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Marlboroでお馴染みのフィリップ・モリス社がロサンゼルス市近郊に住む64歳の女性から「同社の製品を吸ったため肺がんを患った」として訴えられていた「たばこ訴訟」でカリフォルニア州の上級裁の陪審は4日、フィリップ・モリス社に280億ドル(約3兆4600億円)の懲罰的賠償金の支払いを命じる評決を出した。懲罰的賠償とは被告側に重大な過失がある場合に通常の損害賠償とは別に科されるモノ。もちろん、フィリップ・モリス社はこれを不服として、評決を新たにやり直すよう裁判所に求め、控訴する方針。しかし、もし今回の訴訟で女性が勝訴した場合、次から次へと「個人たばこ訴訟」が始まりエライことになる。この女性の訴えは、17歳からたばこを吸い始めたが、長年の喫煙が原因で、肺がんが肝臓に転移した。喫煙を続けたのは「喫煙をがんの原因とする証拠はないというたばこ会社の説明を信じたから」で、たばこ会社側に過失、詐欺の責任があるというもの。一方、フィリップ社側は「原告はたばこによる健康へのリスクを知っており、喫煙は自らのの意思によるもの」と反論している。私個人の意見は、まあ、会社側の意見は当然といえば当然。喫煙は本人の意志の問題だと、私も思う。大体17歳から喫煙している原告は法を犯している。しかし、アメリカは陪審員制。これまでにも、陪審団は原告の訴えを全面的に認めて、経済的、精神的苦痛損害への賠償として先に85万ドルの支払いを命じていた。これらの結果について、アメリカのメディアは「損害額の大きさは、たばこ会社に対する陪審員の怒りの表れ」と分析している。たばこ訴訟で、個人が単独企業から得た賠償額としては今回が史上最高額。
2002.10.06
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「できちゃった婚」が横行する今の世の中。最近、巷でもよく耳にする。何だか女性がそれをタネに婚姻を迫っているように捉えられがちだがさて、男性諸氏のホンネはどうなんだろう?本当は「今、産んで欲しくはナイ」だけど「手術してくれ」なんて、とても恐くて言えないすなわち「産んでくれ」って言う方が話が早くて喜ばれるというような図式が、浮かばナイわけでもない。でも、言い争うのが面倒臭くて「産んでくれ」って言っているんだとしたら……。前回の米大統領選でも争点となった「経口中絶薬」。手術を伴うことなく薬を飲むだけで中絶できるとあってアメリカでの利用者は激増しているという。この薬の中絶成功率は92~95%で自然流産に近い形の中絶を行うというシロモノ。この薬、男性にとって良薬なのか女性にとって良薬なのかはギモンだ。でも男性陣が「手術して」と言い出すよりは「薬飲んでくれないか」と頼む方が言い易いかも知れない。女性の体のことを考えれば薬の方が手術より安全に違い無い。若い未婚の女性がオドオドしながら産婦人科の扉を叩く。っていうお馴染みのシーン、日本のドラマでよく出てくる。医療の進歩によって、これらの場面ももう通用しなくなってくる。この薬の是非については個人の問題だし、私にはよく分からないが、もちろん米中絶反対団体は米食品医薬品局に対して、同薬の販売差し止めを求めている――。
2002.09.26
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大麻の合法化をめぐって、全米で最も急進的な提案がなされている。この11月5日にネバタ州の住民投票で、その是非が決まる。同州では2000年に大麻の医療利用に関してのみは犯罪対象から除かれていて、1オンス以下の所持についても650ドルの罰金で済み、結構緩和されている。もし今回、可決されれば、21歳以上の成人で、車内や公共の場で吸わない限りは合法。3オンス以下の所持は目的を問わず罰則の対象外。 販売は酒やたばこ同様に州のライセンスを取得した業者が行い、購入時には当然、税金が発生する。州外からの輸入や販売に関する広告宣伝は一切禁止。今回、合法化を求める団体が7万5000人の署名を集めて住民投票までこぎ付けた。団体側の言い分は警察は大麻の取締まりに人員を配するより、殺人やレイプなどの凶悪犯罪に捜査を集中させた方が州の利にかなうとのこと。11月の住民投票で可決された場合、再度04年の住民投票にかけられ、可決すれば立法化する。世論調査結果によると、賛否の意見はほぼ半数だが、否定派が勢力を増す気配があるという。反対派は、法案が可決されれば、次はその他の薬物利用が認められかねないと主張しているらしい。なるほど。私がネバタ州の住民なら「YES!」なんだが……。
2002.09.14
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予想はしていたが、街の厳戒体制は異常さを増している。いつもなら、バスで15分もあれば帰宅できるのに今日は1時間もかかった。これなら即、諦めて歩いた方が随分早かった。明朝、出勤するのが今から思いやられる。5番街のウインドーディスプレイは星条旗一色だ。どこのデパートも高級ブティックもみんな商品を中に追いやって、全面に愛国心を押し出している。これでは「忘れろ」と言う方が、「平常心でいろ」と言う方が無理だ。みんな「まあ、そんなことはナイ」とは思ってはいるが心のどこかで「でも……」と不安は隠せないでいる。日本から来るメディア関係はハッキリ言って迷惑だ。また、この日のために、市内のアチコチで獅子舞を披露したり、折り鶴(千羽鶴)を贈ったり……。友好の印かも知れないが、どうも本意は違っているように見えるのは私だけではないはず。それらを(日本からの友好イベントを)こっちの日系メディアや日本からのクルーがカバーして日本で報道される。そりゃ、獅子舞を踊って、練習もせずに本番一発で歌いまくった人たちは、一生の記念になるだろうし、郷里への自慢にもなるだろう。それらを全てカバーしながら、同じ国民として哀しくなる。獅子舞に折り鶴、確かに気持ちはこもっている。しかし、阪神大震災の時、アメリカから救援物資じゃなくて気持ちのこもったキルトとかマーチ(行進)なんかを贈られていたとして果たして現地の人たちは喜んだだろうか。海外から何かを貰うからには、それなりの偉いさんがこの多忙時期に時間をさいて、式典などを行う。で、貰った折り鶴などは、それなりの場所にそれなりに飾らなければならない。折り鶴、獅子舞を非難する訳じゃないが、何か考え違いをしてはいないか、今一度考える題材になればと思う。あと9時間弱で、1年前のあの日と同時刻になる。私にとっても色んな意味で、この1年を振り返ってみるイイ機会だ。明日も、ごく普通のありふれたありきたりな1日の流れ作業であることを祈りながら出社する。
2002.09.11
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もうすぐテロから1周年を迎える訳だが、ブッシュ米大統領は、9月6日から8日までを「祈りと追悼の国民の日」とする布告を発したらしい。犠牲者と遺族への祈りと、神のご加護の感謝への祈りにぜひ参加するよう国民に呼びかけているみたいだ。何だか、宗教的な正義感を押し出した内容だ。前々から「9月11日を国民の休日に」という声がアチコチで上がっているが、CNNとタイム誌が共同で行った世論調査では44%が「賛成」、51%が「反対」という結果だ。当日は、朝から現地で遺族を招いて追悼式が行われる予定で、夜に市内各所の公園でロウソクを灯して集まるメモリアルや、家の窓にロウソクを灯そう!など、提案されている程度。当然、仕事も学校も今のところ通常通りだ。然し乍ら、日本のマスコミはワールドカップさながらのお祭り騒ぎだ。ビートたけしが現地から生中継して、崩れ行くビルの中から撮影された未公開のビデオを披露するという。 2001年9月11日、秋晴れで澄んだ青い空がとてもきれいな日だった。遠く世界貿易センタービルから噴き出す黒い煙りを見つめながら、家路を急ぐ人々に逆行して、日本語新聞の号外を作って配って歩いた。休日になろうが、なかろうが、追悼しようがしまいがニューヨーカーはあの日を決して忘れたりはしない。GOD BLESS AMERICA!
