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さぁて、今日は朝刊にまた関心のある記事のってましたね。フィルムメーカー「コダック社」の破たんであります。これは、予想できていたこととはいえ、やはりショックでありますね。私の高校の頃といえば、まだフィルムカメラ全盛の時代、そのフィルムもまだ自家現像する白黒のフィルムを好んで使っていましたのでね。当時は「さくら」と「富士」の国内メーカーに対し、コダックブランドのすばらしい性能面での優位性は、ほとんど独り勝ちと言って良いほどでしたね。フジの「ネオパン」のふにゃふにゃな描写とは違い、コダックの「トライ-X」のカチッとしたハードな描写力は、当時の写真部の私には、なくてはならないフィルムの一つでありました。 コダックのフィルムを選択する大きなメリットの一つに、そのシステムがあるのです。これはコダック社から出ている「ダークルームデータガイド」の本を十二分に活用できるからなのでありますが。この本は写真を自分で現像、焼き付けする者にとっては、まさにバイブルと言えるものでありましたね。コダック社の製品の解説と取扱いの方法が、くわしく載っており、また商品相互の組み合わせのインフォメーションもくわしく記載されているところが、日本の製品と一線を画すものでありました。たとえば、使用するフィルム「トライ-X、プラス-X、パナトミック-X」と現像液「D-76、マイクロドール-X」の温度と時間の関係を計算できるダイアル式早見表があり、これがなくては写真の仕上がりをイメージすることさえ出来ないありさまでしたね。 当時を思い出して、なつかしい思いにとらわれました。いまでは、ほとんどデジタルでの写真撮影にかわりましたものね。暗室用機材もいまは手元にはなく、唯一残っているのは引き延ばし機の専用フジノンレンズが2本だけになってしまいましたが、でもこのレンズをさわっていると、ふしぎにときめいてくるんですよ。あのころの恐れ知らずで徹夜などもろともしなかった、情熱にうかされていた青年の日々を思い出して、ちょっといい気持になるのであります。イエローのフィルムの箱は、私にはあのときのあつい思いを実現するパートナーの姿そのものなのでした。カラーフィルムの時代にかわっても、やはりコダックの「カラーセパレーションガイドアンドグレースケール」は必需品でしたし、時代を駆け抜けた写真技術への情熱は、変わらないものがあると信じたいのでした。 最近の目についた記事に関する回想でした。本日はここまで、またお会いしましょう。
2012年01月20日
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2012年も関西では、ほぼいつもどおりにあけましたね。東北のほうではそうもいかない所も多かったでしょう。そのことを思うと、胸が痛みますが、どうぞすこしでも明るい未来に向かわれることをお祈りします。さて、当家では新年のおまいりは、奈良県の三輪神社(おおみわさん)にお札をちょうだいしに行くのが恒例となっておりまして、今年は私と姉さん夫婦の三人ででかけました。カミさんとおばあちゃんはおるすばんであります。 JRでことことと揺られて行きますと、いつもどおりの駅前からの人の波。参道の入り口から本殿まではゆっくりと登っていくのです。この坂道はおばあちゃんにはもうきついだろうなぁと思いながら、最後の階段まできたときに、ひと組の老夫婦に目がとまりました。男性のかたがどうやら酸素吸入ボンベを引いておられるようで、さいごの階段が難儀そうでした。なぜかはわからなかったのですが、自然に手が出ていました。「ようおまいりくださいました、よろしければごいっしょに本殿までまいりましょう」とボンベのカートに手をのばしていました。その老紳士はいきなりでちょっとおどろかれたようですが、「ありがたい、おねがいします」と答えてくださいました。 カートを私が手にさげて、階段をいっしょに登りますと、お二人からなんどもお礼の言葉をいただきました。私にはお二人の笑顔だけで十分でありました。おまいりをすませておやしろをおとにしたとき、アネキにおせっかいやきだとからかわれましたが、でも自分でもおどろくほど自然に手が出てしまったことは、大切にしたいことだと思われたのです。だって日本人ですものね。私にはほうっておくことができなかった、ただそれだけのことではあるのですが。でもちょっと気持ちよかったですね。でも、このちょっとした手を出すという気持ちが、今の日本の政治にあるのかというと、、、。ラグビーで体を鍛えていてよかったかな、と思われた新年のひとときでありました。 本日はここまで。また、お会いしましょう。
2012年01月10日
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