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千葉県のお客様から、賃貸物件の窓の鍵が壊れたので部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製引き違いサッシ。写真は、そのサッシに付いていたロック部品の本体です。ロックレバーとそれに連動するクレセント・ロック(回転フック)が、引き千切れるようになくなっています。この部品は鉄で出来ていますから、そう簡単にはこんな破損にはならないはずです。こうなった原因は、部品自体の強度の問題ではなく、引き違いの2枚の建具(障子)の位置関係がずれている状態で鍵が固くて回せないというのを、無理に回し続けたことだと思います。つまり、サッシ建具の調整不足と使い方がトラブルの原因であって、ロック部品そのものには何ら問題はなかったものと考えられます。遠くにいるお客様は、費用の問題からご自身で取り替えをされるということですが、正しく修理が出来るかどうか少し心配です。単に不具合パーツを交換するだけなら誰でも出来る仕事ですが、根本原因を解決せずに修理を終えてしまうとしたら、また同じクレームを繰り返すだけに終わってしまうかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月18日
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9月15日(日)のTHE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)という出版会社のNET記事が目に留まりました。幻冬舎 NET記事:「日本で最高評価の「断熱窓」は海外では「違法レベルの低性能」という驚愕の事実」現在、北米の輸入サッシの殆どは、日本国内で断熱性能の認定や防火地域への施工についても認定を受けていないことから、日本で使うことが出来なくなっています。これは、日本で輸入サッシの販売が減少している現状で、それなりの費用を掛けて認証を受けるメリットがないという理由から、性能は高くても認定自体を取ろうという気持ちがメーカーにはない為です。勿論、防火認定は日本以外の国では規定が存在しないという状況ですから、そんな特殊な認定を取ること自体バカげていると考えていると思います。窓の断熱性能を上げる為に、世界では熱が伝わりづらい樹脂製のサッシが広く使われていますが、火に弱いということで日本では29%程度しか樹脂サッシが施工されていないのです。(防火地域が殆どの都市部では、更に使用率は低くなります)日本の建築基準法は、輸入サッシについては排除する方向でしか考えられていないばかりか、今回基準法改正で断熱性能を義務化すると言いながら本気で海外のいいものを取り入れて国内市場の活性化に繋げようとも考えていないのです。(ドイツでは全てのサッシについて熱貫流率(U値)が1.3 W/m2・K以下でなければならないのに、日本の都市部(名古屋:6地域)はU値が4.65 W/m2・K以下でOKという低水準なんです)よく輸入サッシはメンテナンスが面倒だから、国産のサッシに取り替えようというお客様がいらっしゃいますが、敢えて性能の低いものに交換するなんてことはナンセンスでしかありません。私たちのような輸入サッシの専門家に相談すれば、然程面倒なこともなく修理やメンテナンスも可能です。そういった専門家を活用して、既存の輸入住宅を長く維持していったり、今後高性能な輸入住宅を新築したりするお客様が増えることを強く願わざるを得ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月17日
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千葉県のお客様から、バランサーを装着する時に使う部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂サッシのサーティンティード(CertainTeed)製シングルハング。写真の部品は、テイクアウト・クリップと呼ばれるもので、この部品のツメにチャネルバランサーの先を引っ掛けて両サイドの窓枠に固定します。その状態で下窓の建具を窓枠内に挿入すると、バランサーが建具に装着されて窓がスムースに開け閉め出来るようになるという仕組みです。ですから、バランサーをサッシに取り付けたり、取り外したりする際にはテイクアウト・クリップは必ず必要になります。ただ、バランサーの交換を行う時以外は、何ら役目がありませんから何でこんなものが付いているのか、全く分からないというお客様も多いかも知れません。当然、このテイクアウト・クリップが壊れていても、気にするということは全くないでしょうから、いざバランサーを交換するという段になって初めてこの部品の重要性を理解出来るという感じでしょう。頂いた写真では、テイクアウト・クリップの爪が折れてなくなっています。ツメ部分もプラスチックの薄い板状ですから、長く太陽の紫外線に当たっていると劣化して割れてしまうと思います。バランサーの定期交換は15~20年ですから、恐らくバランサーだけでなくこのテイクアウト・クリップも一緒に交換して頂くことが必要です。テイクアウト・クリップは、樹脂製だけでなく亜鉛メッキされた鉄製のものも多く装着されていますから、樹脂製のように爪が折れてしまうことは少ないと思いますが、窓が浴室などにある場合は錆びて欠損することがありますから、注意を怠らないようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月16日
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岐阜県のお客様から輸入サッシの建具(障子)が傾いていて、うまくサッシを閉められないというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。写真のように、本来垂直になっていなければならない建具が、上と下とでは位置が異なっていてピサの斜塔のように倒れたようになっています。これは、雨漏れによって建具の下枠の木が腐ってしまい、建具の底面にビス留めされていたウィンドウヒンジと呼ばれる窓部品が木枠に固定出来ず、辛うじて上枠側のウィンドウヒンジだけで建具を支えている状態なのです。この状態は非常に危険で、上側のウィンドウヒンジを曲げてしまう恐れがあるばかりか、そのウィンドウヒンジにも負担が掛かって脱落するようなことがあれば、最悪建具の落下という結果をもたらします。ですから、早急に建具を外して安全な状態にしておいて、そこの窓開口を耐水合板等で塞いで養生をする必要があります。その上で、木製建具の木枠を修理して、防水処理や防水塗装を行ってから元の窓へと戻してやるという作業が必要です。口で言うのは簡単ですが、マーヴィンのサッシは分解出来るようには作られていませんから、木枠を外したりガラスの周囲の部材を外したりすることは至難の業。そう言いながら、私たち ホームメイドは、輸入サッシの建具の復旧をいくつも行ってきていますから、手間暇掛けて何とか元通りにすることが出来るんです。ただ、そういった一連の作業を行う際に、窓の開閉金物類に異常はないかチェックして、万一不具合がある場合は交換の為に海外から調達することを考えておく必要があります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月15日
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静岡県のお客様のおうちにあった掃出しサッシのレールです。ミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドアの下枠に付いていたものが左で、右は長さを合わせる為にカットした新しいドアレールの切れ端です。樹脂製の下枠には幅が狭い溝が切ってあって、そこに古いレールが差し込んであったのですが、右のレールのように「ハの字」になっていないと溝の中でレールが立つことが出来ません。レールが立っていないと、重いドアの下に付いている戸車がレールの上を走ることが出来ないので、スムースにドアが動かない状況が生まれます。恐らく長年ドアを開け閉めしている時に、あまりのドアの重さに耐えかねて立っていたレールが横に倒れてしまったのだろうと思います。すぐにドアを外してレールを元の状態に立ててあげれば、元の状態に戻ったかも知れませんが、横倒しのまま使い続けた結果ハの字だった形状が完全に潰れてしまった感じです。私も最初レールが横倒しになっていることに気付きましたので、レールを立てようと試みたのですが、溝の幅の方がレールの幅より大きくて、すぐに倒れてしまいレールを交換する以外に直す方法はありませんでした。全く同じ形状・大きさのレールは存在しませんでしたが、互換性がありそうな強度の高いステンレス製のレールを見付け装着した処、うまくドアが左右に動くようになりました。強化ガラスのペアガラスが入ったドアは、恐らく60kg以上あると思います。これを支えきれずに歪んだり潰れてしまったりした掃出しサッシのドアレールは、国内の輸入住宅にはたくさんあるような気がします。サッシの動きが長年重いと感じていらっしゃる方は、ドアの戸車と共にレールの交換をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月14日
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静岡県のお客様のおうちから外してきたロックケースとロックレバーです。輸入窓は樹脂サッシのミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)ですが、鍵が掛けられず困っていらっしゃいました。写真のように、ロックレバーのレバー部分は根元から折れてなくなっており、ロックケースの穴に差さっている爪も折れていました。こうなるとロックレバーが全く機能を果たせませんから、ロックケースはうんともすんとも動かず、鍵が掛からない状態になります。ロックケース自体も中にホコリが入り込んで、動きが渋くなっていますからこの機会に交換しておいた方が不安は少ないと思います。今回、これらの部品を取り外して、新しいものを装着してきたので、随分調子がよくなったのではないかと思います。勿論、鍵の部品を交換するだけでなく、重いドア自体の建て起こし(水平・垂直)、ドアの高さ(位置)も直してきました。ミルガードの鍵は、鍵爪が2つ上下に付いていますから、防犯性も他社のロックケースに比べて高くなっていると思いますが、逆に言えば鍵が掛かったまま破損すれば、鍵の解除は相当大変になります。こうやって破損する前に古くなったものを交換しておけば、そういうトラブルも未然に防げますので、定期に交換しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月13日
