第5話 「 帰り道 」


「待ったか?葵羅がお菓子買ってる間にこんなに時間かかっちゃってさ・・。」
「いや。俺も今来たところだから・・。」
「そういえば。克聖の用事ってな~に?もしかして・・勉強??」
葵羅が聞いた。
「全然~。マンガとCD買ってた~。」
「・・・。は・・?」
茄稀と葵羅は、思った。
「((なんだ?コイツ・・。こっちは明日のために体力使ったんだぞ!!なのに、お前は
 本屋で好きなことしてたってゆーのか!!・・コロス・・))」
「((なぁんだ。そのくらいだったら一緒に行ってあげてもよかったのに・・))」
葵羅は相変わらずボケ炸裂していた。
「・・・間は、・・・ね!ちょっと!!茄稀!?葵羅!?聞いてる!?」
「あっ!うん?何か言ったか?」
「き、聞いてなかったよ・・何の話?」
「2人して聞いてなかったのか?しっかりしてくれよ~・・。」
「((お前のせいだよっ!!!))」
2人は心の中で同じ事を叫んでいた。
「だからぁ~。明日は10時に茄稀の家に集合で、あたしたちが、葵羅の家によって
それから、茄稀ん家まで歩いていく。わかった?」
「・・・お前俺らよりひとつ下のクセに・・頭だけは兄貴に似たか・・?」
「た、たぶん・・。」
「おい・・。自分で言うか・・?」
克聖が朝柄に言った。
「だって、克聖とは兄妹なのは事実でしょ?」
「それもそうか。お前ら兄妹そろってなんでもできるしな・・。」
「あっ!もうこんな時間!!みんなそろそろ帰る?」
「朝柄。もう帰ろうか?」
「うん♪母さんもご飯のしたく始めたコロじゃん?」
「あたしも帰ろうかな。茄稀は帰る?」
「俺はもうちょいいるわ。お前ら帰るのか。それじゃ。また明日な。遅れるなよ~葵羅。」
「えっ?あたし~??大丈夫。ちゃんと起きるから!!茄稀も寝坊しないでね・・。」
「それじゃっ♪帰ろうか~♪お腹減ったぁ・・。」
「ばぃば~ぃ☆」
そして茄稀だけを残して3人は帰っていった。

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