シンガポールでサバイバル

以前シンガポールで勤務し、その後アジアの某国に

派遣された三十路日本男子より、

突如夜中の電話がございました。

この彼、シンガポールには比べ物にならない混沌なアジア某国へ

派遣され早１年半。

１ヶ月にいっぺんぐらい、国際愚痴電話をかけて参ります。

本日の愚痴は

「オンナが欲しい！」

男たるもの、オンナの応援がなければ、前に進めないのだということを

力説され

「現地妻でもさがしゃーいいやん」

というワタクシのてけとーなアドバイスに

「現地オンナには 萌えないんだよ ！」

という深刻なお悩みでございました。

今彼のこと、一瞬真面目でいい奴と思ったそこのあなた。

いえいえ、彼は日本に社用で一時帰国すると

何かがのりうつったように

毎晩合コンに明け暮れ、

その結果、毎朝違う場所で目が覚めるという

極悪卑劣、 オンナの敵 でございます。

でもまあ分からなくもないんでございます。

ひとりぽっちで、

アジアの秘境で戦う独身男子。

そんな彼がたまにオイタしちゃうのは

しょーがないか、と思ってしまったワタクシでございました。

だんだん思考が 男性化 してきている自分自身が、

別の意味で心配でございました。