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静岡県のお客様のおうちに伺い、輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のガラス交換及び鍵の修理をしてきました。輸入窓は、樹脂サッシのミルガード(Milgard)製で、ハメ殺し側のドアに雨漏りによるペアガラスの内部結露が発生している状態でした。また、鍵も壊れている為、ロックレバーやドア内に内蔵されたロックケースといった部材も交換する必要がありました。日本の住宅は、掃出しサッシを日当たりのいい南側や東側の壁に設置するケースが多く、台風などの強い雨風をまともに受けてしまうばかりか、ヒサシなどの雨除けもない為、ガラスの周囲から雨が建具(ドア)の内部に入り込んでしまい、それが内部結露を発生させることになります。ミルガードの掃出しサッシ用強化ペアガラスは、基本的にインチ単位で出来ていますから、厚みも25.4mmという特殊な寸法になっています。ですから、普通のサッシ屋さんでは適正な大きさのペアガラスが製作出来ませんから、寸法の違うガラスを付けるケースも多く見受けられます。ただ、そうなるとガラスとドアとの間に隙間が生じてしまったり、逆にガラスが厚くてドアに納まらないなんてことになりますから、余計に雨漏れするリスクが増えたり、ガラス押え(押縁)が付かずガラスの固定が適切に出来ないというトラブルになったりもします。私たちは、常にそういったことへの気遣いをしていますから、必ず事前に現地調査を行って、ガラスの採寸や交換方法の確認を実施します。今回無事に大きな遮熱型(LOW-E)強化ペアガラスに交換が出来たのも、ロック(鍵)の部材を調整しながら取付け出来たのも、そういった地道な仕事を心掛けているからなのかも知れません。最後に、交換したハメ殺し側のガラスだけでなく、可動側のドアのガラスも周囲に防水処理を行ってこの仕事は完了です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月12日
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愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシの調整・メンテナンスをして欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)。写真は、いくつかある不具合サッシのうちのベイウィンドウ(台形出窓)。ケースメントの建具(障子)は開いた状況の写真で、特に問題はないように見えますが、開け始める際に建具が窓枠のどこかに当たっているそうで、手で軽く押してあげないと開いていかないらしいのです。また、無理に操作した為か、ハンドルもグラグラになっているものがいくつかあるようで、そうした処もメンテナンスをしたいとのこと。今回は、ペラの販売代理店をしている会社にお客様から直接相談があったらしく、その会社から近くでメンテナンスをしてくれる信頼出来る業者がいないかということで、私たち ホームメイドに白羽の矢が立ったようです。代理店の担当者からメールで簡単な内容と写真等を転送頂いただけで、まだ詳しい状況は現地調査をしてみないとしっかりした判断が出来ない状態ですが、長年の使用による調整不足や傷みがあるかも知れません。また、サッシのアルミのつなぎ目が開いてきているという話もありますから、そういった箇所の防水処理も行う必要がありそうです。今後現地調査の正式なご依頼がありましたら、早めに調査に伺ってみたいと思いますので、またその結果をご報告させて頂こうと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月09日
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岐阜県のお客様から、輸入上げ下げ窓のバランサーが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ダブルハング。写真は、そのバランサーに吊りヒモで繋がっているバランサーブリックと呼ばれる部品です。建具(障子)の両サイドに付いているピボットバーをこの部品の上に載せて、吊りヒモで建具を上下させます。写真でお分かりになると思いますが、吊りヒモがぶらんとしてバランサーから外れた状況になっています。これは、バランサーに内蔵されたバネが劣化して切れてしまった為に、それに繋がっているヒモも外れてしまったことが原因です。バランサーもこのバランサーブリックもサッシの両サイドにあるジャムライナーと呼ばれる樹脂製のレール部材の中に入っていますから、簡単に取り外すということは出来ません。これらを外したければ、ジャム自体を木製の側枠から取り外さなければならず、その為には手順(知識)も道具も必要となります。私たちが事前に無理ならば取外しを中止して戻して下さいとお願いしましたが、今回お客様はバランサー本体を無理矢理外してしまったようで、ジャムライナーが割れてしまいました。ジャムライナーは現状マーヴィンから入手することが出来ない部材ですから、補強して直す以外バランサーを装着することが出来ない状況です。輸入サッシは、日本のサッシ屋さんでも取り扱いが難しいものですから、やった経験のない素人の方が何とかなるという安易な考えで分解・組立出来る代物ではありません。最初はプロに修理を任せて、その仕組み(構造)や手順、やり方を理解出来た状況で自分でメンテナンスをするようにして頂かないと、取り返しが付かないトラブルにもなりますからご注意下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月08日
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愛知県のお客様のお宅に取り付ける新しい交換用建具(障子)の防水作業をしています。不具合を起こした輸入窓は木製アルミクラッドのサミット(Summit)製ダブルハングサッシ。ペアガラスの周囲からの雨漏れで、建具枠の木が腐ってしまったというトラブルでしたから、雨漏れ対策は必修です。屋外側のガラスの周囲に、青いマスキングテープをきれいに張ってあるのがお分かりでしょうか。また、アルミのつなぎ目にも同様にマスキングテープを張りましたが、万一水が中に入った場合に備えて、雨水の出口となる部分には敢えて防水処理を行いません。マスキングテープを張った場所には、カビ防止の防水材を入れて雨漏れしないように備えます。勿論、建具を製造したシエラパシフィック(Sierra Pacific)という窓メーカーでも製造段階で防水材を施工しているので、ダブルで防水処理をすることになります。それ以外に、建具の木枠は腐らない処理がなされた「コアガード」と呼ばれる木を使っていますし、その木の上にはパラペイントの屋外木部用防水塗料 ティンバーケアを塗ってありますので、二重三重の対策を実施しています。ただ、ここまで万全の対策をしていても、人間が作るものに絶対はありませんから、定期的に点検・メンテナンスをすることを怠ってはいけません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月07日
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静岡県のお客様からご依頼を頂きましたピーチツリー(PeachTree)の輸入サッシ部品が入荷してきました。サッシは木製アルミクラッドサッシですが、サッシの構造は非常に特殊で通常のやり方では通用しません。写真は、そのサッシに付いていた古いバランサーと今回入荷した新しいバランサーを並べて撮った様子です。古いバランサーは、バネが腐食して外れてしまい、吊りヒモもグチャグチャに巻き付いています。また、ちょっと分かりづらいと思いますが、バランサーの吊りヒモを窓枠に固定する為の白い樹脂パーツも一部欠損していて使えない状態です。それと比べると、新しいバランサーは非常にきれいですね。ただ、固定用の白い樹脂パーツは、輸送途中か出荷時か分かりませんが、結構破損して到着することもあり、都度アメリカにクレームを伝えるという余分な仕事が生じます。そういう点で、英語も出来なければならないですし、アメリカ人に対するものの言いようも気を付けなければなりませんから、語学力と高度なバランス感覚がなければいけません。他の修理用部品が入荷した処で、お客様のおうちに伺って交換修理を行ってきますが、作業自体も時間が掛かりますし修理箇所も非常に多い為数日掛けての仕事になりそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月06日
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愛知県のお客様から、輸入室内ドアのドアラッチが欲しいというご相談を頂きました。輸入ドアレバーは、タイタン(Titan、現クイックセット(Kwikset))製の古い内鍵付きタイプ。写真は、そのドアレバーに付いていたドライブイン・ラッチですが、一般的なラッチと違いフェースプレートが頭周辺に付いていないタイプです。ドアを閉める時に引っ掛かる鍵爪と呼ばれる部分が、ラッチに引っ込んだ状態で出て来ない感じです。通常はラッチに内蔵されたバネで鍵爪を出し入れするのですが、バネが弱って機能しなくなっているのでしょう。ドアラッチは消耗品ですから、15~20年くらいで定期的に交換が必要ですが、頭が丸くなったドライブイン・ラッチは国内では殆ど出回っていない為、一般の方が手に入れるのは難しくなっています。そこで私共にご連絡を頂いた訳ですが、ラッチだけでなくドアレバーの方もバネが弱ってきているとの案内も追加でお知らせ頂きました。こういう場合、他の場所にも同じドアレバーが付いていますから、交換用のドアレバーを提案するにしても同じメーカーのものを選ぶ必要があります。ただ、同じデザインのドアレバーは既に廃番ですから、現行品の中で似たデザインのものを提案する形になります。勿論、他社製でもっとデザインが近いものはありますが、ドライブイン・ラッチが付属してこなければ、ドアにフェースプレートの厚み分だけ彫り込み加工しなければなりませんから、きっとお客様は採用されないでしょうね。私たち ホームメイドは、ドライブイン・ラッチだけでなく、ドアレバー(ドアノブ)そのものの交換製品も調達可能ですので、お困りでしたらご相談下さい。(廃番品の場合は、他の選択肢もご提案します)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月05日
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長野県のお客様から、輸入サッシのテラスドアに不具合があるというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製両開きフレンチドアです。写真は、その片側のドアを開いた様子ですが、ドアの大きな下框(下枠)のほぼ全面に黒く変色した状況が見受けられます。また、ドアに挿入されているペアガラスの中にも水が入っているらしく、汚れや結露も出ている感じです。マーヴィンの修理は、基本的に建具(障子)のドアを交換することが求められますが、日本からマーヴィンが撤退した今となっては、新しいドアをメーカーに依頼して調達することは出来ません。ですから、本来のやり方ではなく、建具からペアガラスを外してガラス交換をしたり、木製の下框を外して新しい木で框材を加工するという仕事をしなければなりません。マーヴィンの建具は、部材を外せないように頑丈に作られていますから、それらの取外しには相当な労力と時間が掛かりますし、新しくする部材は全てオーダーメイドで製作しなければなりませんから、新しいドアを調達するのに匹敵するくらいの費用も必要です。それでも、この美しいドア(サッシ)を元通りにしたいという強い意志をお持ちのお客様であれば、私たち ホームメイドも出来る限りのお手伝いをして差し上げたいと思います。勿論、こうなった原因のサッシの雨漏れについても、防水処理や防水塗装などで万全の対策を施すことは言うまでもありません。ただ、お客様のおうちに伺ってその場で修理をするということは出来ませんので、開口部を塞いだ上で一旦ドアを会社に持ち帰って、修復後にまた元の場所に戻すということをしなければなりませんから、結構な手間が掛かります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月04日
