シックライフ・シックハウス症候群・         化学物質過敏症・アレルギーなどに関する事柄

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2006年07月30日
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 ここでは「 有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律(以下、家庭用品規制法) 」で規制されている液体状のものに
 ついてのみ述べていきます。


では、家庭で使われる洗浄剤とは一体何でしょうか?


 これは、 酸・アルカリ剤などの主に化学作用で汚れを落とすもの で、酸性、中性、アルカリ性などの液性による区分は、その
 水素イオン濃度(pH)により決められています。


ionn


 液性は使用される化学物質の種類により変わりますが、その辺については「東京都福祉保健局健康安全室薬事監視課」の





1.酸性洗浄剤

塩酸、硫酸などの無機酸やスルファミン酸、シュウ酸などの有機酸を主成分 としており、界面活性剤が添加されて
  いるものもあります。
  トイレ用洗浄剤に多くみられ、アンモニア塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、ナトリウム塩などの汚れを酸の力に
  より分解します。


2.中性及び弱アルカリ、弱酸性洗浄剤

陰イオン系や非イオン系の界面活性剤を主成分 としており、これに種々の添加物が加えられています。
  台所用、洗濯用の合成洗剤は、ほとんどがこのタイプで、界面活性剤の力により油汚れを落とします。



3.アルカリ性洗浄剤

炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを主成分 として、換気扇、ガスレンジなどの油汚れや
  排水タイプのつまりを落とすものと、これらに漂白剤である次亜塩素酸ナトリウムを加えたカビ取り剤などがあります。




 このように洗浄剤は酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性のものに分類されています。

 この中で、強酸や強アルカリの洗浄剤は、皮膚の粘膜に炎症を起こす性質があるので「家庭用品規制法」では、塩化水素
 (塩酸)、硫酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの含有量と、容器の強度が以下のように規定されています。


■ 住宅用洗浄剤で液体状のもの

   【規制物質】

塩化水素 (塩酸)、 硫酸
   【規制】

     酸の量として10%以下の含有量
     法で定める 容器強度 を有すること


■ 家庭用洗浄剤で液体状のもの

   【規制物質】

水酸化ナトリウム  、 水酸化カリウム

   【規制】

     アルカリの量として5%以下の含有量
     法で定める 容器強度 を有すること


 下線部の 容器強度 については、「家庭用品規制法」によって、次のような基準が設けられおり、次の試験方法に適合したもの
 しか認められません。


o


 ここで注意が必要なのは、購入時には基準に適合した容器でも、長期に保管したり、日の当たる場所や温度が高すぎたり
 低すぎたりする場所に保管するなど家庭での保管方法が悪いと容器が劣化して弱くなることです。


 洗浄剤については、「 家庭用品品質表示法 」でも規制されております。


 その辺りについて、又、洗浄剤については別項を立ち上げてもう少し詳しく述べていく予定です。






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最終更新日  2006年08月11日 17時41分05秒


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