喜べば喜びが喜んで喜び集めて喜びに来る

普通の人間が普通に考える


僕は普通の人間である。

「ふつう」という定義をするとしたら、

1.朝起きて、仕事に行って、給料をもらって生活している。
2.特に強烈に信仰している宗教はない。(家は仏教)
3.偏向した教育を受けてはいない。
4.特殊な人生経験はない。
5.学歴は人に言うほどではない。(言った方が恥ずかしいか)
6.家族がいる。妻もいる。母もいる。(父はいない)
7.普通の常識は持っている。
  (最近の異常な犯罪を見て心を痛める)
8.大きな社会運動などしていない。
9.それほど大金持ちではない。(というよりどちらかと言えば貧乏)
10.日本で生まれて、日本で育った。

結婚していない独身の方、学生さんなどという事を外せば、
ほぼ「普通の生活」というのは、上のような人、
つまり僕のような人の事を言うのではないか。

その普通の人間が、今の日本を見ておかしいと思っている。
何故おかしいと思うかを書いてみたい。

先週、テレビで「東條由布子さん」という方がテレビに出ていた。
太平洋戦争(この戦争は別名大東亜戦争という)でA級戦犯として処刑された、東条英機の娘さんになるそうである。

会場には、司会の田原総一郎さんを中心に、その後ろには10名ほどの、各界の「著名人」がずらりと並んでいた。そして「靖国問題」や「戦争問題」を田原氏が東條さんに投げかけていた。
それに対しての東條さんが答えた。

じっと見ていたのであるが、どう話を聞いても、
東條由布子さんの論理の方が正しい。
これは、中学生や高校生、大学生が聞いてもそういうだろう。

その後、話に割り込んで(この手の番組のこういう人が私は嫌いである)どこぞの企業の社長が、

「あなたの気持ちもわかるが中国の事を考えれば...」

などと言っていたが、
「あんた、それなら中国人になればいいやないか!」
と、「普通の私」は心で思った。
普通に考えれば(中高大学生にでもこれを見せて議論すればよい)
どちらが正しいことを言っているかわかる。
というよりも、あまりにこの方々は人間的に御粗末である。

「人の話しているときに『さえぎる』」
「自分の意見は主張するくせに、人の意見は聴かない」
「質問されたことに対して『明確に』答えない」

この番組、タイトルはなんだったか忘れたが、
その後出てきた「桜井よしこさん」がこれまた凄かった。
どこかの大学教授と論争になったのだが、
桜井さんは、興奮することもなく(大学教授は物凄い興奮)
冷静に一つ一つの投げかけに答えていた。

最後に「興奮して」大声を出している田原さんに対して一言、

「そうですよ、マスコミが悪かったんです。
 つまり、あなたと私。私達が悪かったんです」

この言葉に、田原氏は一言も返すことができなかった。
すぐさまコマーシャル。
おいおい、たいがいにしてくれよ。
コマーシャルが終わると、他のコーナーに移っていた。

「普通」に考えた。
これって、何かおかしいんじゃないか!

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