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~ 心詩(こころうた) ~


僕は今飛べるのに飛べない鳥 力はあるのに力がない
動けるのに動けない 羽はあるのに閉じたまま・・・

使われることに快感を覚え 使われることに絶望し
ほかのみんなはきれいな花を咲かせ いまだに僕だけつぼみのまま

まるで恋が片思いに終わるかのように・・・・
もどかしさだけを覚え寂しさに朽ちていく・・・

完全な人間などいないと分かっていながら 
自分にできないことがあると苛立ちを感じる

自分の運命というものに逆らうことはできず 
「命」という砂時計を戯曲に詠う・・・

風の中に舞う塵に等しく 僕はとてもちっぽけな存在・・・・
ちっぽけなものだから 僕はこんなに弱いのかな・・・?

みんな同じと分かっていながら 自分の欲だとわかっていながら
自分に強く不快を覚え 儚き息吹を止めてみたい・・・

ほんの少しでもいいから ほんの一瞬でもいいから
この人間社会を離れて 違う世界へいってみたいな・・・・
ココとは違う 真実の安らぎのある場所へ・・・・

そう心で思いながらも 弱さを隠して強い振り・・・・
いつものようにすかした感じで 弱さを隠して強い振り・・・・

誰にも打ち明けられない秘密を
ただ・・・ただ心の奥底にしまい込んで・・・




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