2002.09.02
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バーボン「ジム・ビーム」を醸造しているケンタッキーにあるクレルモン醸造所で、勤務中のトイレ回数や所要時間などをめぐって労組と会社側間で論争が起きているらしい。 会社側は8時間半の勤務時間内でトイレ休憩は4回と規定、これを破ると「解雇もあり」としているが、組合側は「ばかばかしい」と強く反発。同規則は昨年10月から設けられ、無制限にトイレ休憩を許可していた頃、悪用して仕事をしない従業員がいたための対抗措置としている。従業員の中には特製の下着を着用したり、仮病を使って自宅に戻る人もいるという。会社側は予め泌尿器科医に相談し、「2時間ごとなら問題はない」との助言を受けて導入。8時間半の勤務時間で4回のトイレ休憩は妥当な回数としている。また、医師の診断書があればこの限りではなく、自由にトイレ休憩を取ることが可能で、規則自体には問題がないと強調している。州政府は、会社側に対して「極端な規則などに関する注意」を与えているというが、さて、この規則の是非をめぐる州委員会の決議は?私的には会社側にイエス!なんですがね。そんなにトイレ行くかなあ~?就業時間が8時間半で4回、全然問題ないでしょう。ちなみに私は、この時間内なら2回です。まあ、仕事の内容、職種によって差はあるでしょうが、ね。
2002.09.01
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"Warm Up" w/DJ Spooky, Atomik Rage and InkHeads, and Kid AmericaWhen : Sat 8.31 (3pm-9pm)Where : P.S.1 Contemporary Art Center(22-25 Jackson Ave., LIC,/phone718.784.2084 )Directions : www.PS1.orgPrice : $6.00Summer’s ending, but you still have one last chance to warm it up with P.S.1’s final outdoor event. Wander through the sinuous, wave-like PVC tubing structures of William Massie’s architectural installation, Playa Urbana/Urban Beach, onto the outdoor dance floor, ensconced in the concrete embrace of the main building. Kid America will get it started with his Ritalin-scattered sound collages, melding classic breakbeats and warped children’s album samples. Atomik Rage will lay down hip hop beats while the InkHeads break out some live graffiti painting.P.S.1 regular DJ Spooky will cap off the party with experimental ambient beats.DJ Spooky’s performance is sponsored by agnes b.
2002.08.31
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「Let’s ghetto!」昨年まで「レッツ・ゲットー」を頻繁に使っていた女の子がいた。あえて下品にする、振舞うことがイイらしい。なんでも勘でもゲットー。「外道」とは少し意味合いが違うが、まあエチケットに外れた行為ということなら同意語かも知れないと思って、老婆心ながら「外道=げどう」を説明したことがあった。彼女は人前でゲップゥ~~~と気持ちよさそうに何度もしていた。なんでも勘でも「レッツ・ゲットー」と屈託なく笑う。わざと? かも知れない。すっごく可愛い子に目の前でゲップゥ~とやられるとこっちが、テレたり恥ずかしかったりして、なかなか注意なんて出来なかったりする。そもそも、ゲットーの意味はユダヤ人を差別して使われていたらしいが、転じて、黒人やヒスパニック系のスラム街を指す。それが、今や流行語で「レッツ・ゲットー」だ。なんでもヒップホップ系が流行の先端をいく時代。ゲットー系とセレブ系。アジアンはどっちに転んでも、もっともっとマイノリティーだ。SAYAちゃんは今、東京でゲットーしているのかな。I miss you very much!
