ＦＰの生命保険診療室

入院費用が多額になった場合は

長期に入院した場合には多額の自己負担になる場合があります。

こんな時に、負担を軽くするための制度として「高額療養費制度」があります。

確定申告で行う、医療費控除と別ですよ。

具体的には１ヵ月に支払った自己負担額（食事標準負担額や差額ベット代は除く）が自己負担限度額を超えたとき、請求すれば「高額療養費」として超えた分の金額が払い戻されます。

【７０歳未満の方の自己負担限度額】
・　一般　　　　７２，３００円＋（医療費―２４１，０００円）×１％
・高所得者　１３９，８００円＋（医療費―４６６，０００円）×１％
・低所得者　　３５，４００円　
（市町村民税の非課税者）

たとえば、一般の方の場合で医療費が１００万円とすると、自己負担限度額と払い戻されるはお金は以下のとおりになります。

　７２，３００円＋（１，０００，０００円－２４１，０００円）×０．０１＝７９，８９０円（自己負担限度額）
１、０００、０００円×３割＝３００，０００円（自己負担額）
３００，０００円－７９，８００円＝２２０，２００円（払い戻し額）

実際の手続きは、退院後に病院の領収書、保険証、印鑑、預金通帳などを持参し、加入している公的医療保険機関（各事業所や区役所など）に申請書を提出しなければなりません。
また実際に払いもどしをうけるまでには、２～３ヶ月ほどかかります。

自分から申請しないと戻ってきませんよ！

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