緑と清流

緑と清流

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

神秘家の庵

神秘家の庵

2009.01.11
XML
カテゴリ: 歴史・人物
写真の花は「白梅」
白梅


ことわざ
「同じ穴の狢」
 一見別のように見えても、実は同類であること。利害関係が同じであることで、多くは悪い仲間を指す。ムジナはアナグマの異名で、狸のこと。


直江兼続 2

 徳川家康は、直江兼続の才能を高く買っていた。諸大名が大阪城で雑談していた時、家康が、
「西国の諸将が大阪へ攻めてきたら、大軍の攻撃を支えながら、関東へその旨を告げて来る者は、どれほど居るだろうか」

「上杉家の直江山城の守(兼続)と、蒲生家の源左衛門の両人の他はございますまい」
と答えた。
「わしも、その両人だと思う」
と、家康は即座に同意の声をあげた。諸侯も全員が首を縦にふった。

 それほどの器量人だけに、その他の逸話も多い。
 ある時、直江兼続は大阪城内で伊達政宗とすれ違ったが、素知らぬ素振りで通り過ぎようとした。
「直江殿、挨拶もしないとは無礼であろう」
と、政宗が怒った。大大名の政宗には、兼続の方から挨拶するのが当然だと正宗は思っていた。
 兼続は振り返ると、
「これは失礼いたしました。なるほど、後から拝見いたしますと、確かに伊達殿でござる。戦場で何度かお目に掛かり申したが、いつも後姿ばかり拝見いたしておりましたので、気がつきませんでした」
と言った。後姿とは、逃げる姿である。


 やがて大判が兼続のところへ回されてくると、兼続は手で受けずに、扇の上に掬い取って、宙に跳ね上げて眺めた。政宗は、兼続が遠慮しているのかと思い、
「手にとって見ても構わんぞ」
と声を掛けると、
「それがしは謙信公以来、上杉家の先陣を承る身、その采配を執る手で、賤しい物に触れると手が穢れますから、扇に乗せたのでござる」
と言った。

つづく

「霊界からの遺言」はこの前にあります





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.01.11 12:25:25
[歴史・人物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: