突然の辞任に何が原因での辞任なのか今一つはっきりしない。
つい先日にはテロ特延期に首をかけて法案延期を目指すと言っていたのが、それが僅か2~3日で辞任とは・・・
この安倍総理は本人は失言らしい失言もなく、本人にスキャンダラスなネタがあったワケでもなく、外交面では逆に中国外交の建て直しとか成果の方があるとは思うのだが、最後は意味不明な辞任劇となっている。
青山繁晴氏曰く、辞任の記者会見で最も述べられた言葉が(インド洋給油の)「中断」で「中断」との言葉は3回述べていたと。
これの意味する所は、安倍総理はテロ特延長で対応しようと決めていたのに、与謝野官房長官や麻生幹事長が「新法で対応」をぶち上げ、どうも自民党がそれに靡きつつあり、国会が開催されると、必ず新法か延長かを野党より聞かれる。本人は意に反した新法の事を認める発言をしないといけなくなるのが嫌だったのでは?みたいな事を述べていた。「中断」は新法案にすれば法整備などで給油作業は一旦中断しなければならない。その事を指摘したのでは?と述べていた。
青山繁晴氏は他の発言で、安倍総理の直ぐ側に居る側近に電話して聞いたところ、「健康上の理由ではない」と言っていた事だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070912-00000535-reu-bus_all
で、理由はどうあれ結局何がしたかったのか最後まで意味不明な内閣。内閣改造を行って直ぐに農水相が交代し、次には首相が辞めるとは・・・
結局のところは、民主党は一枚岩ではない!とか言っていたが、自民党こそが一枚岩ではなく、結果的に安倍総理の足を引っ張った挙句に最後は辞任になったと解釈するのが良さそうだ。
安倍内閣が出来た当初より総理が来ても閣僚が喋っていて小泉総理の時の様な張り詰めた空気が無かったと言われ、安倍総理も「そんな事はない」とは否定していたが、結果を見る限りでは、前者が正しく、それが最後まで響いたと思うのが自然だろう。
さて、これからの焦点は「次期総理は誰?」になると思う。
市場では麻生幹事長で、麻生さんの親族の経営する会社「麻生フォーム」の株価は急騰。アニメ好きって点でもアニメ関連が騰がったらしい。とは言えこれは何にもネタがなく方向性に掛ける市場に麻生関連とのネタが舞い降りて金がそこに流れただけでしかない。誰かがババ引くババ抜きになろう。時間が経てば元通り。
一番の動向はやはり小泉前総理の動向だろう。この人がどう動くかによっては大きく変わる。でも出馬はないと思う。出馬すれば間違いなく確定だろうし、野党にとっても脅威になるのは間違いない。小泉人気は未だ覚めやらず。でも小泉人気だけで選挙に勝とうとする魂胆が見え見えの自民党の浅はかな議員の尻馬に乗るとは思えない。それに人気だけで政局が引っ張れる程政治が楽だとは思えない。これは成立時高い人気を誇った安倍人気が該当する。高すぎる人気は一旦失望に変わると泥沼状態となったのが今の安倍内閣と言えよう。
個人的には麻生幹事長の悪そうな顔が小沢一郎と対決するには最適だろう。顔対決なら負けない。その他有力候補って線では福田・谷垣ぐらいか。結局はポスト小泉の麻垣康三の三が消えただけか。
安倍総理の辞任劇で民主党にとっては大きな痛手だろう。最近の小沢代表の動向はメディアに逐一報道されるぐらいの勢いだったし、安倍総理なら叩き易かったとも思える。それが一気に世間の注目はポスト安倍に代わり、民主党には出番なし。
さて、誰ですかね?次期総理は。
◎麻生
○福田
▲小泉
△谷垣
△額賀
△町村
競馬予想風にすればこれかな。
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