2002.08.28
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5月に発売になってた「バニラ味のコーラ」を飲んだ。製品名は「Vanilla Coke」。で、肝心の感想はというと、うん。バニラ味。一口飲んで、えっ? ああ~、なんだあ~バニラ味、ふんふん、そう~、そ、バニラなんだ。って感じ。でも、2口目からは、なんだあ~、クリーム・コーラ(コーラ・フロート)と同じじゃん!てな具合。資料を見ると、この組み合わせは意外なようにも思えるが実は、微量ながら、元々コカ・コーラの成分に含まれていたとか。フレイバー系のコーラについてはレモン味など柑橘系を選択したペプシと、バニラやチェリーなど甘い系に着目したコカ・コーラ。その軍配はどちらに上がるかは分からないけど。喫茶店などで飲むコーラにはレモンは付きモノだし、初めからレモン味のコーラでも、お飾りにレモンの輪切りはつけるでしょ。多分。そう、このレモン、店によってクシ切りのところと輪切りのところがあるけど。どっちが正当派なんだろう? って、ま、どっちでもイイけど。で、このバニラ味のコーラは今のところ、日本での発売予定なないらしい。
2002.08.19
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楽天から「サービス停止」のお知らせがあったので、作品などの更新は、掲載したくてもできない旨、お知らせしておきましょう。ま、楽天にHP持っている方々は周知のことで今更、な感じです。しかし、個人的な友人(日米両方のゲストさん)向けに。「サービス停止」は日本時間の19日(月)らしいです。 編集:午前1時~9時閲覧:午前1時~4時(予定)って、ことになってます。この編集と閲覧の意味がイマイチ私には分かりにくいんですが、どうでしょう?一応、楽天からのお知らせに、そうあるんで。すなわち、アメリカ東部時間では18日(日)編集:正午~8時閲覧:正午~3時(予定)ってことです。すなわち、約9時間後~ってことです。では、どちら様も、ご了承頂くってことで。失礼致します。作品の更新は、多分、次週末?かな
2002.08.18
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半年ぐらい前からずっと気になっていた。BAGのことじゃなくて、マドンナMADONNAのこと。最新のマドンナのロゴに変な(意味不明)のカタカナが施されていて、いぃっ!となっていた。で、今日、その暗号らしきカタカナの解読に見事成功した。問題のロゴは「モヂジラミミヂ」と全面に強調されている。デザイナー各氏なら「ふ~ん」と気づかれるハズだが、この妙なカタカナ・フォントは欧文で打ち込む。で、日本人でない制作者がアルファベットで「MADONNA」と打ち込むと、「モチシラミミチ」になる。ここで、問題なのは、「モヂジラミミヂ」ではなくて濁音抜きの「モチシラミミチ」になることだ。「モヂジラミミヂ」にするためには「MA@D@ONNA@」とAとDの後に必ず@マークを入れなければならない。ここらが難解だ。この@マークの謎は解けない。もし日本語が理解できる制作者で、これらのフォントを使用するならば、「マドンナ」は「JS@YU」。制作者に教えてあげたい気もするが、このまま、意味のないままの方がイイのかも知れない。多分、いいような気がする。余談ではあるが、私の作品No.2、No.3に使用しているアラビックのフォントも間違ってるんだろうなあ。「I LOVE NEW YORK」とアラビックの書体で打ち込んでみたんだが、「モヂジラミミヂ」ほどの無意味なものになってるハズ。
2002.08.17
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1週間たって、やっと「また全然違うモノが送られてきた」の主から極カンタンな返事(メール)がきた。I apologize for the error, please just send us the bag and we will ship you the right bag.There a three different bags like that one, so someone must have confused them.Thanks for your patience.だそう。で、また送り返す訳だが、これが、また心配。また、全然違うものが……、ってことなさそで、ある、から。何せ、ここはアメリカ。十分有り得る。もちろん、相手先には違いが分かる写真は添付済み。だから、相手も、「ゴメンゴメン間違った。なんせ、同じメーカーで3種類もあるもんで、、テヘヘ。」ってな言い草。信じていいのかなあ~?we will ship you the right bag!まあ気長に待つしかない。
2002.08.16
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ついに、ニューヨークは「禁煙法時代」へ突入する。既に、公共施設やオフィスビル、劇場、中規模以上のレストランは全面禁煙だが、バーやレストランの中に設けられたカウンターや、席数が35以下の小さなレストランは例外だった。(実際、35席以下のレストランを探して入るのも、苦労しているのだ。それに「煙草が吸えるレストラン」なる本を片手に、今夜の食事にありつこうとする日本人諸氏も多い)しかし、今回の条例改正では、上記例外をなくし、全面禁煙にするとした。この7月、煙草にかける税金を20倍近くにも増やし1箱7ドル強にしたところだ。NYブルームバーグ市長は、どうも「煙草」に対して異常な敵対心(執念)を燃やすしているとしか言い様がない。改正の理由は「飲食店の従業員の健康などを守るため」となっている。が、これって正当化されるのだろうか。単に、自分が嫌いだから、という風にしか聞こえない。「かつて、私もマリファナを楽しんだよ!」というブルームバーグ氏のゴシップが紙面を賑わしたのは、この春のこと。18年前に禁煙したというのは氏の勝手だ。これでは、ホント禁酒法ならぬ、禁煙法時代の始まりだ。これ以上、厳しくする必要が、どこにあるのだろうか?煙草もお酒同様、嗜好品ではないか!来週にも、市議会に条例改正案は提出される。
2002.08.10
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テロ1周年を記念して、9月11日米スプリット航空が全便タダという企画を打ち出した。国内線の会社だが、マイアミを本拠地に全米14都市を結んでいる。で、ハワイは対象外だが、ロス、サンフラン、マイアミなど当日、すべての往復航空運賃がタダって訳だ。これを利用しない手はない。マンハッタンは当日、全く身動きがとれない。あちこちで追悼式典が行われ、各国首脳陣が来米する。当然のことながら、厳戒警備体制が敷かれ、市民はまた恐々と暮らすことになる。また翌12日から始まる国連総会のため、パキスタンのムシャラフ大統領なども来るらしい。アブナイ。とにかく、また市民の足は停まる。特に東側の交通渋滞はほんとヒドイ。なんで、国連がマンハッタンのド真ん中にあるのか、ギモンだ。ひっそりした島(エリス島など)にあってもイイじゃないか、という巷の声(社内のみ)。I agree.ほんと、迷惑している。総会の度に、想像を絶する数のNYPDが街角にたむろし、威圧感いっぱいに指示している。こんな、式典に紛れて暮らすより、エスケープ。と思ってカレンダーをみると、水曜日。絶対に会社、休めない日だ。
2002.08.08
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オンラインショッピングはこれだから、嫌になる。まあ、これはアメリカのことだから仕方ない。作品:Graphics No.12でも書いたが、半年前から欲しかったバッグをようやく手に入れた!と思ったら、全然違うモノが送られて来た。そりゃ、同じメーカーで同じようなモノかもしれないが、こっちはデザインで選んでいる訳だから、譲るわけにはいかない。で、今、早速、苦情なるメールを画像付き(下記参照)で送った。さて、お店の反応はいかに?Please let me know!
