さぁて、今日は朝刊にまた関心のある記事のってましたね。フィルムメーカー「コダック社」の
破たんであります。これは、予想できていたこととはいえ、やはりショックでありますね。
私の高校の頃といえば、まだフィルムカメラ全盛の時代、そのフィルムもまだ自家現像する
白黒のフィルムを好んで使っていましたのでね。当時は「さくら」と「富士」の国内メーカー
に対し、コダックブランドのすばらしい性能面での優位性は、ほとんど独り勝ちと言って良い
ほどでしたね。フジの「ネオパン」のふにゃふにゃな描写とは違い、コダックの「トライ-X」
のカチッとしたハードな描写力は、当時の写真部の私には、なくてはならないフィルムの一つ
でありました。
コダックのフィルムを選択する大きなメリットの一つに、そのシステムがあるのです。これは
コダック社から出ている「ダークルームデータガイド」の本を十二分に活用できるからなので
ありますが。この本は写真を自分で現像、焼き付けする者にとっては、まさにバイブルと
言えるものでありましたね。コダック社の製品の解説と取扱いの方法が、くわしく載っており、
また商品相互の組み合わせのインフォメーションもくわしく記載されているところが、
日本の製品と一線を画すものでありました。
たとえば、使用するフィルム「トライ-X、プラス-X、パナトミック-X」と現像液
「D-76、マイクロドール-X」の温度と時間の関係を計算できるダイアル式早見表
があり、これがなくては写真の仕上がりをイメージすることさえ出来ないありさまでしたね。
当時を思い出して、なつかしい思いにとらわれました。いまでは、ほとんどデジタルでの
写真撮影にかわりましたものね。暗室用機材もいまは手元にはなく、唯一残っているのは
引き延ばし機の専用フジノンレンズが2本だけになってしまいましたが、でもこのレンズ
をさわっていると、ふしぎにときめいてくるんですよ。あのころの恐れ知らずで徹夜など
もろともしなかった、情熱にうかされていた青年の日々を思い出して、ちょっといい気持
になるのであります。イエローのフィルムの箱は、私にはあのときのあつい思いを実現する
パートナーの姿そのものなのでした。カラーフィルムの時代にかわっても、やはりコダック
の「カラーセパレーションガイドアンドグレースケール」は必需品でしたし、時代を
駆け抜けた写真技術への情熱は、変わらないものがあると信じたいのでした。
最近の目についた記事に関する回想でした。本日はここまで、またお会いしましょう。
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