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山梨県のお客様から、輸入ケースメントサッシのロック金物が破損したので、交換部材が欲しいというご相談を頂きました。窓は、カナダの高級木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)製。写真は、そのサッシに付いていたロック金物ですが、内蔵されていた白い樹脂パーツが割れて脱落しています。サッシの調整不足で窓の鍵が固くなると、無理にロックを引き込もうとして樹脂部品に無理な力が掛かってしまいます。そうなると、この樹脂部品が割れて鍵が掛からなくなるという不具合が発生するのですが、恐らく今回もそのケースだと思います。メーカーもロック金物の樹脂部品が破損するということを認識していたようで、5年以上前からこの内蔵部品を改良して部材を提供しています。(新しい部品は、黒い色をしたものになります)ただ、内蔵部品が鍵を掛ける直接的な部品である為、それが引っ掛かる受け金物の形状も変えざるを得ず、ロック金物本体を交換する際は受け金物も同時に調達・交換しないとうまく鍵が掛けられません。そうしたアドバイスをしてもらえずにロック金物のみを調達してしまえば、鍵が掛からないという問題に直面しますから、また受け金物も別途調達しなければならず、海外送料や時間が余分に必要です。そういう点でも、専門知識のある人に相談して、必要あれば交換や窓の調整までやってもらえれば、後々のトラブルも長く起こらない状況に出来るかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月02日
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愛媛県のお客様から、輸入ケースメントサッシのクランクハンドルが破損したので交換したいというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)です。写真は、オペレーターの横にハンドルと黒い内部部品が置いてある状態です。当初写真を頂いていない時は、ハンドルの破損ではなくオペレーターの回転軸がハンドルと一緒に外れてきたというふうに思っていましたが、オペレーター自体には問題がないようで、オペレーターの軸に差し込む樹脂パーツがハンドルから脱落している状態でした。こういう場合、ハンドルに無理な力が掛かって樹脂部品が舐めてしまい、ハンドルが空回りしているのかとも思いましたが、別の所からハンドルを持ってきて窓の開閉をしてもらってもスムースに動くとのことでした。そうなると、窓の開閉が固くてハンドルが破損したということも考えにくく原因は他にあるようです。ハンドル内の樹脂部品が単に経年劣化しただけということかも知れませんが、ちょっと不可思議な不具合ですね。サッシに限らず、いろいろな原因で家の不具合は起きますが、単に部品交換をするだけでなく、原因に応じて問題解決をしていくことが大切ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月01日
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東京都のお客様から、輸入サッシの勝手口ドアに使われているドアヒンジ(蝶番)が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製外開きフレンチドア。ある時鍵が掛からなくなって、近くの業者さんに相談した処、ドアが傾いてきているので、ドアヒンジを交換する必要があると言われたそうな。最近空き巣や泥棒も多く物騒ですから、鍵の問題は非常に心配だということで、アメリカに住んでいらっしゃる娘さんに相談して探してもらったということですが、見付からなかったとのこと。私が写真を見る限り、あまり蝶番の金属は減っていないようにも見えますが、長年使っていらっしゃれば多少なりともドアは下がってきていると思います。取り敢えず、窓メーカーに当たってみて交換部材の調達が可能かどうかを確認してみますが、結構特殊な形状をしていますから部材メーカーでの取り扱いはなさそうです。とは言え、万一調達出来なくても、ドアの傾き(建て起こし)を直して鍵が掛かる位置をある程度元に戻すことは可能な気がします。お近くの業者さんにやって頂ければ一番ですが、調整出来ない場合でも出張旅費は掛かりますが私共が出張修理に伺うことは可能です。また、おうちの他の場所でも様々な問題が出始めているでしょうから、そういった部分もチェック・メンテナンスが出来ますので、長い目で考えれば出張修理もメリットが大きいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月31日
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愛知県のお客様のおうちから引き揚げてきた輸入サッシのガラス交換を行っています。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)です。(サミットは、ウェンコ(Wenco)と兄弟会社ですからほぼ造りは同じです。ですから、雨仕舞は同様にあまりよくありません)建具(障子)の木枠を分解してペアガラスを交換するのですが、単純に交換すれば終わりという訳ではありません。ペアガラスはサッシの雨漏れで内部結露を起こしてしまい交換が必要になったのですから、雨漏れ対策を行うことも重要なミッションです。建てた建築会社が、一度雨漏れの修理を行ったようですが、その際建具の下枠の木にいくつも大きな穴を明けて雨水が外に抜けるように細工を施していました。ですが、そういう施工を行うと、湿気等が木枠の中に入ってしまい逆にペアガラスを曇らせるリスクがあることを認識してなかったようですし、第一木枠の強度がなくなってしまいます。下に穴を明ける前に、何故屋外側のガラスの周囲を防水処理したり、アルミカバーのつなぎ目を防水処理したりしなかったのでしょうか。納め方も非常に悪く、至る処に隙間がありますし、建具周囲のウェザーストリップ(気密パッキン材)も間違った位置に取付けてありましたので、そこもおかしくなっていました。やってしまったものは仕方ないのですが、そういった箇所を補修しながら元に戻していくのは時間も手間もたくさん掛かります。下枠に大きく明けられたたくさんの穴は、手間の掛かる埋め木を行って修理をし、小さな穴はパテを入れて直しました。(元々小さな水抜きは作ってありますから、それ以上は不要です。但し、雨が入るからとその水抜きを塞いでしまう業者さんもいます)こういった部分を防水塗装しないで終わりという訳にはいきませんから、これから木部専用のティンバーケアで塗って仕上げを行います。新品に交換するより修理の方が安いと思っている方もいらっしゃると思いますが、本当は修理の方が何倍も手間やお金が掛かります。特に、日本では調達不可となっている輸入サッシなどは、手間を掛けて直す以外元通りにする方法はないのですから、その点をお客様にもご理解頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月30日
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愛知県のお客様から、トイレのドアのドアラッチを交換して欲しいというご相談を頂き、修理をしてきました。輸入のドアレバーは、クイックセット(Kwikset)製の内鍵付き。廊下側のドアレバーには、写真のように小さな穴が明いていますが、これはトイレの中で人が倒れたり小さな子供が間違えてサムターンを回して鍵を掛けて出られなくなった際に、外からロック解除用の専用工具をこの穴に挿して鍵を開けることが出来ます。(尚、ホームメイドでは、解除用の専用工具も販売しています)話が逸れましたが、ドアラッチの頭に付いている鍵爪が引っ込んだままになっていますので、ドアラッチを交換する以外修理する方法はありません。ただ、このドアラッチですが、写真のように四角い金属プレートが鍵爪の周囲に付いているように見えるのですが、実はこのプレートは飾りでドアラッチ自体はドライブイン・ラッチと呼ばれる頭が丸いタイプのものでした。ですから、修理に伺う際に用意したのは、ドライブイン・ラッチだったのですが、現場でフェースプレートを装着する為の彫り込みがドアにしてある状態を見て、急遽ラッチに付けたドライブイン・キャップを外して、車に積んであった手持ちのフェースプレートをドアラッチに装着してラッチの取り替え作業を行いました。こういうイレギュラーな状況は、修理・メンテナンスの時にはよくあることですから、ある程度臨機応変に対応が出来るように常に余分な材料や道具を持ってきています。説明書やマニュアル通りのことしか出来ない人もいますが、私たちのようなプロはいつも想定外を想定しながら現場に向かいます。お客様からメールでお送り頂いたドライブイン・ラッチの写真を元に部品だけを郵送していたら、恐らくお客様ご自身では交換がうまく出来ない状況になっていたでしょうね。(飾りのフェースプレートの写真も一緒にメールでお送り頂けていれば、フェースプレート付きのドアラッチを郵送しているでしょうが、ドライブイン・ラッチの状態の写真だけではそういうことは私たちも判別出来ません)輸入資材に知識がない素人のお客様でしたら、安易にご自身で修理出来るとは思わずに、まずはプロに依頼して勉強することが賢明かも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月28日
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愛知県のお客様から、輸入サッシの木部の腐りについてご相談を頂いていた件で、交換用の新しい建具が届きました。元々の輸入窓は木製アルミクラッドサッシのサミット(Summit)ですが、その窓枠はそのままにシエラパシフィック(Sierra Pacific)社にお願いしてサイズピッタリの建具を作ってもらいました。写真は、その建具の木部にティンバーケアで防水塗装を施したり、外部のガラスの周囲に防水処理をしている様子です。普通の工務店さんやリフォーム屋さんだと、窓枠に建具を装着してから建具の塗装を行うのですが、取付け前に作業を行えば、塗りづらい部分にもきれいに塗装が出来るので、塗装精度が格段に上がります。また、ガラスの周囲の防水処理も同様にきれいに行えるのです。(こういう防水処理を行わない業者さんもいるので、気を付けて下さいね)建具が腐ったという場合、建具の木枠の一部を加工して取り替えるという方法もあるのですが、若干見た目が変わるといった問題や建具自体の構造的な問題(雨漏りに弱いという弱点)は完全には解消されません。ですから今回はお客様の要望で、構造的にも弱点が少なく、見た目もきれいな他社製の新しい建具を入れるという方策を採用しました。シエラパシフィックの製品は、木部にコアガードと呼ばれる防腐処理を施している為、水の中に木を浸けっ放しにしても腐らないという木枠を使っています。構造的にも材料的にも雨漏れに強い新しい建具に、外部のガラス防水や室内側の木部防水塗装を更に実施しているホームメイドの交換用建具を使えば、他にはない最強のサッシとなるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月27日