2002.08.07
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アメリカでは1996年、ニュージャージー州に住む7歳の少女、メーガンちゃんが向かえの家に住んでいた元性犯罪者に殺された事件がきっかけとなって、元受刑者の居所を公開する「メーガン法」が成立している。で、今回カリフォルニア州ロサンゼルス郡(人口940万人)は、性犯罪で有罪となった元受刑者(約1万8000人)の出所後の居所が分かる「性犯罪者マップ」をインターネット上で公開することを決めた。公開されるのは、元受刑者が住む通りと近くの学校や公園などで、元受刑者の名前やはっきりした住所、身体の特徴、犯罪歴などの詳細はネット上では公開しないが、警察署に出向くと閲覧できる仕組みだ。最近、日本でも性犯罪の事件が目立つ。ネットでサーチすると毎日1、2件は、この手の犯罪が社会面を賑わしている。それも、教職者や警官などだ。「メーガン法」。日本も、そろそろ取り入れてみるべきではないのだろうか?
2002.08.05
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日本から初めてハワイに行った時、パンナム機だった。あの頃、「アメリカ縦断ウルトラクイズ」の決勝もニューヨークのパンナムビルの屋上だった。同じビルだが、看板は今やMet Lifeに変わっている。「パンナムで行くアメリカ!」これこそステータス。これに憧れて育った。そして今度は、ユナイテッド航空が消えるかも知れない。同時多発テロ事件後の航空需要の冷え込みが原因らしい。18億ドルの救済融資を求めて、政府と交渉中らしいが企業倒産専門の弁護士グループを雇いいれたことも認めている。憧れていたあの頃のアメリカはどこに行ったんだろう。あの頃流行った音楽を最近よく耳にする。ラジオからテレビから突如として流れてきて暫し手を止め聞き入ってしまう。この夏はカリフォルニアにでも出かけたい気分。もちろん飛行機で!
2002.08.04
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5番街のショーウインドウ・ディスプレイが秋冬モノに変わった。暑苦しくて、見てられナイ。どうかと思うが、これも商魂、仕方のないことと諦めよう。もっと、どうかと思うのは、テロ1周年記念特別番組。地元ケーブルTV局「NY1」(タイムワーナー系列)は来月、2日間に渡って、特番を組むという。それもCMなし、これに伴う損益は数万ドルに及ぶとされている。それでもヤル! それは、それが、報道というものなのだろうか。番組は過去の映像(フラッシュバック)やグラウンド・ゼロ再訪、追悼イベントが主な内容。エンディングでは犠牲者全員の名前を読み上げるらしい。で、今、この朗読者を募っている。局アナじゃなく、朗読者だ。上手に名前を読み上げることに何の意味があるのだろう。もちろん地元局のみに限らない。全米ネットワークで、これらの特番は組まれるハズである。他に新聞、雑誌の類いも追随する。しかし、どうかと思う反面、自社でも特集を予定し、既に進行している。ワル乗りにならないことを願うしかない。
2002.08.03
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東芝日曜劇場が今秋9月で終わるという。1956年からというから、46年間にも及ぶ。昭和40年(1965年)6月に第1回目が放送された「女と味噌汁」まだ7歳だったから、多分初回は見ていなかったと思うが、当時、日曜ともなれば家族揃って同番組がやってくるのを心待ちにしていたことを思い出す。「芸者さん」という一風変わったキャラクラーを面白可笑しく、またお涙頂戴場面ではクギ付けになっている視聴者家族をやさしく包み込む。平岩弓枝と石井ふく子の名コンビ!この昭和の時代、この2人方はノリにノッテたんだろう。記憶にないのだが、「時間ですよ」も同年7月にスタートしている。翌41年12月には、「時間ですよ」と同じく森光子主演の「天国の父ちゃんこんにちは」が始まっている。森光子。今でこそ、大女優として知られるが当時は大阪弁を使いこなす漫才師あがりの庶民派でそこが、関西エリアではウケていたのだろう。彼女の「こんちわ~、パンツ屋ですう~~」という決まり文句が今でも耳でこだまする。池田辺りの団地で暮らし、自転車にパンツをのせて行商する姿は、当時、さほど珍しいことでもなかったのかも知れない。46年間で通算1500作を超える「東芝日曜劇場」がついに、その幕を閉じる。
2002.08.01
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作品 Graphics No.12に使用した商品のご購入は、このページの右下にある「お気に入り一覧」の「買い物するならココ!」から行けます。COOLEST SHOPというところで、日本にも送ってくれる?かも知れません。ちなみに、私が買ったバッグは8月5日に届くそうです。寿司シャツは男性モノ、一度コラージュしていないホンモノの写真たちを見てあげてください。結構イケテますヨ。で、私がハマっている「OBEY」のポスターシリーズはここでも売ってます。そのポスターシリーズの中に、「OSAKA」というのがあるのですが、一体、その場所がどこなのか、未だに探せていません。もし、ご存知の方がいらっしゃったら、お教えくださいませ。
2002.07.30
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私は未だに携帯電話を手にしたことがない。ここ2年、周りでもチョクチョク見かけるようになった。日本では当たり前のモノが遅れている。遅れた理由の一つに、受信(着信)した場合でもその料金を持ち主が支払う制度にあると思う。ジャンクなセールス電話も受けた方が払う。よって、友人同士でも、余程仲の良い間柄でもない限り電話番号を教えない人も多い。アメリカでやっと、写メール付きの機種が発売されたという。ソニー・エリクソン社の「mモード・ピックス」という機種で本体が$199.99携帯電話の底につけるミニ・デジタル・カメラが$129.99合計$330もするが、日本でもこのくらいするのだろうか?電話はかけるのも、かかってくるのも嫌いな方なので、多分、この調子でいくと値段に関わらず携帯電話とは無縁な人生を送ることだろう。
2002.07.29
