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2006.10.09

ワールド･トレード･センター

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テーマ：映画館で観た映画(8801)

カテゴリ：～2006年　映画・ドラマ

ニコラス・ケイジ・・・・・・・・・・ジョン・マクローリン
マイケル・ベーニャ・・・・・・・・・ウィル・ヒメノ
マギー・ギレンホール・・・・・・・・アリソン・ヒメノ
マリア・ベロ・・・・・・・・・・・・ドナ・マクローリン

ストーリー
　2001年9月11日の早朝。いつものように家を出て署へと向かう港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長。彼は署に着くと部下たちを集め“お互いを守り合い、事故のないように”と言葉をかけ、それぞれの現場へと送り出す。ところが間もなく、世界貿易センタービルの北棟に旅客機が激突する大惨事が発生、港湾警察官たちに緊急招集がかけられる。すぐさまマクローリンを班長とした救助チームが結成され、現場へと急行する。現場の惨状に言葉を失う彼らだったが、新人警官のヒメノを含む４人の警官が、マクローリンと共にビル内に入ることを志願する。しかし、彼らがビルに潜入した直後、大音響と共にビル全体が崩れ始めるのだった。

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こういう映画は、いいとか悪いとか言っていいものかどうかって考えちゃうね。
面白いとか面白くないとか言ってはいけないんじゃないかとか、神妙な面持ちで見なくてはいけないんじゃないかとか思っちゃうんだよね。
ちょっと窮屈な気もする。
そして、はっきりいってアカデミー賞等の賞取りには関係してはいけないとも思うな。

あの現場にいたら、確かに今実際どういう事が起こったのか。
何が起きようとしているのか？
全くわからないだろう。
そんな中で、命をかけ命を助けようと行動する人々。

そして、思わぬ建物の崩壊。
そのすざましいこと！
良くぞ瓦礫の中の隙間で生きていることができたと思う。
しかし、崩壊は一度ではない。何度となく襲ってくる。

「寝るんじゃない。生きるんだ」とお互いを励ましあいながら、救出される事を祈る二人。
何時間も暗闇の中、灰塵の中閉じ込められ、押しつぶされている姿は、我が事の様に感じるだろう。
そんな二人は全く偶然助けられるのだが、それは奇跡といってもいいかもしれない。
単身乗り込んできた海兵隊員（愛国心そのものの奴）が瓦礫の山から、彼らを見つけるんだよね。
この海兵隊員はその後、イラクに行ったらしいんだけど、これは事実を元にしているというので、この隊員を出さないわけには行かなかったんだろうと思うが、この隊員だけはまさにアメリカって感じで・・私は恐さを感じたんだけど。
愛国心を見せる映画ではないと思うんだけどね。

それからは、何十人何百人もの人々がこの二人を助け出す為に懸命に努力する。
こういった思わぬ事態に遭遇した時、人々は団結し思わぬ力を発揮し、そして助け合うのだ。
それは人間の善の部分だ。
こういう善の部分を人間みんな持っているんだよね。

そして、残された家族の苦悩。
何も情報がない、なにかをしたいけれども、ただ待つだけしかできない苦しみ。
妻や子ども、そして家族、友人。
そいういう所も、見せていた。

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追悼の一作として見た映画だ。

この事件で亡くなられた方々の冥福を改めて祈りたいと思う。

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