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長野県のお客様から、輸入サッシの網戸を固定する為のピンが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシですが、メーカーは不明です。写真は、そのサッシに付いていた網戸固定用のピン。長いシャフトの部分は、折れて一部なくなっているようですが、形状からするとマーヴィン(Marvin)やハード(Hurd)のスクリーンピンとほぼ同じと考えていいかも知れません。網戸ピンは、シャフトよりもツマミの部分が劣化して割れてしまうことが多く、耐用年数は15~20年程度の消耗品です。ですから、網戸ピンの破損に気付いたら、おうちの全ての網戸について網戸ピンの交換時期が来ていると考えるべきです。1個割れたから1個購入すると考えていると、1個壊れる度に毎回送料が必要となってしまい非効率です。おうちの全ての網戸となると、予備を含めて50~80個程度必要になってくると思いますが、それに対する送料は数個送ってもらうのと大して変わらないはずです。これから台風シーズンに突入しますが、網戸ピンやバタフライ・クリップなどの網戸固定部品を新しくして、網戸が風で飛ばされないようにしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月26日
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東京都のお客様から輸入のスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)のロックレバー付きハンドルが壊れたので、交換部材が欲しいというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂で出来たアルメトコ(Almetco)社製。昔、新築の際に防火対応とする為か、ガラスは網入りになっています。通常でもこのサッシは、重量のある強化ガラスがペアガラスになったものを装着していますから、網入りとなると更に重くなっていることが想像出来ます。恐らくハンドルロックが破損した原因は、ドアの水平・垂直バランスが崩れてドアの開け閉めが重くなったり、ロックが掛けづらくなったりしたことのはずですから、そういう問題を一緒に解決しない限り、またハンドルが破損する可能性があると思います。愛知県から東京まで出張して調整・修理するとなると、どうしても高速代やガソリン代、宿泊費といった経費が掛かってしまいますが、新築から一度もメンテナンスをしたことがないとしたら、ドアにほんの少しお金を掛けてもバチは当たらないかも知れません。勿論、それ以外にも輸入住宅のメンテナンスが必要な箇所はあるでしょうから、修理の際にそういったことの調整やアドバイスを私たちプロの視点から案内されるだけでも、出張旅費の元が取れるのではないかとも思います。単に交換部材だけを海外から調達して宅配でお送りするだけでも可能ですが、長い目で考えればどちらが得かお分かり頂けるかも知れません。(私たちもいつまでこの仕事を続けられるか分かりませんしね・・・)まあ、判断はお客様ですから、これ以上私共が申し上げることはありませんが、皆さんはどうお考えになりますでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月23日
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岐阜県のお客様から両開きのフレンチドアの鍵が掛かったまま解除が出来ないという相談を頂きました。輸入窓は、アルミクラッド木製サッシのペラウィンドウ(Pella)社製。それも、このサッシはドアに挿入されたペアガラスの他に、取外し可能なシングルガラスの建具(障子)が室内側にもう1枚取付けられたデザイナーシリーズと呼ばれる高級バージョンです。屋外側からキーを差し込んで回しても、室内側のサムターンを回してもクルクル空回りするだけでデッドボルトバーが引っ込んでくれないようです。写真はハンドルセットを屋外側から撮ったものですが、ドアの隙間からソリッドの金属で出来たデッドボルトバー(カンヌキ)がはっきり見えます。中空のバーであれば、金ノコ等で比較的簡単にカットすることも出来るのですが、中まで硬い金属で出来たものだとそう易々とは解除出来ません。勿論、何かが引っ掛かっているだけで、それを取り除いてやればすぐに鍵が開けられるというのであればいいのですが、現場で慎重に作業を進めてみないとどうなっているかは分かりません。最悪、時間と手間を掛けて鍵の解除を試みることになるのですが、デッドボルトバーを切ってしまうと二度と鍵を掛けられなくなりますから、デッドボルトを内蔵したマルチポイントロックのロックケースもメーカーから予め取り寄せておく必要があります。また、室内側のサムターンや屋外側のロックシリンダー等にも不具合があるといけませんから、そういった部品類も用意しておかなければなりません。様々な不具合を想定した上で修理を進めていかないと、途中で作業を中断して再度準備してからお伺いすることになりますから、お客様にも時間と心配をお掛けするかも知れません。そういった想像力は、今までの経験と知識がないと出てこないでしょうから、付け焼刃の業者さんではなかなか難しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月22日
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以前愛知県のお客様の輸入住宅で、ハーフサークルウィンドウ付きダブル・ケースメントサッシでペアガラスの内部結露を確認したという記事を書かせて頂いたことがありました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのサミット(Summit)社製。ガラスが入った建具(障子)を一旦窓から外して、会社で建具を分解しペアガラスの実寸法をチェックした上で、新しいガラスを製作しました。ただ、建具を分解して分かったのですが、木枠の内部が雨漏れで腐ってガサガサになっていたのです。そこで、新しいペアガラスを入れる前に、腐った建具枠を新しいものに代えてからペアガラスを挿入して組み立てました。その後、無塗装の木枠部分を古い塗装された木枠と同じように防水塗装して更に屋外側のガラスの周囲に防水処理を実施しました。そうした一連の作業を行った後、昨日現場でようやく修理した建具を窓枠に取付けてきた様子がこちらの写真です。半円窓は外部足場を設置してからのガラス交換になりますが、その下の2連のケースメントサッシは美しく仕上げることが出来ました。既に長年のクセが付いてしまっているので完璧とまでは言いませんが、サッシの開閉調整やロックの調整なども行って、比較的スムースに窓の開け閉めが出来るようにもなりました。全てがオーダーメイドの仕事ですから、時間と手間はどうしても掛かってしまいますが、ちゃんと直すという点では最も理想的かも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月20日
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岡山県のお客様からマーヴィン(Marvin)の輸入サッシに使う網戸を固定する為のピンが欲しいとの問い合わせを頂きました。マーヴィンに限らず、ハード(Hurd)やその他のアルミクラッド木製サッシの網戸を固定する為にも使われる網戸ピンですが、最近は少し手に入りづらくなってきているようです。以前マーヴィンの大手国内販売代理店であったナガイさんが、代理店契約終了後もアルミシャフトのスクリーンピンを販売していたんですが、在庫完売の為販売を休止してしまったようです。私たちもナガイさんとはお付き合いがあるのですが、マーヴィンだけでなくアメリカの輸入資材そのものを取り扱わなくなってきているようで、少々残念な気もします。確かに輸入住宅そのものの需要が減って、輸入資材の販売も右肩下がりという状況でしょうから、売れないものを在庫していても経費倒れになってしまいますし、修理やメンテナンスを細々とやっていても大したお金にならないとは思います。ただ、世の中トレンドや好みの波というものがありますから、将来必ず輸入住宅が見直される時代がやってくるはずです。それに備えて、アメリカの流行を発信したり、新しい商品を紹介したりすることが輸入商社に求められますし、今まで販売した商品のアフターサービスを継続してこそ、消費者の信頼を獲得出来るのではないでしょうか。私たち ホームメイドは、愛知県の小さな輸入住宅ビルダーに過ぎませんが、既に国内販売をしていない輸入資材を含めて、出来る限り修理メンテナンスや部材供給をしていきたいと思っています。ただ、私たちだけではその動きを確固たるものに出来ませんから、多くの資材メーカーや現場の工務店を巻き込んで、安心してお住まい頂けるような体制を構築していきたいものです。その為に、網戸ピンといったあまりお金にならない商品でも、私たちは継続的に調達をして皆さんにお届け出来るようにしています。(現在は、従来の樹脂シャフトのものと新しいアルミシャフトのものの2種類を提供していますし、その他の固定部品も輸入可能です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月18日
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鹿児島のお客様から網戸の取っ手(持ち手)を調達出来ないかというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂製のアルパイン(Alpine)社製。グラスファイバー製の網は黒々としていて劣化はあまり見受けられないようにも思いますが、網戸のフレームや取っ手部分はやけに汚れが付着しているようにも見えます。私が想像するに、網戸の室内側がこのように汚れているのは、浴室のように水分や湿気が多い場所に設置された窓ではないかと思います。湿気や水分だけならここまで汚れないのですが、カビや油分が付着する環境に長年放置された状態だと、汚れがどんどん進行していきます。お部屋のサッシと比べて、浴室のサッシは意外と手が届きにくい場合が多く、窓は開けられてもそれ以上に手を伸ばすことはなかなか出来ません。もし網戸の取っ手の劣化を少しでも遅らせたいのであれば、月に1度くらいは網戸を外して、雑巾などを使って水分や汚れの拭き取りを行って頂くことをお勧めします。そうすれば、窓のバランサーやオペレーターといった開閉金物もきれいな状態に保つことが可能でしょうから、網戸だけでなく窓そのものの寿命も延ばすことが可能です。勿論、そうしていても窓部品には寿命というものがありますから、逐次交換は必要ですが、15年で交換する処を20年に出来ればその分の手間や部品代を削減出来ると思います。是非、夏の間に一度窓の掃除をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月16日