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ここ2、3日、20℃前後と、ぐっと寒い。家の中でフリースのジャケットを着ている。日本は暑いんだろうなあ~~。そろそろ御中元を送らなければ……。せっかくアメリカにいるのだからアメリカのモノを日本へ、と思ってアメリカンチェリー、ロブスター、ソフトシェルクラブなどなど、色々送ってみた。しかし帰国して、どれも日本で買う方がずっと安価なことに気づいた。こっちから送ってるのに、すべて日本国内でハンドリングしている。ソフトシェルに到っては、なんと、ベトナム産が送られてきたという受取人からの報告を受けたこともあった。一流どころの代理店(○○○パック)で注文したのに!だ。ほんと、在米日本人をナメて食い物にしている日系企業は多い。さて、今年は何を送ろうか?結構、悩んでいる。
2002.07.28
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今日、取材で午後から116丁目のイーストハーレムにある美味しいと評判のプエルトリカンの「デリ」に行った。イーストハーレムは同じハーレムでも危険な地域として知られ、英語もほとんど通じない。人種は黒人に混じって、スパニッシュやカリビアンが多く、行き交う人々はとても陽気だ。このデリは電話すらない小さい店だが、ちゃんとした構えで掃除も行き届いている。店頭には訳の分からない揚げ物が何種類も並び、見るからに油っこい感じのモノばかりだ。午後2時過ぎだというのに店内は雑多な人種でごった返している。チキンの丸焼き。ブタ肉の炒めものをバナナに挟んで焼いたもの。真っ黒のソーセージ。ブタの耳の揚げ物。ちまき風、お米とバナナ、ブタ肉の包み煮などなど。何とか食べられそうなポテトボールを2個を注文して店内のカウンターに持ち込んだ。持参したお皿にきれいに盛り付け、周囲を全く気にせず、バシャバシャ撮影し始めた。こっちは先を急ぐサラリーマン。やれ、シェフは? この中身は?レシートくれます?マネージャー呼んでくれます?シェフの顔写真を撮らせて欲しいんですが……。と質問攻めだが、店員は一向に構わずシェフは知らない。マネージャーはランチ。写真は嫌だ。と英語交じりのスパニッシュで応える。 マイッタと思いながら半分諦めながら暫くブツをカウンターで食べていると、成りゆきをずっと見ていたとおぼしきカリビアン女性店員が、「あんたたち、一体なんなの!だいたいねえ~~」と威圧感いっぱいにカウンター越しに顔面に迫ってきた。日本の新聞の取材なんですが……、と、先から何度も何度も説明していることをことさらクリアリーに、負けじと大きな声でゆっくり話すと、「エッ? なんだあ~、リポーターなの~~?」やっと、ことの次第を把握してくれた。店に入ってから、ここまで約20分。で、その後「あの男がマネージャー」と教えてくれるのに約10分。何や、おったんか! 早よ言わんかい! ったく。しかし、マネージャーは写真お断り、例の女性が「私でもよければ?」ということで無事レンズに納め、以降、質問は全て彼女に。どのくらいココに勤めているの?「5days」えっ?5日?オイ、アンタ古株違うんかい!何や、その凄みは!店にはメニューもカードもない。で、お店のアドレスと電話番号を聞くと、「う~~ん、○○○の……」確認すると彼女の家の電話番号だったりする。からかわれている訳じゃなく、すべて、こんな調子だ。勝手にカチャカチャやって来て、せわしなく注文し、質問し、飲み込むように食べて逃げるように帰っていく変なアジア人。きっと彼女には、そう映っているのだろう。取りあえず、仕事終了。帰り際、どうもありがとう!と彼女に声をかけると、名前は?と聞かれ答えると日本人?中国人?と逆にインタビューされ始め、「I Love You?」の連発。最後にはHUGまでされるほどの歓迎を受けた。何が気に入られたのか未だ分からないがたった1個1ドルのポテトボールの取材で店を出るまでに1時間。ベリィは明日勤続6日目になる看板オバチャンだ。
2002.07.27
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私は生きて来てこの方、お金で苦労をしたことはない。その点において非常に恵まれていると言える。金銭的に一番貧しいと思うのは今現在の生活で、これからも、これ以下は多分ないと思っている。親友が昨日、サラ金地獄に陥ったことをメールで知らせてきた。それも自分が作った借金ではなく、実兄の肩代わりだ。彼の実家は元々資産家で、原因となったお兄さんはそれはそれは大事に育てられ、幼いころからエスカレーター式で上がれる某有名私立校を出て、20代はサーファーとしてミナミでも知る人ゾ知る素敵なかっこいい人だった。確かに「金持ちのボンボン」という形容がぴったりくる感じの人で、騙されやすいタイプかも知れない。弟である私の親友も兄同様の形容で表せるタイプではある。多分、彼もお金の苦労らしい苦労をすることもなくここまでやってきたことだろう。しかし、何年か前にご両親も他界され、この不況の折、頼る人もなく親の会社を潰すまいと、何とか必死で頑張っていた矢先の事件だ。彼からのメールの最後に「私の自慢は、強い精神力です。よって、ご心配なく」とあった。遠い昔、彼の強い精神力に支えられたことが何度かあった。受け取ったメールを今や親友の元旦那に転送した。元旦那からの返事は「親友のピンチを聞いても、連絡すらしてあげれない自分が悲しいです」このたった1行の言葉の重さに息が詰まった。みんな、みんな苦労している。
2002.07.23
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一部を除き、街が碁盤の目になっているマンハッタン。これなら自転車さえあれば何処へでもラクラク行ける!と思っていたのは来米して1か月の初心者の頃。この国には『オバチャリ』のような篭付きの自転車などなく全てスポーツタイプで、上体を伸ばしてハンドルを握るモノなどない。大抵はデリバリーやメッセンジャーたちが利用している。第一、自転車専用道路もなく、歩道を走ることは絶対ダメ。イエローキャブに混じって、車道を堂々と走ってのける自信が無ければムリだ。それに駐輪すれば、まず捕られることを覚悟しなければならない。元同僚だった青年が退社してピザ屋のデリバリーマンに転身した時に聞いた話だが、同職につくには、もちろん自転車は持ち込み。盗難に遇ったら即失業状態。たった2、3分の駐輪中にも捕られることしばしば。まあ地域にもよるが、ちなみに彼はハーレム125丁目界隈担当だった。よって同職の人は、相当重いだろう厳重なクサリ、カギ類を体中にこれでもか!と巻き付けて走っている。最近、この街でスクーターを漸く見かけるようになった。バイクと言えば、お国柄ハーレーなどのいかにも!といったアメリカンタイプが多かった。多分、他州から来た田舎者に違い無い。しかし近頃、ヨーロピアンタイプでキメている人やベスパをオシャレに乗りこなしている若者が目立つ。そう言えば、今春コンベンションセンター(国際見本市)で行われた自動車ショーに行った時も「ベスパ」の代理店が立派なカタログを配っていた。どうやら、スクーター時代到来のニオイがする。ヤマハやホンダも今ならニューヨークでの市場は期待できるだろう。そう、全米展開は厚かまし過ぎる。あくまでもマンハッタンでの話だ。フリーペーパーでお馴染みの「VOICE」にもスクーター販売店の広告がチラホラ出てきた。もし手軽に買えるなら、ベスパにでも乗って……、と夢は広がるが、PCがこの世から無くならない限り多分、私は家に引き蘢ってるのだろう。
