殿上人日記

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2005年01月04日
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カテゴリ: 家族


  『いつかは一緒になろう』と、誓い合った
  時から模索が続いてきた」 朝日新聞に
  寄せられた、かつて、神坂村村民であった
  山口村民の声だ

  田中知事が、昨年9月に、突如として越県
  合併に待ったをかけた事によって、迷走を
  した山口村の越県合併。しかし、12月の
  長野県議会における、議員提案に踏み切り
  可決した議会判断について「県民の民意に
  より近いと、考えざるを得ない」と判断を
  されたようだ

  田中知事によって、国に合併議案が申請を
  され、2月13日に、新・中津川市の一員
  として、新しいスタートをきることになる

  多くの越県合併の記事に、神坂村の分村に
  よる過去の経緯が書かれたものは無かった
  46年前に、神坂村民の大多数は、やはり
  中津川市への越県合併を望みながら、長野
  県議会の強靭な反対が起き、混迷。異例な
  岸首相の裁定により、神坂村は真っ二つ!

  島崎藤村の生誕地の馬籠宿、中山道のある
  地域は長野県の山口村に合併され、残りの
  地域は、岐阜県中津川市に越県合併をする
  事態になってしまった。ある朝、神坂村の
  ど真ん中に、県境がひかれてしまったのだ

  しかし、長野県に残された住民には、義務
  教育は岐阜県の学校に、通学してもいいと
  いう趣旨の発言がされていたらしく、以来
  46年にわたり、毎朝、県境をまたいでの
  通学が続いている。出入りの業者も、住民
  運動会も、中津川市を利用している。住所
  ですら中津川市の住民も、数多く存在をし
  越県合併の賛否の投票すら、出来なかった

  隣同士なのに、違う学校に通う子供達・・・
  朝、向うの学校の、子供達の声がする間は
  玄関で息を殺し、通り過ぎてから、家から
  出る息苦しさ。長野県と、岐阜県の狭間で
  息を潜め、辛い思いをしてきた、神坂村の
  賛成派の人達。彼らは、既に46年前から
  岐阜県民として生きる事を選んでいたのだ

  田中知事は、「少数であっても長野県民で
  あり続けたいと願う方々を守る責務がある」
  として、田中知事や県のまちづくり支援室
  コモンズ・地域政策チームが個別に相談に
  応じる考えを示したている

  しかし、反対派の長野に残りたい気持ちを
  大切にするという事は、さきの合併時での
  46年にもわたる軋轢につながらないのか
  私は心配をしている。反対派の人達の事を
  思うのであれば、岐阜県民として頑張って
  欲しいと、長野県に対する未練を断ち切る
  そういった姿勢で臨む事こそが、必要では
  ないのではないか

  あいまいな態度や、安易な約束は、神坂村
  分村合併で、村民の気持ちを一つに出来ず
  長い期間、村民を苦しめる結果に、なって
  しまった。もう、二度とそんな思いをする
  住民や、子供達を出してはならない

  行政面では、2月13日をもって、合併は
  成立をする。しかし、そこの住む住民達の
  本当の意味の合併は、2月13日に始まる





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最終更新日  2005年03月01日 16時36分56秒 コメント(18) | コメントを書く


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