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お客様からダブルハングサッシの開け閉めがしづらくなったので、メンテナンスをしたいというご相談を頂きました。上げ下げ窓のダブルハングは、ハード(Hurd)製の木製アルミクラッド(外装に耐久性のあるアルミカバーを装着した木製サッシ)。写真を見てもきれいな状態で特に不具合はなさそうにみえますが、窓の開閉をサポートするバランサーという部材は、窓の両サイドに付いている樹脂製のジャムライナーの中に隠れている為、外見上の変化はありません。ハードの場合、バランサーは吊りバネ以外に建具(障子)とバネとをつなぐバランスシューという樹脂部品で構成されています。ただ、古いハードの吊りバネは、既に製造が中止されていて、部品メーカーからも入手することが難しい状況です。そうなると、バネ交換不能で修理も出来ないと思うかも知れませんが、実際には吊りバネは比較的耐久性が高く、バネが弱ったり切れたりすることはあまりありません。(勿論、バネが原因のトラブルがゼロではないことも、覚えておいて下さい)ハードのバランサーの不具合は、主に樹脂で出来たバランスシューが割れて、バネと建具の連結が出来なくなったことが原因ですから、これを交換することで修理は出来ますが、樹脂で出来たジャムライナーが劣化して破損している場合は、完全には元に戻せないかも知れません。それは、吊りバネ同様ジャムライナーも既に製造が終了している為で、直す方法がないというのが現状です。それでも、ハードを吸収合併したシエラパシフィック(Sierra Pacific)という会社が新しい仕様の窓を製作してくれますから、外壁に固定された窓枠はそのままに、上下の建具やジャムライナーを交換することで修理することは可能です。見た目も然程変わりませんし、今後のメンテナンスも問題なく出来るように生まれ変わりますが、建具交換が伴いますからその分費用が掛かることをご了承頂かなければなりません。私たち ホームメイドは、修理の仕方についていくつもの選択肢を持っていますし、状況によって最適のメンテナンスを提供出来ますから、どうしていいか分からないお客様はご相談を頂くことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月13日
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私共 ホームメイドが2000年に会社を興して以来借りている事務所兼倉庫。一度管理会社が塗り直しをしてくれたんですが、そろそろ塗装が傷んできたということで、2度目の塗り直しをしてくれました。塗料の色については、私の方で指定してもいいということでしたので、全体をちょっとだけ爽やかにして、アクセントで倉庫の扉を真っ赤にしてみました。管理会社には標準色というものがあるらしくそれを薦めてくるのですが、それでは全然センスがありません。先回も私たちが選んだ色で塗ってもらったのですが、そりゃ私たちの方がデザインについては格段に経験が違います。前から申し上げていますが、同じ塗料を使っても色のセンスの違いによって建物の価値が全く違うものになるんですから、無難でいい加減な色遣いは願い下げです。ただ、日本の塗料は品質という点ではあまりよくありませんから、薄いブルーグレーの塗装は5年もすると白ぼけて寂しい感じになるでしょうね。まあ、また10年後には塗り直しをすればいいのですから、どんどんチャレンジングな色遣いをしていきたいと思います。それにしても、管理会社から派遣された足場屋さんとペンキ屋さんは、35度を超える暑さの中、よく頑張ってくれました。有難うございました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月12日
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今、台風5号が東北地方に接近しつつあるようですが、その次に控えている熱帯低気圧も同じようなルートを通って台風になるそうです。名古屋を含めて東海地方はあまり影響ない感じではありますが、実は南鳥島近海にもう1つ熱帯低気圧が発生したというニュースがNETに出ています。こちらの方は、まだはっきりしたルートが出るのは先になりそうですが、ニュースの予想では16日に東海地方へ接近してくるとなっています。16日(金)と言えばお盆休みの終わり頃。もしこの予想通りだと、高速道路や新幹線、飛行機の発着にも相当影響が出そうです。帰省の日程を前後にずらすか、家にずっといる人はそのまま籠るか、無理に天気が悪いタイミングで外出しない方がよさそうです。あと強い雨風の際は、サッシや玄関ドアから雨漏れしたりしますから、隙間を埋めるなどの養生を忘れないで下さいね。こんな時ですから、南海トラフ地震なんて大きな災害が重ならないといいですが、こればっかりは人間の力ではどうしようもないです。備えれば憂いなし。台風や地震が襲ってきても、ある程度被害が少なくなるように準備をしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月11日
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東京のお客様からケースメントサッシを閉める際に、クランクハンドルの軸が途中で飛び出してくるというご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのクレストライン(Crestline)社製。飛び出してくる部分のみを部分交換して直したいというご希望でしたが、この回転軸はギアが付いているオペレーターと呼ばれる開閉金物の一部であって、分解交換が出来ない構造になっています。勿論、オペレーター自体を破壊して分解することは可能なんでしょうが、そうしたらオペレーターは使えなくなってしまいますから、事実上分解修理は不可能と考えるべきです。また、オペレーターを交換するだけで、窓の開閉がスムースになるかと言えばそうではありません。鋳物で出来た回転軸がポキッと折れてしまったということは、それだけ大きな力が回転軸に掛かったということですから、無理に窓を開け閉めしていたという状況を改善しない限り、また同じ問題が発生します。それから、このオペレーターは窓の木枠を外さないと取外しが出来ません。薄い木で出来た繊細な木枠ですから、やはりやったことがない人が適切な道具も用意せずに作業をするということには破損リスクがあります。お金を掛けずに簡単に直したいという気持ちは分からないでもないですが、今までろくなメンテナンスをしたことがなかったとしたら、今回はちゃんとした修理をしてあげてもいいのではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月10日
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愛知県のお客様から古いドアレバーに付いているドアラッチが壊れたので交換して欲しいとのご相談を頂きました。輸入のドアレバーは、トイレドアなどに付けられる内鍵(サムターン)が付いたタイタン(Titan)製。内鍵付きとは、キーを差して開け閉めする外部ドア用のドアレバーではなく、部屋(トイレ等)の中からしか鍵を掛けらないタイプのものです。ただ、このドアラッチは、鍵が付いていない空錠と呼ばれるドアレバーやドアノブにも使えますから、キーで開け閉めするもの以外であればこのドアラッチが使えます。写真のドアラッチは、鍵爪の周囲が丸い形状をしています。これを私たちはドライブイン・ラッチと呼んでいます。通常は、この丸くなった部分にフェースプレートと呼ばれる金属の板が付いているのですが、古いドアノブ(ドアレバー)ではフェースプレートが付いていないものが多かったように思います。(尚、国産のラッチは、100%フェースプレート付きです)写真ではドアラッチが破損しているようには見えませんが、恐らくドアノブを回しても鍵爪部分が十分に引っ込まない状況になっているのではないかと思います。鍵爪が引っ込まなければ、鍵爪が受け金物のストライクの穴に引っ掛かったまま外れてくれませんから、ドアが開けられない状態になってしまいます。ただ、ドアラッチはいきなり壊れるのではなく、徐々にバネが動かなくなるという症状が出てきますから、早めに気付いて対処してやれば大ごとになることはありません。まだ大丈夫と修理・交換を怠ると、そのうちドアが開かないなんてことになりますから、皆さんも注意して下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月09日
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愛知県のお客様から、ユニットバスに設置した樹脂サッシの網戸が壊れてきたので、新しいものを調達したいというご相談を頂きました。浴室窓は、クレトイシ製のシングルハングサッシ。可動する下窓の外側のみに網戸が付いているタイプです。シングルハングは、網戸が屋外側に付いていますから雨風にも当たりますし、浴室の湿気対策で窓を開ける際には浴室内の湿気や水分にも曝されます。ですから、長年の使用でカビなども付着して、グラスファイバーの網だけでなく、プラスチックのコーナー部品や持ち手部分なども劣化が進むかも知れません。本来であれば、半年に一度は網戸を外して窓や網戸を掃除したり、雑巾で水気を拭き取ったりすべきなんでしょうが、そういう気遣いが出来るご家庭は限られています。網戸だけでなく、浴室の窓には開閉する為の金物(バランサーやオペレーター)が装着されています。こうした部品類も湿気で錆びて劣化しますから、寿命を少しでも延ばしたいという場合は、定期的なメンテナンスを心掛けて頂きたいと思います。こうした窓部品が破損してしまうと、換気の為に窓を開けるということも出来なくなりますので、生活自体がしにくくなるかも知れません。また、湿気が多い浴室の窓は、内部結露を防止する為にペアガラスの防水処理を内外共に行うことも重要です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月06日
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8月12日(月)~16日(金)の期間、手づくり輸入住宅のホームメイドでは夏季休暇を頂きます。建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方はお早めに!お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ(お休みの期間中は留守電になりますので、上記ご相談・お問い合わせリンクをクリックしてご連絡下さい。再開後にお返事させて頂きます。)
2024年08月05日