2002.07.22
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アメリカで肥満が社会問題となっている。確かにこの国には、えっ!と絶句するような巨漢が多く、それも日に何人もこういった人たちを見る。6月に米航空会社の中でサービスが良いことで知られるサウスウエスト・エアラインが、 体重が一定以上の乗客については、2座席分の運賃を支払ってもらい、2座席分のスペースに座ってもらうというポリシーを決めた。体重が一定以上とは、同社のエコノミー・シートの座席幅(47.5cm)に収まりきれない乗客のことで、当然機内食も2人分食べられる。 夜のトークショーで「これじゃ、太っている乗客が益々太るだけだ」などとからかわれていた。肥満の原因はカロリー過多の食生活と慢性的な運動不足。つまり肉食、ジャンクフード全盛のアメリカの国民病であり、リモコン、コードレス、車社会の文明病という訳だ。連邦政府は、もはや座視できないとしてライフスタイル改善のため様々な啓蒙策を講じているが、ニューズウィーク誌は挫折しがちなダイエットに挑むより、些細なことも日課として続けることが大事だとしている。2年前まで約25分かかって、毎日徒歩で通勤していたがこの街の異常な「寒さ暑さ」に閉口して断念。しかし、他に運動らしいこともせず、毎日会社と家の中で一日中、コンピューターをいじっている私は危機感に怯えている。明日から、また徒歩通勤……、言うは易し、だ。
2002.07.20
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月曜の夜から、全くネットが繋がらず(現在も)、丸2日、家では更新すらできない。これって、毎回「DSLにしろ!」というEARTHLINK.NETからのインフォメーションを無視し続けているから、嫌がらせか?今どきダイヤルアップも……とは思うが、ダウンロードとか時間が必要な時は、会社でやるから、不自由は感じていない。しかし、困った。今、この文章は会社で打っている。ダイヤルは月$19.99、DSLは月$41.99。でも今や、ケーブルの方がイイという人も多い。ロードランナーにすると、メールアドレスも変更になるし、色々面倒クサイ……。取り敢えず、今日、仕事が終わったらEARTHLINKに電話して改善を申し立てるつもり。だから、って訳じゃないけど……、今週末は作品などの更新はムリ???ということで、ヨロシク!
2002.07.17
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この週末、取材をかねてコネチカット州にある巨大カジノ「モヒガン・サン」に泊まりがけで行った。マンハッタンから車で時速70マイルで飛ばして約3時間。で、免許証はまだ「仮免」状態。この夏の休刊週にでも路上試験を受けるつもりだ。仮免はNY州内なら、取得者が同乗していれば運転可能なんだが、州を越えることは御法度。初めて左ハンドルを握った感想は、「な~んだ、同じじゃん!」法規は左右逆だけど、基本的に感覚は全く同じだ。というのも、日本の免許証をパア~にしてしまってから早、4年以上経つので、今さらこの歳で日本で教習所に通うのも勘弁して欲しいからという簡単な理由で、こっちで取得中。まあ、そんなことはイイとして、モヒガン・サンは期待していた以上に楽しめる。カジノ以外にマイケルジョーダンのステーキハウスや2、3週間先まで予約でいっぱいのスパ・サロン、ディスカバリーチャンネル・ショップなど話題となる店があって老若男女ともに楽しめる。しかし、そんなアミューズメントパークごときで満足する訳もない私は、モヒガン・サンから北へ約8マイル先にある映画『ミスティック・ピザ』の街へも足を延ばした。今にもジュリア・ロバーツがエプロン掛けで出てきそうな錯角さえ憶える同名の店があった。何とか、店でピザを……と思ったが、ミステック・マリオットホテル内にあるエリザベス・アーデンのスパサロン『レッド・ドア』の予約時間が迫っていたので泣く泣く断念。昨夜、マンハッタンに戻って何気にテレビをつけたら『ミスティック・ピザ』が映し出されていた。★★★★の評価を得たピザ。映画のストーリーでのことだが、何だか、とても惜しくてならない。
2002.07.15
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今日は締め切りで早く終わったので即、家に帰ってサクサク作品を作った。「666 Fifth Ave.」というタイトルなんだが……。で、このビルは元々住友不動産販売が所有?していて、まあ、不況の煽りをくって2年前に手放したんだけれど。よって日系会社のテナントが今でも多い。このHPオーナーである私は自分のページのアクセス記録をチェックできる。但し、プロバイダーの番号などだけだが、でも日本からかアメリカからか、といった簡単な識別は可能だ。ドメインを持っている会社や組織などのWWW.以下は表示されるのでどこの会社の人が見て下さったが何とな~く分かる仕組みだ。どうやら、同じビルに入居している9階の電通(DCA)の人に見られたもよう。これはマズイ!キヤノン・デジタル賞を狙っている私としては、応募するまでに、作風を知られるのは結構イタイ。ニューヨークでの受け付け窓口はこの電通。私は送らず直接持ち込むつもりだったけど、何だかバツが悪い気がして弱気になってきた。それに、見られてしまったことを知ったからにはHPで掲載してしまった作品は出しがたい。電通のどなたかは存じませんが、Can you keep a secret?
