灯台

灯台

2014年01月28日
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 あったゾ。あったゾ、とくちばしでくわえると、昔の仕事の友達と会ったらしい、

 wa!ひろさんに、つけてもらいます。

 「これでいいの。」

 「いい。」

 ぴかーん。ウサギの耳。かもちゃんは、ラビット・かもちゃんになった。

 スピードがなんとなく1上がった。耳が頭の上にあるので、何となく賢くなった。

 攻撃力が草食動物なので何となく1下がった。

 「今日からうさぎになる。」



 「がんばって。」と言いました。

 と、かもちゃんは、ぴょんぴょん、と草むらにすんでいる、

 うさぎ達を呼びよせて、

 「オーマイフレンド、こっちへ来い」と無理矢理じゃれあいました。

 うさぎ達は、マジビビりして、すぐに逃げ出そうとしましたが、

 いい鳥なので、ここは一つそうしておくべきではないかなと思われたうさぎ達は、

 おそるおそる、オーマイフレンドかもちゃんうさぎと言いました。

 遠くの方でカラスたちが、兄貴なにしてはるのやろ、と言いました。

 「どこからどうみても、うさぎ。」

 と、そこへ、hiroyukiが煙草をすいながら、通りかかりました。

 「それでうさぎのつもりか。」と言って、通りすぎました。



 「それでうさぎのつもりか。」ともう一度、言いました。

 「ひどすぎるダロ。」とかもちゃんうさぎは、言いながら、

 しかし現実に、大きなお尻も、翼も、うさぎっぽくありませんでした。

 そういうわけで、急遽、とりあえず、うさぎ達に、

 うさぎらしさの講習をうけました。習うより慣れよ、の世界です。



 「うさぎはまず、耳をぴこぴこさせます。」

 かもちゃんは耳がうごかないので、羽根をうごかしました。

 それは耳のつもりなので、それを、うさぎ達は耳のように処理した。

 「うさぎはまず、猫の鳴き声はしません。」

 「にゃおー、うさぎしない。にゃおー、うさぎはしない。」

 段々と変になっていく、すごい仕上がりで、うさぎにおけるうさぎっぽさが、

 経験値のようにたまっていった。マジでな、すごい勢いでふくれあがっていった。

 そこへ、キャラかぶりしたいずちゃんうさぎが、とことこと二本足でやってきました。

 「こんにちは。かもちゃん、どうした?」

 「わかってるダロ、見たままのうさぎ!」

 翼をばたばたとはためかせ、にゃおー、にゃおーねことちがうねことちがう、

 と、いいつのり、お尻に丸い尻っ尾をつけ、ぴょんぴょん、うさぎとびしていました。

 「あー、うさぎだ。」

 ホントか? 

 「あー、それはうさぎだ。」

 と、そこへhiroyukiが通りかかり、缶コーヒーをかもちゃんにあげました。

 「お前、どういう化けもんや。」と言いながら、去りました。

 しかし去る前に、もう一度立ち止まり、とことこと近寄って、

 うさぎの耳にさわり、

 「お前、どういう化けもんや。」ともう一度言いました。

 そう言いながら、スポーツ振興くじBIGをあげました。

 「これで当たったら沖縄に行け。」

 かもちゃんは、うさぎの耳をはずし、缶コーヒーのタブをプシュッとあけ、

 ごくごくと器用にのみました。

 ぷはあ、と大きな息をつくと、まっしろい溜息のガスが、空にうかびました。

 どこまでもどこまでも空にうかんでいくように見えましたが、放散しました。

 「鳥はうさぎにはなれないのだなあ。」とかもちゃんは、言いました。

 しかし、すでに鳥でもないかも知れないというかもちゃんに、

 カラスたちは、兄貴なに考えてはりますのやろ、と遠くの方でいいました。

 冬でした。遠くの方で、焼き芋のアナウンスがきこえてきます。

 かもちゃんは、焼きいもが食べたくなって、hiroyukiと、いずちゃんうさぎと、

 wa!ひろさんと、市長さんの分を買おうとおもいました。

 うさぎの耳を外すと、一月の寒い風の中を飛びました。

 もう二月です、カラスたちが、かもちゃんに見とれています。







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最終更新日  2014年01月29日 01時08分15秒


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