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昨日、岐阜県の輸入住宅にお住まいのお客様のところで、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)の引取り作業を実施しました。今年一番の暑さが続くこの時期に、外仕事は少々無謀な面もありますが、熱中症に気を付けながらこまめな水分補給を心掛けて作業を進めました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製。普通であれば、ドアの下枠が腐ったという場合、マーヴィンであればドアごと交換するということになるはずですが、マーヴィンが日本から撤退した現在、新品のドアの供給はありませんから、木枠を補修して元通りにする以外に直す方法はありません。今回ドアの木枠が腐ったのは、ハメ殺しのFIXドア。泥棒が来ても外されないように、サッシ枠にガッチリ固定されていますから、外すのも簡単ではありません。また炎天下での作業ですから、体もテキパキとは動かず通常の1.5倍の時間を要してしまうというのが実情でした。写真は、サッシから可動側のドアを外して外壁に立て掛けた様子です。輸入の掃出しサッシは、ハメ殺し側のドアだけを外すということは出来ません。最初は可動側のドアや網戸を外し、その上でハメ殺しドアを外す工程へと移っていきます。ハメ殺しドアは各所に隠されたビスで固定されていますから、それらを全て外さないことにはドアの固定を解除することは出来ません。場合によっては、コーキングや接着剤で固定されている場合もあり、どこをどうやって固定しているかを作業をしながら探っていくということになります。そうしながらハメ殺しドアをサッシから外したら、今度はその開口部を防犯・防雨・防風対策の為に塞いでいく養生作業を行わなければ、修理の為にドアを持ち帰るということが出来ません。そこまでやってドアの撤去作業は終了となる訳ですが、その後の片付け作業も38度を超える暑さの中行う訳ですから、ほんと死にそうでした。木材を加工して新しい木枠を作り、ドアにそれをきれいに取付けてからガラスの防水処理や木部の防水塗装を行うのに1ヶ月程度は掛かるでしょうから、お盆休みの期間を入れて取付けは9月中旬くらいを予定しています。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月03日
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以前ご注文を頂いたことがある和歌山県のお客様から玄関ドアの鍵が壊れてしまったという連絡を頂きました。輸入のデッドロックは、古いクイックセット(Kwikset)製。随分錆びてアンティークになってきています。写真の鍵穴の部分をよく見ると、キーシリンダーの所が中から飛び出してきている状態になっています。原因は何なのかよく分かりませんが、空き巣によるピッキングなのかも知れません。こうなってしまうと、クイックセットの鍵はよく出来たもので、鍵穴に何かを差し込んで回そうとしても、鍵が空回りするだけでロックの解除は出来ないシステムになっています。勿論、そうなると外からキーを差しても同様に空回りして鍵の操作は出来ませんが、室内側からはサムターンを回すことでロックの開閉が可能な状態です。つまり、鍵が壊れた状態でも、家の中にいる限りは夜であろうとも鍵が掛けられますから安心して就寝することが可能なのです。今回、このシリンダーを交換すれば直るとは思うのですが、古いものだともしかしたら、今のものは寸法や形状が若干変わっている可能性がありますから、お客様に一度チェックをしてもらう必要があると思います。ただ、玄関ドアのデッドロックもハンドルセットも随分劣化をしてきていますから、この機会に全部新しいものにしてしまうこともありかも知れないですね。そうすれば、またハンドルセットのどこか違う部分が変になったなんてトラブルも、当面なくなるでしょうからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年08月01日
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愛知県のお客様からケースメントサッシのクランクハンドルが破損したので、交換したいというご相談を頂きました。サッシは、カナダ サーティンティード(CertainTeed)の技術導入(OEM)で国内製造されているクレトイシ製。写真を見ると、本来ハンドル内に付いているはずの黒い樹脂部品が、オペレーターの回転軸の方に付いた状態になっています。こうなると、ハンドルを回してもオペレーターにその力が伝わらないでしょうから、空回りして窓が開閉出来ないかも知れません。黒い部品は比較的固い樹脂で出来ていますから、ここが壊れるということはそれ程多くはないのですが、窓の開け閉めが固くなって無理に窓を開けようとハンドルを思いっ切り回すとそのうち壊れてしまうと考えられます。以前のブログ記事では、同様の原因でハンドルではなく、オペレーターが破損するという内容のものを書かせて頂いたことがありますが、その際のクランクハンドルは樹脂ではなく鋳物で出来ていた為、ハンドルよりもオペレーターの回転軸の方が壊れるということがあったと思います。つまり、クランクハンドルと回転軸はつながっており、窓の開閉が固く(重く)なった時に、何れか弱いパーツに不具合が生じるということだと思います。輸入サッシの開閉は、軽い力でスムースに操作出来るというのが基本です。それが出来ないという場合は、窓建具(障子)の建て起こしや金物の掃除、潤滑に問題が生じている可能性が高いですから、壊れる前に私たち専門家に一度見てもらうのが得策です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月31日
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三重県のお客様から輸入の玄関ドアと勝手口ドアに付いているウェザーストリップ(気密・防水パッキン材)を交換したいというご相談を頂きました。通常は、ドア枠に細い溝が切ってあって、そこにウェザーストリップを差し込んでいくということで施工します。ウェザーストリップは、標準的なタイプのもので殆ど間に合うのですが、たまに全然違う形状のものが付いていたりします。写真のものは、恐らく標準的なものだと思いますが、勝手口ドアに装着されているものは若干形状が違う感じがします。標準的なものが勝手口ドアにも施工出来るかどうかは、お客様がウェザーストリップをドア枠から少し外して、断面形状を確認頂ければ私の方から提案することも可能なのですが、そういうことが出来ないお客様の場合、お金を掛けて私共が事前調査に伺うか、標準的なタイプで問題ないとお客様がおっしゃられるなら、ドア2ヶ所分の標準的なウェザーストリップを準備して伺うか、選択は2つに1つ。でも、ウェザーストリップ1つ外せないようでは、ご自宅のメンテナンスは全て人任せになってしまいます。そうなれば、出張費や修理費が掛かってきますから、コストに目を瞑る以外方法はありません。勿論、私たちが施工すれば、隙間調整といった作業も自動的に行いますから、それはそれでメリットは大きいと思います。ウェザーストリップは、ウレタンフォームやビニールで出来た素材ですから、15~20年くらいで破れたりしてきます。車の車検と同じで、消耗品は定期的にチェックして交換するようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月30日
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富山県のお客様から輸入のスライディングパティオドアの戸車が腐食したので、新しいものを調達したいというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂(PVC)で出来たサミット(Summit)製。雨当たりが激しい場所に施工された窓のようで、雨が降るといつもドア下が濡れてしまうといった状況だったそうです。寸法や形状が分かるようにということで、私共にお送り頂いた写真がこちらですが、スチール製の戸車の下半分が随分錆びているのが分かります。これの他にもう1つ戸車が付いていたそうですが、そちらの方は車輪も酷く錆びて半分朽ちてしまった状態だということでした。輸入の掃出しサッシによく使われている戸車に形が似ていますが、戸車本体の両サイドに付いているビス止め用のタブと呼ばれる耳のような部分が、本体の底よりも一段低く設定されています。普通の戸車は、このタブが本体底面と同じ高さで付けられていますから、ちょっと特殊な形状をしています。また、この戸車の上にもスペーサーと呼ばれる黒い部品が付いていますが、この部分は一般では入手が困難になっています。ですから、スペーサーが付いていない新しい戸車を入手したら、古い戸車からこれを外して新しいものに付け替えることが必要です。さて、両サイドのタブが下がった位置にある戸車は、現在ステンレス製のものだけが流通していて、スチール製のものは入手が出来なくなっています。また、ステンレス製のものは、タブに明けられたビスを取付ける為の穴の位置が、既存のものと若干違っているようです。お客様は、取付け穴の位置よりも、タブが下がった形状や耐久性のあるステンレス製であることを重視して、ステンレスの戸車を調達したいというご希望でした。穴の位置の変更については、お客様側で何とか工夫をして取り付けてみるということでしたので、ご希望のものを手配する予定です。それにしても、既存の戸車がこれほどまでに錆びているということは、もしかしたらサッシの下枠レール部分にある排水穴が詰まっている可能性があるかも知れませんから、そういう場合はレールを外して掃除をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月28日
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今日愛知県のお客様の輸入住宅に伺って、輸入サッシ等の修理調査を実施しました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。大切にお使い頂いてきたとは思いますが、輸入サッシのメンテナンスについては何も教えてもらっていなかったようで、少しおかしいと感じてもそのままにしておられたようです。今回サッシの雨漏れによる木製建具の腐りは、窓3ヶ所にも及びました。写真のダブルハングサッシは、上窓建具と下窓建具とが重なり合う部分(召し合わせ)が黒くなっていますが、黒く腐っているのは上窓建具の下枠部分で、既に外装のアルミカバーも脱落していました。つまり、上窓の四方枠のうち、下側の枠が完全になくなっている状態です。また、写真には写っていませんが、下窓の方も下枠が腐ってきており、こちらも修理・交換が必要です。こういう場合、修理の方法としては2通り存在します。1つは、上下の建具の下枠をきれいに外して、加工した新しい木枠を装着してからアルミカバーを組み付けるという方法です。この場合、古いマーヴィンの弱点であった雨漏れしやすいサッシ構造は変わりませんが、サッシの屋外側ガラスに防水処理を行ったり、木部にパラペイントの外部用の木部専用防水塗料を塗ることで、将来の雨漏れトラブルを低減することが可能です。ただ、腐った部分を切り取って、そこに合った木枠をオーダーではめ込むという面倒な作業をしなければならないですし、建具を外して修理をしている間は窓がない状態になりますので、防雨・防犯の養生を施す必要も生じますから、費用としては新品の建具を製作するのとあまり変わらないくらいになってしまいます。もう1つの方法は、既存のサッシ枠(外壁に固定した窓枠)をそのままにして、シエラパシフィックという窓メーカーに依頼してサッシ枠にピッタリの建具やジャムライナー(側枠)を作ってもらうというやり方です。この場合、サッシのデザインは若干違ってきますが、同じ窓が隣り合う連窓でない限りは然程違和感はありませんし、木枠は「水に付けっ放しでも腐らない」という「コアガード」という処理材が使われていますから、外部の防水処理が万一機能しなくても、腐る問題は回避出来るというメリットがあります。(尚、「コアガード」を使っていても、私たちはガラスの防水処理やパラペイントでの木部塗装は必ず実施します)あと、シエラパシフィックのサッシには、飾りの木製格子のオプションが存在しない為、格子を入れたい場合はペアガラスの中に白いアルミ製の格子が入る形になってしまいます。元々既存の木製格子が白く塗装してあれば、然程気にならないのですが、そうでないと木目の格子と白い格子が家の中で混在しますから、その点の了解を頂く必要があります。(この際、木製格子全部を白く塗って模様替えするという考えもありですが・・・)また、形が若干違う他社製の建具を入れる訳ですから、悪い下窓だけを他社製のものにするという訳にはいかず、上下共建具を入れ替えなければなりません。(最初から両方共交換するという場合は問題ありません)ですから、費用もそれなりに掛かってしまうということは、予め頭に入れておく必要があります。悩ましい選択ですが、逆に言えば選択肢があるというだけでも幸せかも知れません。私たちのような専門業者を知らず、地元の建築業者さんでせっかくの美しい輸入サッシを国産のアルミサッシに変えてしまったという人も多くいらっしゃいます。おうちのデザインを壊したくないというお客様は、国産サッシにする前に一度私共のような専門家に相談してみて下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月27日