2002.07.11
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アートって、作品って何?何がよくて、何が好まれないのか、分かるようで、分からない。自分が納得、満足して終わりなんだけど、以外なモノがウケたり、以外なことが指摘されたり、ホント、人の感覚って様々で面白い。オフィシャル・アドバイザー曰く、 オイル・ラーディンのウケがいいのは、 分かりやすさだと思います。 コラージュがわかりにくいのは、 これが運命ですな~。なるほど、分かりやすいモノは支持される。本人もそこを分かって作ってるから、結構シャレで楽しく、気も楽だ。でもある程度、ウケるものの方向性は分かってきた。エスカレーターを使った「教会」の評判はいい。このコラージュ作品は、素人でも簡単にコラージュが楽しめる「分かりやすさ」が含まれているからだと気付いた。この「分かりやすさ」こそ見失ってはいけないポイントなのだろう。分かってこそ「好きな作品」となるわけだ。審査員も人の子、たとえ変わり者、キレ者で売ってたとしても所詮「分かりやすい」道を開けておかないと選ばれることは稀なんだろうなあ。でも、人の感覚はホント「分かりにくい」。
2002.07.08
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ここ3か月ばかり休んでいるが、とにかく「e-bey」に一時期ハマってた。ロンドンからプラダスポーツのバッグを買ったり、ロスからクロムハーツのボトル入りの水を買ったり……。結構楽しく、お金もかなり注ぎ込んでいた。で、何故しばらく休んでいるかと言うとカナダのトロントの中国人と思しき人物に騙されたからに他ならない。アメリカの法律が適用しないカナダ、特にチャイニーズはアブナイ!と競売の達人「マオリン」が教えてくれたころは後のまつりだった。商品はDIESELのTシャツ1枚($33.00 includes shipping)まあ、被害額が小さかったから泣き寝入りも仕方ないが、何度コンプレインしても梨の礫。してやられたり!に腹が立つ。とにかく、トロントのSO WING SZEには気をつけろ!の巻。SO WING SZEは名前。詳細は以下のとおり。Seller Name : So Wing SzeAddress : 99 harbour square. 2807City : TorontoState : onZip Code : m5j 2h2Country : CANADASeller User ID: wongkoko
2002.07.06
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前々から取り沙汰されている独立記念日のテロ。その標的とされるニューヨーク。外から見れば、人々が相当懸念してあれこれ警戒して行動しているように思うらしい。まあ、そんな人もいると思う。でも同僚に限っては、皆無だ。みんな平常心を心がけ、今日も「じゃあ、金曜日に!よい休日を」と言って別れる。いつも通りだ。テロ以降、炭疽菌などで騒がれてた時期は水を買い置きする人や食料を買いだめする人もいたことはいた。今回の警告で同僚のカナちゃんは取りあえず、パスポートやグリーンカードなどのIDと飼っているネコたちの食料をまとめて簡単な「非常時持ち出し袋」を作って、枕の横に置いて寝るらしい。彼女とはご近所さんなので、もし、何かあったらお互い即、連絡が取れるよう、助けられるよう、暗黙で取り決めている。結構、これが心強かったりする。東を向けば国連ビル、西を向けばエンパイアステート。どっちも大丈夫なようで危ない区域と言われ、今回、また花火大会で身動きできないくらいの警備体制だ。こうなったら、覚悟を決めて家でじっとしているのが賢明というのが私たちの一致するところだった。「大丈夫に決まっている」と思いながらも、明日は早めに起きて、1日中CNNをつけっぱなしにして見るとはなしに、画面をにらむこと必須だろう。
2002.07.04
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嫌煙権がすごく強いアメリカではホント小ちゃくなってタバコを吸わなくてはならない。ニューヨーク市ではこの7月から、ついに1箱7ドル(1本35¢)になった。副流煙とやらを持ち出され、本当に迷惑がられる。なるべく他人に注意して、隠れてコソコソ吸う煙りは全然旨くはない。違法かもしれないが、税金が安い分、州を越えてネットで購入しているが、まとめて3カートンとかを買い、送料を払うとなるとこれまた結構な金額になる。会社でも禁煙、どころかビル全体が禁煙。雨の日も雪の日もコートを羽織ってビルの敷地外に出て、さあ~、一服、と火をつけると……、必ずと言っていいほど、「1本くれない?」と来る。それも、ごく普通の奴がくる。ホームレスとは限らない。あげない自分がすっごく意地悪みたいで、いや~な気になって、また落ち込む。クォーター(25¢コイン)を差し出して「1本売ってくれ!」という奴も結構いる。ほんと、至福の一服はこの街では望めない。
2002.07.02
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7月4日の独立記念日にはメーシーズの花火が毎年打ち上げられる。イーストリバー沿いに暮らしている私はその恩恵をまともに受け、涼しい部屋の中から大音響と共に楽しめる。前のビルさえなければもっと……、という欲は出さず、今年もビルとビルの間から(丁度、その間に船が停泊する)遠慮がちに拝ませて頂くつもりだ。これらの花火、実は今夜も打ち上げられていた。イーストリバー沿いに住んでいる者にとっては「またか」という感じで、どちらかというと迷惑?と感じている人も多いと思う。多分、毎年ひと夏に10回以上は上がると思う。もちろんメーシーズのものとは時間的な部分で比較にはならないが(メーシーズが異常に長い)内容(種類)はほとんど同じだ。以前、誰かに聞いたことがあるのだが、これらの花火はサットンプレイスに住む資産家たちの酔狂で上がっているらしい。例えば、誕生日で一発!という風に。隣りのビルのペントハウス(屋上に平屋を建てている)に住んでいる人は、明るいうちから30人以上の人を招いてどこかのレストランからウエイターごとケータリングして毎年サービスしている。しかし最近、どうやら引っ越ししたみたいで一体今年はどうなるのか、とても気になっている。花火大会まで、あと1週間窓ガラス1枚磨いてもらうのに(自分では不可能)8ドル。合計60ドル近く払って見る花火はかなり美しい。
2002.06.28
