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しらかわみち

しらかわみち

2009/01/18
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カテゴリ: テレビ
 日本テレビ系1月14日放送。1969(昭和44年)に起きた東大安田講堂事件をドラマ化。1968年、ベトナム戦争は泥沼化し、世界中で若者を中心とした反戦デモが繰り広げられていた。東京大学でも、医学部のインターン制度の問題に端を発した大学側と学生との対立で、学生たちは本郷キャンパスの安田講堂に立て籠もった。これは、学生が立て籠もった安田講堂が陥落するまでの警察(機動隊)と学生たちの攻防のドラマです。
 毒をもって毒を制する。警視庁は、東大出身のキャリア、警備第一課長の佐々(陣内孝則)を機動隊長に投入。この陣内がまた格好良かったです。警察は、内定捜査により、安田講堂内に運び込まれた、学生が武器とする火炎瓶や投石に使う瓦礫の量を把握。なるべくけが人が出ないように、これらを全て吐き出させる陽動作戦を実施。学生が占拠している東大の建物を順次封鎖解除し、安田講堂を追い詰めていく。知能戦ですね。機動隊がバリケードを突破して建物内に入ると、火炎瓶で攻撃され、消火しながらまたバリケードの撤去作業の繰り返し。学生も最後は逮捕されるのを覚悟しているから、けが人が出たから休戦とかどこか牧歌的で、機動隊からも「ふざけるな。」と言われたりして。まあ、自分たちの主義主張をどこまで訴えられるかということで、最後の引き際もきれいでした。当時のテレビ中継の視聴率が44%ということや世論も学生に同情的だったこともあったけど、でもメッセージ届きましたか?最後に、東大まで入ったのにまともな就職口もなく大丈夫かと逮捕された学生を心配する部下に、「心配するな。失礼だよ。これだけのことをやったんだ、大丈夫に決まってる。それに人生なんて終わってみなけりゃ分からないものさ。」と答える佐々。でも、テレビの全国放送の影響を考えて「理想や夢を語ることが割に合わないってことにならなきゃいいが。自分が得することだけを考えるような時代が来なけりゃいいけどな。」と心配してます。自分の仕事は治安維持だと言いながら、学生を見る目はどこか温かい。
 あれから40年経って、関係者は皆ほぼ60代以降。会社も定年で、答えも見えてきた頃なのでしょうか。でも、今の時代はどうですか。自分が得することだけを考えるような人がはびこってませんか?安田講堂を出ても、闘いは続くと言っていたけど、それは、伝わらないかも知れないけど、小さい声かも知れないけど、日々、想いを伝えていく作業だと思うのだけど。この40年間、バブル経済もあり、湾岸戦争もあり、アフガン紛争や、イラク戦争もといろいろあったけど、今の派遣切りにしても、個人責任を問うような冷たい意見が出てくるのは何故。想いが伝わっていない。佐々さんも若者はもっと世間に対して怒るべきだと語っています。
 でも、こんな企画、よく通りましたね。40年前だからもう歴史になってしまっているのか。何せ、「日本史サスペンス劇場」ですからね。学校の日本史では、3学期の終わりで、現代史なんてろくに教えないですけど。40年前の中継でも流れたそうですが、「インターナショナル」がテレビから流れるなんて。天安門事件以来ですね。

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Last updated  2010/10/17 06:22:52 PM
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