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こちらのステンレス部品は、掃出しサッシ(スライディングパティオドア)用の戸車です。以前静岡県の輸入住宅へ修理調査にお伺いした際に、ドア下から取り外したものを写真に撮りました。輸入サッシは、樹脂で出来たミルガード(Milgard)社製。樹脂のドアフレームとは言っても、幅が1.2mもある大きなドアにペアの大きな強化ガラスが入っていますから、その重さは半端ありません。ですから、開閉する為の戸車もその重さに長く耐えられるだけのオールステンレス製になっています。(スタンダードは、スチール製です)戸車の上に長方形の帽子のようなものが付いていますが、これはドアと戸車との間にあるスペースを埋める為のスペーサーで、戸車の上の部分を補強する役目を果たしています。ただ、このスペーサーは現在市販されていませんから、新しい戸車に交換する際はスペーサーを付け替える作業が必要です。輸入の掃出しサッシの戸車は、似たようなもので大きさが若干違うなんてものも多く出回っていますから、車輪の大きさや取付けビスの位置、戸車の高さといったことを十分確認しないと、間違ったものを取り寄せることになりますから注意が必要です。あと、スチール製の車輪の錆や劣化を気にする人には、ナイロン製の車輪が装着されたものなんかもありますから、使用状況に合わせてチョイスして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月26日
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カナダのウィルマーがジェルドウェンに吸収されて、会社がなくなってから15年以上が経ったような気がします。今回ご案内するのは、そのウィルマー(Willmar)のケースメントサッシやオーニングサッシに取り付けられていたレバーロック部品。形状的にはローウェン(Loewen)のロック金物と似た感じではありますが、僅かな違いで互換性はないように思います。こうした部材は、他の窓メーカーでも採用されている汎用部材ではありますが、この形状のものはウィルマー以外ではあまり見掛けないかも知れません。素材は鋳物ですし、鍵が実際に掛かる部分もステンレスで出来ているようですから、樹脂で出来たローウェンのもののように劣化して破損することは少ないと思います。ただ、建具(障子)の歪みや動きの悪さが原因で鍵が掛けづらくなっていると、レバーを無理に下げようとして折れてしまうかも知れません。そうなる前に、窓の開閉の調整や不具合箇所のメンテナンスを行うことが大切ですが、万一金物が壊れてしまった場合は交換・調整をする必要があります。輸入サッシのロック部品は、防犯性や気密性・防音性に関係する大切なパーツですから、適宜メンテナンスをしておきたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月25日
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昨日に引き続き、ケースメントサッシの窓が最後まで閉まらないという不具合について書かせて頂きます。今回の輸入サッシは、木製アルミクラッドのハード(Hurd)社製。窓を閉めようとクランクハンドルを回すと、途中まではうまく閉まっていくのですが、閉め切る最後の所でハンドルが空回りして動きが止まってしまうというトラブルです。昨日記事に書かせて頂いたマーヴィンの不具合は、ハンドルに接続する回転軸が折れてしまい空回りするというものでしたが、ハードについては回転軸ではなくその先にあるギアが磨滅して噛まなくなるという不具合です。どちらも建具(障子)のメンテナンス不足が原因で、建具が傾いたり上下のウィンドウヒンジが同じ動きをしなかったりして、開閉金物のオペレーターに負荷が掛かることで問題が発生します。そうなったらすぐに調整・メンテナンスをすれば部品が破損することはないのですが、それを無視して無理矢理ハンドルを回したりして窓を閉めているとそのうちオペレーターが壊れてしまうのです。今回お客様からは不具合のあるオペレーターを交換しないで、調整作業だけで直せないかというご相談を頂きましたが、ギアが噛み合わない状況はギア自体の物理的な摩耗に拠るものなので、調整しても限定的にしか元には戻らないというお話をさせて頂きました。恐らくそうやってお金を掛けて作業をしても、またすぐにおかしくなるはずですので、その際は余分にオペレーターの交換費用が掛かってしまうけどいいですかともお伝えしておきました。家のメンテナンスは、急がば回れ。簡易に直すのではなく、根本原因を究明してそこを含めて完璧に修理した方が、余分なお金も掛からずその分長くお使い頂けるようになることを忘れないで頂きたいと思います。ケースメントサッシの開け閉めは、ハンドルを軽い力で回せる状態が正常ですから、それが出来ない状況では何か問題が発生していると考えて下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月24日
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兵庫県のお客様から輸入のケースメントサッシの不具合についてご相談を頂きました。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。クランクハンドルを差し込んである回転軸が途中で折れて、窓が完全に閉まらなくなったという問題です。以前にも同様の不具合があったようで、交換自体はご自身でやれるとのことでした。オペレーターは種類が様々ありますが、形状や各部の寸法がはっきりすれば適合する交換部材を探して調達することは然程難しくありません。今回もマーヴィンの窓に取り付けられていたものなので、よく調達するものではありますが、単に交換するだけでは根本原因の窓の開閉自体が重かったり、動きが固かったりする問題は解決出来ません。勿論、お客様によってはそういう調整が出来る人もいるかも知れませんが、サッシ周囲の掃除がやれていないことからすれば、調整などもお客様では難しそうな気がします。窓の掃除や調整を生半可にしてしまうと、取付け部材の寿命も十分な耐用期間を全う出来ませんから、また高いお金を掛けて取り寄せなければならなくなります。輸入の窓やドアの修理・メンテナンスについては、来てもらう費用をもったいないとは思わずに、私共のような専門家に実地で指導をしてもらった上で、やり方や道具を勉強することが長い目で見て最も安上がりです。聞くは一時の恥、知らぬは一生の損です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月23日
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以前山梨県のお客様から、輸入サッシの網戸に付いている取っ手(持ち手)の部品が手に入らないかというご相談を頂きました。輸入サッシは、樹脂で出来たクレストライン(Crestline)製の上げ下げ窓。網戸やその取っ手自体は、然程特殊ではないタイプのものですから、交換部材を入手するのは難しくないように思います。取っ手部品は指が中に入るようなデザインをしていますので持ちやすいとは思いますが、それがデメリットにもなるようです。この取っ手はプラスチックで出来ていますので、長期間太陽の紫外線などに曝されると劣化して固くなったり割れたりしてくるのです。そういう状態の時に、穴に指を入れて強く取っ手を引っ張ったりすると、取っ手が千切れて使いものにならなくなります。一旦千切れてしまうと、網戸を持ち上げて外すことが難しくなりますから、網戸や窓自体の掃除も出来なくなってしまいます。こうした部材は北米では消耗品として認識されていますから、すぐに交換部品が手に入りますが、日本では特殊な部材としてほぼ手に入れることが出来ないので困りものです。私たちが交換部材として推奨しているのは、穴が明いていない取っ手になりますが、おおよそどんな輸入網戸にも取付けが可能で、穴がない分寿命も多少長くなります。新築から10~15年以上経った輸入網戸は、グラスファイバーの網を張り替える際に網押さえのゴムや取っ手も同時に交換しておくと快適にお使い頂けますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月20日
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愛知県のお客様から、輸入サッシの窓が閉まらなくて困っているというご相談を頂きました。輸入サッシは、メーカー不明のアルミクラッド木製窓。クランクハンドルをクルクル回して窓を開閉させる、ケースメント(ケースマスター)と呼ばれる開き窓です。不具合としては、窓を閉めようとしてもハンドルが途中で空回りして、最後まで閉まらないというものです。写真がそのハンドル部分ですが、一見すると何も問題がないようにも見えます。ただ、ハンドルやカバーを外してみると、本来外れてこないはずのオペレーターの回転軸も軸穴からズボッと外れてきてしまうといった状況でした。つまり、一体化されているはずのオペレーターの軸が、オペレーター内部で折れてしまっている為、ギュッと閉めようとして負荷が掛かると軸がそれに耐えられず抜けてきてしまうといった症状です。回転軸は鋳物で出来ていますので、溶接することも出来ませんし、瞬間接着剤でくっつけても強い力が掛かると接着が外れてしまいますから、オペレーター自体を交換する以外に直す方法はありません。また、オペレーターは木製の窓枠の中に取り付けられている為、交換する場合は薄い素材の窓枠を慎重に外す必要がありますし、回転軸が折れる程の力がどうして掛かってしまったのかを究明して、その原因を解決してやる必要があります。道具を持たない素人のお客様がそういうことをご自身で行うことは、相当ハードルが高い作業となりますから、輸入住宅を熟知したプロに相談して修理・調整をしてもらう方が反って時間や費用も省けるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月19日
