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2008年02月10日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay


 今日は、いつもより遅く起きるつもりだったので、まだ寝床の中。
 手を伸ばして枕元の携帯を覗いたら、友人からの「おめでとう」メールだった。
 憶えていてくれたのだと思うと、何歳であろうがそれだけで嬉しいものである。
 それを潮に、寝床を抜け出して四肢を伸ばした。

 ベランダのカーテンを引いたら、優しくて暖かな陽射しが慌しく部屋の中に入ってきた。
 昨日は積雪注意報が出ていたのだけれど、夕方みぞれが少し降っただけにとどまった。
 そして今朝のこの陽射し、なんだか儲かった気がした。

 長女は三連休がスノボードの予定だったのに、流れたらしい。

 「久しぶりに鎌倉散策しない?三人で」
 「いいよ。疲れて足が痛いけど、今日は誕生日だから付き合うよ」
 と、承諾してくれた。
 でも、起きた時間から三人で仕度して出かけるには、時間が足りない。
 出来ることなら午前中に、花の写真を撮りたいと思ったから、
 「でも、いいや。折角の休日なのだからゆっくり休んで疲れをとりなさい」
 わたしが辞退した。
 次女の仕事は、ややタイトなホテルでの立ち仕事なのだ。

 出かけるより、本当はのんびりと家で過ごす方がわたしは好き。
 だから、朝食の仕度にかかった。
 しかしながら、冷蔵庫の中はとても貧弱で、物がない。

 ペンネ、ニンニク、キャベツ、アボカド、トマト、冷凍のミックスベジタブルにシーフード。
 それらを思いつくままに調理してテーブルに運んだ。

 ほどなく起きて来た娘達。 
 「美味しい!」とすっかり平らげてくれた。
 「今日は鎌倉中止。その代わり母さんが買い物に付き合うよ」

 久しぶりに三人で出かけることにした。


 気がつくと、柔らかな陽射しは部屋の真ん中の、テーブルの足元まで伸びていた。
 ああ、暖かい。
 こんな陽だまりが、わたしは大好き。
 またひとつ年を重ねたのだ、と今朝はしみじみ幸せを噛み締めている。











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最終更新日  2008年02月10日 12時05分50秒 コメントを書く
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