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神秘家の庵

神秘家の庵

2009.01.13
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カテゴリ: 心理学と神秘学
写真の花は「紅梅」
紅梅


 富士山の頂上は寒い! 高地になるほど気温は下がる。しかし地上200キロの上空は大気の温度が1000度もある。太陽からのエネルギーの半分は地面が受けるので、地面に近いほど暖かい。それなのに、100メートル高くなるごとに、0,5~0,6度気温が下がる。それは上空1万メートルまでのことで、そこまでが対流圏だ。その上の成層圏は零下60度の世界で、上空200キロでは700度、その上は1000度を越え、そこは熱圏と呼ばれ、太陽からの風によって高温になる。ただし上空200キロでは地上の50億分の一の大気しかないので、大気の熱さは感じない。不思議だ!


C・G・ユングの心 4

 ユングの一家は田舎に住んでいたので、バーゼルに移る前には、田舎の人々から奇怪な物語や経験談を色々と聞いていた。
 それらの話は、トランス状態で奇行を示した少女に対する彼の観察と同じカテゴリーに属していると思った。
 両者の間には、明確な繋がりはなかったが、教科書を読んだ時、精神医学はそれらの不明瞭な事のいくつかに対する鍵を与えてくれると確信したのだった。
 最終試験に合格したユングは、別の大学に転任する教授から、助手として一緒に来ないかと誘われた。

 それ以後、彼は二度と後ろは降り向かなかったし、後悔もしなかった。
 1900年12月、ユングの精神医学者としての経歴がスタートした。
 彼はチューリヒの大学病院、ブルグヘルツ病院で、ヨーロッパの精神医学界の指導者ブロイラー教授の助手になった。
 研究に明け暮れる毎日だった。彼は指導を受けながら、精神病の一般的な形である早発性痴呆症(分裂病)の原因の研究に取り掛かった。
 彼は分裂病患者の脳組織を、顕微鏡で調べる技術を学んだ。脳の障害が、彼が求めている鍵を与えてくれるのではないかと考えてのことだった。
 新しい仕事は魅力的で、彼は夢中になって取り組んだ。
 しかし、彼の望みは実現しなかった。数え切れないほどの症例を研究したが、分裂病の意味や起源について、なんら光を与えられなかった。

 ユングは研究に専念しつつ、一方で別のタイプの研究にも目を向けた。原語連想検査である。
 その広く知られている心理テストは、知性のタイプを分類するために、F・ゴールトン卿によって導入されたものだった。
 このテストは複雑で、これによって得られる膨大な情報は、知能程度を評価するのにまったく役に立たなかった。
 ユングはそのテストに、簡単で重要な修正を加えた。被験者の反応が遅れた時、ユングはどうして遅れたかを被験者に質問した。すると、被験者は、自分の反応が遅れたことに気づいておらず、したがって遅れた理由など説明できるわけがなかった。

 ある例では、「馬」という単語に対する反応が遅かったので、詳しく調べると、馬の様々な物語や光景が明らかになった。患者はそれら全てを忘れていたのだった。
つづく

「ラ・ソレリーナ」はこの前にあります 





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最終更新日  2009.01.13 13:02:52
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