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連絡先をご案内頂かないお客様から、ペラウィンドウ(Pella)のドアロックが壊れたので、交換部材を入手出来ないかという問い合わせを頂きました。どんなドアロックなのか分からないので、写真を送って欲しいとお伝えした処、こちらの写真が送られてきました。掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のロックハンドルですが、こちらのものはペラウィンドウに装着されている部材ではありません。古いマーヴィン(Marvin)製のセーフティースライディング・パティオドアという掃出しサッシに付いているものなんですが、10年近く前にこのドアも交換部材も全て調達不能となっています。マーヴィンの中でもこのドアは高級なシリーズのドアで、結構日本でも多く出回っているものですが、ロックの構造が非常に特殊でハンドルもそれに合わせたオリジナルな部材となっています。ですから、ロック部品が破損してしまった場合、ドアを加工してハンドル及びロック金物を全く違うものにするか、ドアそのものを新しいものに交換するかしか直す方法はありません。ただ、ドアを加工するにしても、既に明いている取付け穴をどうするかといった問題やロックケースを埋め込む為にドアの木を大きく削らないといけないといった問題があって、その手間の割に納まりがきれいに出来ない可能性も存在します。それでも、どうしてもやって欲しいと言われればやれないことはないですが、やはり同じくらいの大きさの新しい輸入掃出しサッシに取り替えた方が将来的にもいいかも知れません。マーヴィン自体も既に国内から撤退していますので、国内販売を続ける窓メーカーのアルミクラッド木製サッシが最も相応しいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月18日
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こちらは、今回岐阜県のお客様のおうちに施工された洗面用水栓金具に取り付ける止水バルブ(カートリッジバルブ)です。オーソドックスなツーハンドルの輸入洗面水栓ですから、交換には水用とお湯用の2つのバルブが必要です。水栓金具は、ヤスダプロモーションという会社が輸入・販売している製品ですので、製造時期やバルブの形状をしっかり確認しないと適合するバルブを調達出来ません。同社の水栓金具は、製造時期によって使用されているバルブの形状が変わってくる為、水栓金具のデザインだけでは止水バルブが特定出来ないのです。また、写真ではよく分からないかも知れませんが、止水バルブの途中にはハンドルや台座カバー(エスカッション)とバルブとを繋げて固定する為の金具部品が装着されています。バルブだけを調達してもこの部品が付いていないと水栓金具に取付けが出来ない場合がありますので、固定部品の調達もしておくことが重要です。水漏れを起こした小さな止水バルブの手配・交換ではありますが、様々なチェックを行う必要がありますから、私たちのような専門家に相談すると安心かも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月17日
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岐阜県のお客様からお預かりした掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の修理をしています。輸入掃出しサッシは、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)社製。施工は1998年ですので、築26年の輸入住宅ですペアガラスの他に室内側に取外し可能なガラス枠がもう1つ追加されているデザイナーシリーズのサッシです。つまり、三重ガラスになっていますので、高級感もありますし断熱性もアップしている感じがします。ただ、この掃出しサッシは、既に製造がされていないタイプで、ドアの木部が腐ってきた場合ドアそのものを交換して直すということが出来ません。ですから、新しい木材を加工して、ドアの腐った木枠部分を補修するという形以外で直す方法がありません。写真は、腐ったドアの下枠から外した戸車部品です。肉厚の鉄で出来ており頑丈な作りになっていますが、あまり調整するようになっていないのか、戸車の高さ調整がスムースに出来ない構造のようです。また、雨が漏れた状態で長く使われてきたようで、戸車の鉄製の車輪も錆びて動きがあまりよくありません。掃除やメンテナンスをすれば使えるようにも思いますが、せっかくですからアメリカから新しい戸車を調達して、修理したドアに付けようと思います。そうすれば、新築時同様スムースにドアの開閉が出来るようになるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月16日
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大阪のお客様から、輸入サッシの修理をしたいというご相談を頂きました。築30年のおうちということですが、この方は15年くらい前に購入されたということです。不具合のある輸入窓は、メーカー不明の木製ダブルハングサッシ。上下ある建具のうち、下側の建具(障子)の枠が黒く腐ってきているようです。この方が新築した訳ではないので、施工図面や仕様書・見積書といった資料もない状態で、どこに補修を頼んでいいのか分からないという状態だったようです。たまたまNETで修理先を検索していたら、私共 ホームメイドが引っ掛かったようで、ここなら何とかしてくれるかも知れないと思い、ご相談を頂いたということです。梅雨時でもありますから、こういうご相談は多くなるのだと思いますが、原因は雨がガラスの周囲から木製建具の中に入り込んで、それが腐朽菌を繁殖させて腐ってきたということです。建物に施工されたサッシは、全て同じ時期に製造された同じメーカーの窓でしょうから、雨仕舞の弱点は全ての窓に共通です。今回、この腐った建具を補修又は交換して直ったとしても、他の窓でまた同じトラブルが発生する可能性は非常に高いと思います。この機会に、全てのサッシのガラスの防水処理を実施して、今後同じような問題が起きないようにすることが大切です。これだけを直してああよかったと思うのは、将来の問題を先送りするだけで根本的な問題解決にはなりません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月15日
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次の日曜に岐阜県の輸入住宅に伺って、掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の取外しを行ってきます。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。ガラスの周囲から雨が浸入して、ドア建具の下枠が黒く腐ってきていますから、一旦外して新しい木枠に入れ替えるという作業が必要です。可動側のドアであれば然程問題はないのですが、ハメ殺し(FIX)側のドアを外すとなると、どこのメーカーのドアでも非常な困難が伴います。ハメ殺しというくらいですから、簡単に外せないように隙間もなくドアを固定するビス等も全く外からは見えない構造になっています。勿論、私たちはハメ殺しのドアを外す方法は熟知しているのですが、それを以ってしても大変な作業となる為、あまりやりたくない仕事です。一番厄介なのは、ドア枠の外側からハメ殺しのドアに向けて長くて太い頑丈なビスが隠し釘のように数本打ち込まれているという状況です。ドア枠の外側ということは、外壁の中にビスの頭があるということですから、本来外壁を壊してビスを裏から抜くという方法になるはずですが、それをやったら大ごとになってしまいます。ですから、ドア枠とドアとの間にあるかないかの僅かな隙間に薄い刃の金属カッターを入れて、太いビスを裁ち切るということをしなければなりません。言うは簡単ですが、どの位置にビスが入っているかも分かりませんし、何本入っているかもはっきりしないのです。勿論、刃を入れる隙間も、全くと言っていい程明いていないですから、ドアを傷付けないようにこの作業をするのは至難の業です。私たちは、この時の為に専用の工具をいくつか準備して、どんな状況でも対処出来るように現場へ向かう訳ですが、この作業だけで半日は潰れてしまうと思います。マーヴィンのサッシの修理の場合、以前は建具(障子)ごと新しいものに交換するという方法でしたから、不具合のある建具は壊そうが何しようが外せばよかったのですが、建具を補修して元に戻す方法しかない現状では、不具合のあるものでも丁寧に扱わなければ使いものにならなくなります。それから、ハメ殺しドアを外すだけではなく、修理の為に一旦ドアを持ち帰りますから、その開口部から雨や空き巣が入らないようにしっかりした養生をしなければなりません。これもなかなか面倒で気を遣う仕事ですから、普通のリフォーム業者さんがやるには無理があるかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月14日
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こちらのサッシの建具(障子)は、何年か前に輸入されたまま資材販売会社の倉庫に放置されていたものを私たち ホームメイドが引き取ってきたものです。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)社製。既にマーヴィンは国内市場から撤退していますので、本来であれば新しいものは手に入らないはずです。ただ、このケースメントサッシ用の建具は、複雑な事情があって今までお客様の手に渡っていなかったものでした。随分前にサッシが雨漏れを起こし、建具の木部が腐ってしまうといったトラブルを抱えてしまったお客様は、おうちを新築した輸入住宅メーカーに代替の新しい建具の手配をお願いされたそうです。先払いで注文をしたそうですが、この建具が日本に到着する前にその住宅メーカーが倒産してしまい、調達手配を請け負った資材販売会社は建具が入荷しても引き取り手がいないという状況に陥ってしまいました。お客様と資材販売会社とは直接やり取りをしたこともなく、当然面識もない状態でしたから、入荷してきた建具は倉庫で保管する以外にどうしようもありません。また、資材販売会社は、マーヴィンに建具の代金を支払いしなければならず、販売も出来ない状況で建具は不良在庫となっていました。そんな折、たまたまお客様がその資材会社を訪れて、輸入サッシの修理の問題で困っているという相談をされた際、資材会社が不良在庫の製品を思い出してお客様から詳しい事情を伺った処、元々そのお客様が注文依頼したものであることが判明しました。ただ、この建具以外にも雨漏れで修理が必要なサッシが出てきたことから、資材会社にこの建具だけの取付けをお願いするという訳にもいかず、窓全般の修理について私共に白羽の矢が立ったのでした。ただ、気の毒なのはお客様です。既に住宅メーカーにこの注文のお金は払い込んであるのに、再度資材販売会社にお金を払ってこの建具を手に入れなければなりません。本来であれば、入手不可能なマーヴィンの建具が手に入ったことは幸運であったのですが、二重にお金を支払わされたことは不運であったと思います。でも、私たちのような専門業者に相談頂いて、マーヴィンの修理・メンテナンスを安心して依頼出来るという点で、不幸中の幸いであったと思って頂ければ嬉しいですね。家のメンテナンスは、信頼が置ける施工業者と如何に長く付き合っていくかに掛かってきます。これは、お金だけの問題ではありません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年07月13日
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