Single Income Three Kids

< 新しい記事

新着記事一覧(全15875件)

過去の記事 >

February 1, 2009

作文講座／ゲームの楽しさを伝えなさい

(4)

テーマ：中学受験のお母さん集まれ(6275)

カテゴリ：小鬼の学習記録

小鬼の『作文・表現力講座』をみてやる。

微妙にフォーマットを無視し、マインドマップの形でアイデアを出すように申し渡した。

今回はテーマ例として「ゲームは好き？　嫌い？」が挙げられている。これなら小鬼に一家言ありそうだからと、文章にまとめさせることにした。
導入とシメを決めてから、論拠を示してくというパターン。しかしナンだね、文例の「導入とシメ」って、みんな「私は○○が好き(嫌い)です」「だから私は○○が好き(嫌い)です」になってるのね。わし子どもの頃から、この書き方がキライでさあ。だって同じ文章の繰り返しじゃん。限られた分量に情報を詰め込むには、せめてリピート箇所はアレンジしないと。
ってことで、小鬼には、「ゲームクリエイターになりたいほど好き、という内容を、導入かシメのどちらかに入れろ」と指示する。

次は、導入とシメに挟まれた論拠、内容になるゲームの実例。「せっかく経験のある事柄なんだから、経験重視、分析はオマケ、という比率で書け」と指示する。「初めてやったゲームは、ここが面白かった」「いまハマってるものは、ここが面白い」「ほかにも友達はこんなゲームをやっている」、これで比率は二対一、いいんじゃないでしょうか。
「もういっこコツを教える。良さを訴えたいときは、『良くない』という反論を最初に想定して、それに対する反論を挙げろ」
「じゃあ、ひとりで遊んでてクラいと言われそうだから、対戦できたり交信できたり、っと」

そんじゃあ書いてね、ってことでオイラはチビとミニラを風呂に入れる。
出てきたとき、小鬼はまだ書いていた。しまった、文章量を指示するのを忘れてたよ。せいぜいノート一ページで収まると思ってたのに、このままじゃ二ページいっぱい書くな。
「そんな長い文章書かせることは、入試ではないだろうなあ……これ、短くまとめてナンボなんだよ」
時間も余計にとらせちゃって、ちゃんと指示を出さずに悪かったねと謝ると、
「いや、楽しいからいいよべつに」
すごい勢いで書き続けている。

さて、添削だ。
またやってる。「面白い」「面白い」の連発。面白いと言えば言うほど、面白さは伝わらなくなるって教えたろ？　「まるで」や「その」はカットしていい場合が多い。修飾語はだいぶ減ったな、よしよし。

出来栄えはとても合格点のあげられるモノではないが、書いていて「楽しい」なんて言葉が聞けたのは、大収穫であった。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう