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カテゴリ: 読書感想文
久しぶりに本を買った。
谷村志穂は元々好きだ。
中高生女子を描いた作品が幾つかある。
女性らしさを敢えて抑え目にしているのではと感じる文体と、
主人公の女の子のみずみずしい感性とがいいバランスで、
そこに物語の面白さが加わって、
正直暗い話だったけれど、読み始めたら止まらなかったのを覚えている。
ところが同じ女性でも、20代30代が主人公になると今一つだ、
と私は思っている。

今回の『アイ・アム・ア・ウーマン』は面白かったとは思う。
ほぼ一日で一気に読めたのは、
「どうなるんだろう」とページを繰らせる巧さがあるからに違いない。
が、全編に貫かれる女の駄目さにはうんざりするしかなかった。
多分自分の中の「駄目さ」「だらしなさ」を 見せ付けられている気がするからだと思う。
幸せでもないのに、
一時の楽しみの為だけにずるずる続けてしまう怠惰の中にある自虐的な喜び。
そんなものにはもう皆飽々しているように思う。
結局そこから脱け出す決定的な答も示されていない。
自分で考えろ、って事なのか。
だったら何の為にこの小説はあるんだろう…。

「主人公の女がなぜああしたのかは理解できない。でも引き込まれた」と言っていた。
原作を読みたいと思っていたけれど、
今回と似たような感想を持つ事になりそうな気がするな。
作者は確か結婚していたと思うけれど、
『結婚しないかもしれない症候群』でデビューした時から、

なんかもっと、新しい女像が読みたい!
誰の小説を読んだら良いんだろ。
桜井亜美とかは余り世界観好きじゃないしな。
ランディも短編集1冊でお腹一杯になった。
ばななはどっか行っちゃった…って気がするし、
大好きな新井素子は超が付く遅筆だ。
あれか、『インストール』とか?
それとも山田詠美読んどくしかないのか?

まぁ好きな作家・期待する作家は他にもいるにはいるんだけれどね。
姫野カオルコとか篠原一とか。
…ってここ数年好み変わってないな…。
成長してないのか…。





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Last updated  2012年03月13日 02時46分01秒
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