元・天津駐在員が送る中国ビジネス・エッセイ

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カテゴリ: 日本社会


金メダルを取っても、約1年。銀なら三ヶ月。銅だと3日くらいしか、覚えてもらえない。

日本には、道というすばらしい教育制度がある。
段級制がそれである。
柔道だと初段から10段までに分かれており、10段が取れるのは、お迎えが来る前。
人によっては、お迎えが来た後に取られる方もおられるとか。
生涯かけてその道を究める。
日本のすばらしい教育制度です。


本日ある企業主催の講演会にいってきました。
講師は、山口香さん。

山口さんの教育感は、子供に考えさせる事を教えるというもの。
どんなに、山口さんが指導しても、本人に考える力がないと一流にはなれない。
それは、勝つという定説がないから、トップに立つには、どこかで賭をしないといけないから。
どんなに山口さんの勝てる方法を教えたところで、本人にやる気がなく、
考える力が無く、土壇場で自分の力を信じて、おそれずに賭にでなければ、勝てない。

そして、頂点に立つことが最終目標ではなく、オリンピック出場を経験すること自体が大きな自分の経験になる。

よく、経験の大切さを語る人がいますが、山口さんは、具体的に「上がる」という事例を用いて説明してくれました。
運動選手にとって、「上がる」という人間の性質はかなり致命的な結果をもたらす。

山口さんが「上がった」という経験をしたのは、一生に一回。
最初の国際大会で、アメリカに行ったとこの事だそうです。

全く英語が話せないアメリカで、自分の名前を呼ばれても、自分が呼ばれているのかよくわからない。
そんな環境で、金髪の対戦相手に向かったとき、その金髪の外人に対し、自分の無知から生まれるとまどいであった。
しかし、金髪になれれば、「上がる」という状態にはならない。
つまり、「上がる」という状態は、経験の無い事や物に接したときに起こる状態だと説明されます。
「上がって」しまったら自分の実力を発揮できない。
そういう状態にならないためには、いろいろな経験が必要である。
そのためにも、どこにでも、なんにでもでかけて自分の経験を増やしておく必要がある。

一流の選手は、その運動能力だけでなく、その競技以外の知識や経験も一流でないとそうはなれない。
結局、トップに立つと言うことは、人間性の問題だと言われていました。



若い人を教育すると言いますが、言葉で言ってもなかなか聞いてくれない。それよりも、我々大人が正しい事をしていれば、それを見ている子供達は、いずれそうするようになるのだと私は思います。何を如何に言葉で伝えるのかではなく、我々がどう活きるかが一番の教育なのではないでしょうか。







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Last updated  2009.03.05 20:38:06
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