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2007年05月19日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay

yamabosi.jpg
 ヤマボウシ(ミズキ科)@箱根  

 久しぶりに長女と語った。
 ちょっと寄り道をしたけれど、月曜日から新しい職場へ出勤だ。
 まんざら悪くもない職場を去らなければならなくなった時、わたしはものすごく腹立たしかった。
 人生を舐めてかかるんじゃないよ、って怒鳴ってやった。

 その後のらりくらりと、一月くらい次の仕事を探している様子がなかった。
 内心では、このまま怠惰な暮らしに突入してしまうのではないかと心配になった。
 些細なことで口論しながら、彼女は生涯できる仕事、本当に楽しくできる仕事を探しているのだと知った。

 「今日ヤマボウシを見たよ。ポーラ美術館(箱根)の前に咲いていたから、この花は知っているんだ。でね、友達にヤマボウシの花だって言ったら、驚いていたよ。花の名前を知っている同世代って中々出会わないらしい」
 「それって彼女も花が好きってことだね」
 「そう。彼女はハナミズキとよく間違えるんだって」
 「同じミズキ科だからね」
 わたしは、花の話題で友人と会話が出来る長女を少し誇らしく思った。
 ものすごく偏見だけれど、いまどきの音楽や食べ物で盛り上がることより、花の話題で盛り上がったことが、なんかわたしは嬉しいと思った。
 これは少なからず、わたしが与えた影響かもしれない。
 わたしが花を好きなのが、母親譲りだったように。

 そういえば、このヤマボウシを見た旅からもう二年が来ようとしていた。
 二年の間、長女の人生も随分変化した。
 再びたったスタートラインは、ゆっくりと楽しみながら歩いてくれると良いなぁ。






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最終更新日  2007年05月19日 14時41分00秒 コメントを書く
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