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にわか、ここ1か月「浅田次郎」氏のファンである。そもそも、弊社で今秋企画されている講演会に浅田先生をお呼びする、ということから始まる。同僚の澤田くんが彼の膨大な蔵書の数々から浅田氏の文庫を次々貸してくれた。で、この「にわかファン現象」は社内に伝染し気の合うミカリンにも飛び火し、現在、先を争うように読みふけっている。今週澤田くんから借りたエッセイ「勇気凛々ルリの色」を3時間半かかって読破したのだが、中でも291ページに書かれてある「理不尽について」に目が停まった。この項を要約すると、明治43年の日韓併合によって旧朝鮮王族の李王家が日本の皇族として礼遇され、李殿下は日本の皇族として日本で生誕。学習院、士官学校、そして日本帝国軍人として来る本土決戦(大東亜戦争)にそなえ、西日本の防衛を担当されていたという。そして広島の原爆の犠牲になられた。この史実について、ほとんど記述がないこと歴史の中に完全に埋もれてしまっていることを浅田氏は理不尽だと嘆かれている。同著は1994年から95年に「週刊現代」に連載されていたものの文庫化されたものだが、気になった部分を引用すると――戦後50年を迎えた今年、話題と論議はほぼ2つに集約されたと思う。ひとつはスミソニアンの原爆展騒動とフランスの核実験に伴う、原爆の回顧である。もうひとつは、韓国の従軍慰安婦問題を初めとする、戦時賠償についてである。一見してこの二つは別問題のように思えるのだが、実は不可分の事実であることを、李●殿下はわれわれに教えてくれる。われわれは議論をしなければならない。しかし自己の正当性ばかりを主張する議論は無意味である。要するに、毎度口をすべらせる日本の政治家は、誰ひとりとして李●殿下の理不尽な死を知らない。原爆投下を正当な行為であったと主張し続けるアメリカ人も、その死を知らない。そして、もちろん一方的な被害者である韓国国民には、理不尽に殉じた日本軍人がいたことを、知って欲しいと思う。(中略)爆心地の橋脚の下でじっと蹲っていたという異国の王子は、そのときいったい何を考えていたのであろうか。よその国の軍服を着、よその国の落とした爆弾の熱にその背中を焼きながら――。「理不尽とは、道理を尽くさないで無理無体に押しつけることである」と注釈がある。理不尽なことは世を生きていく上に多々ある。私に限っては毎週ある。しかし、この李殿下のことを知ったからには少々の理不尽は我慢できる、しようと思う。明日から社内でキレることを慎もうと。
2002.06.24
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どういうワケか、私の作品群においてオイル・ラーディンの評価が高い。結局、みんな駄洒落が好きなんだろうか?みんなは作品の中に「笑い」を求めているんだろうか?アートは所詮「娯楽」なんだから、笑ってもらえるものこそ「大切」かもしれない。そんなことに気が付いた今日このごろ。少し、肩の力を抜いて気軽に制作しようと思う。このHPを開設してからというものは、早く、新作を掲載しなければ、というプレッシャーに苛まれ、通勤途中、地下鉄の中を撮影したり自分の足下を撮ってみたり、毎日、素材集めに苦労している。しかし、繰り返しの日常の中にも結構おもしろいモノが転がっていたりする。毎日同じ駅で降り、同じ景色をみて同じ構図を撮っているのだが、不思議と違いが出てくる。その中から「笑い」を見つけるのは難しいが「なぜ?」という素朴な疑問は結構見つかる。
2002.06.23
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●DJ Spookyについて、私は彼を全く知らなかったため、同僚の河西さんが何かのサイトでわざわざ調べて教えてくれました。一応、彼を知らない人のために以下に情報を添付します。というのも、左の「ページ一覧」Graphics No.9に彼を使った作品が2点あるんで。何かの参考までに。******************************************************* ニューヨークにおけるアート革命“Illbient(イルビエント)”シーンを先導するアーティストの代表格かつ最前衛知性派・ターンテーブリスト・DJスプーキー(別名:That Subliminal Kid)ことポール・D・ミラー。 彼は、1997年に発表した『Viral Sonata』で、自らの音楽哲学と精神の根源を浮上させた。何層にも織り重なるミクロの電子音像が激動する過程を実況中継した楽曲群は、自らのDJ&ヒップホップに対する姿勢が、50年代に台頭し“ミュージック・コンクリート”の精神性を受け継ぐものだ……という声明のようにも聴き取れる。 ミラーは音楽だけにとどまらない芸術表現を模索し、DJのみならず美術&音楽評論の寄稿、また世界各地での講演を行い、ユース・カルチャーの壁を破壊している。またダンス・ミュージックを知的な方向に移行させ、評論家たちに認識させることに大きく貢献した。 彼の音楽は非常に都会的で、昔のグルーヴから生み出されるビートは、まるで生き残りを掛けた戦いに挑むように流行の音を切り刻んでいく。また、彼は教養がありすぎるために、常に難解な知識や音ネタを探求しているといえるだろう。彼が継承するのは、KRSワンといったヒップホップの教祖的ライム・スタイルや、ボム・スクワッドらのサンプリング技術であり、さらにバロウズのような小説家に影響を受けた世界も持ち合わせている。 彼の音楽はその名前同様に不気味で霊的であり、軽快なビートで人々をダンス・フロアに引き寄せておきながら、結果的には複雑怪奇な音や雰囲気でその期待を痛快に裏切っていく。POROFILE●本名Paul D. Miller。ワシントンDC生まれ。弁護士でハワード大教授の父を持つ(スプーキーが3つの時に他界)。亡き父の膨大なレコードコレクションをききまくって、あらゆるジャンルの音楽を吸収。メイン州の大学でフランス文学、哲学専攻。DJは在学中からラジオ局で経験。NYへ移ってから自らの音楽哲学を構築すべく、レコード契約を結び96年ごろから活躍、現在、サウンドメディア、音楽哲学について、各大学で講議を行う。また1998年、2年に1度開催されるホイットニー美術館のビエンナーレで、フイフイルム作品「slam」が選ばれている。彼の最新のサイトらしいです↓http://www.vh1.com/artists/news/1454100/05202002/dj_spooky.jhtml河西さん、どうもありがと!
2002.06.18
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もう知ってるかもしれませんが、Canon Digital Creators Contest 2002のご案内です。************************************************Canon Digital Creators Contest 2002キャッチ↓世界が舞台。デジタルイメージングの最前線へあなたにしかできない新しい映像表現、待ってます!全世界で作品受付中!!各部門ゴールドアワード20,000ドル応募部門↓●デジタルフォト(プリント)部門 デジタルカメラで撮影した写真、デジタル化された写真をストレートに、もしくは加工しプリントした作品●デジタルグラフィック/イラスト(プリント)部門 コンピュータを使用して制作されたイラストレーションやグラフィックなどをプリントした作品●デジタルムービー部門 デジタルビデオカメラにより撮影した映像を加工・編集して制作された実写映像作品やCGアニメーション作品●WEB部門 Internet Explorer 5.0 / Netscape Navigator 4.7以上で閲覧可能なインターネット上の映像/グラフィック作品 (インタラクティブ/ノンインタラクティブは問いません)作品募集期間↓2002年4月1日(月)~9月3日(火)主催↓キャノン株式会社協賛↓アドビシステムズ株式会社ベネトンジャパン株式会社マクロメディア株式会社キャノン販売株式会社(アメリカ、ヨーロッパ、中国、シンガポール、香港、オーストラリア)後援↓CG-ARTS協会財団法人デジタルコンテンツ協会問い合わせ↓日本語(東京事務局)03-3524-0015http://www.canon.jp/cdcc/英語(ニューヨーク事務局)212-261-4200http://www.canon.com/cdcc/てなわけで、詳細はネットで見て下さい。
2002.06.14
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