・・・」

   なんていう事が充分起こるのです。

   ですから、一生涯の保障がちゃんと欲しいという方は要注意です。

   でももっと悲惨なのが、以前に別の生命保険に加入していて、同じ会社のアカウント型に切り替えられる方は
   もっと注意が必要です。

   なぜなら、以前の契約で溜まっていたお金(解約返戻金)が、ファンド部分に充当され、かつ新しい保険契約
   の保険料を少しでも安くする為に、ファンドに溜まっているお金を毎月の保険料に充当されているケースもあ
   るんです。

   このアカウント型を勧める際に、「貯蓄もできて自由に引き出す事もできるんですよ」というトークを耳にし
   ますが、従来からある定期保険特約付き終身保険だってお金はちゃんと溜まっているし、契約者が引き出す事
   も可能なんです。

   このアカウント型の設計で、終身の保障がちゃんと作られているのは見たことがありません。(残念ながら)
   きっとどこかにあるとは思うんだけど。

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