式根島倶楽部

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式根島の風習 2



 式根島では、中秋の名月の時に、おもしろい風習があるそうです。

  秋の満月の夜、子供がお菓子をもらいに各家を回るのです。


 昔は、ごちそうを持って集まったのだそうですが、某S商店の女将さんの話によると、今から何十年か前(つまり彼女が小学生だったとき)に、夜にそうやって子供が出歩くのもどうだろう、といった中学校の先生が自宅の前にお菓子を置いていったのがはじまりだったとかどうとか、ということです。
 そんなワケで、子ども達(小学生と中学生が中心、高校生になるとその風習からは基本的に卒業ということらしい)が、お菓子を玄関先においてある家を回るのだそうな。


 それって、ハロゥインって言わない? (笑)



 もっとも、近くにいた子供に「トリックオアトリートとか言うのか」と聞いてみたところ、きょとんとして「いたずらなんてしないよう」「ただ取りに行くだけだよう」とのことでした。ハロゥインとは何の関係もないみたいです(そりゃそうか)。



 まあ、ビニール袋に仕分けしたりしたお菓子を大人は玄関先(縁側)においておくワケです。(カラスに注意ですので、主に日没後に準備)

 子ども達は早めに夕食を済ませ、数人のグループをつくって6時~6時半集合で各家を回るのです。

 まずは「確実にお菓子がある家」から回るという(笑)徹底振り。
この日は無礼講で、遅くまで子供が出歩いていても大目に見てもらえるのです。
(普段は島では子供の夜の外出は保護者同伴でなければ禁止です)



 ちなみにお寺は暗くなると恐いので、先に回るのだそうな。老師と春麗


 真っ暗だしねえ~。


  追加。お月見は、9月の満月と、
         10月の十三夜の二回あるのだそうな。

  ちなみに、保育園児は車で回るらしいですよ。(それはどうなんだ・・・?)


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