ジョンがヨーコを歌った Don't let me down
を熱唱。 とても病後とは思えない、強い喉と迫力の歌声に、清志郎魂を感じ、ゾクゾク。 「武道館へようこそ!ご機嫌だぜ、ベイビー」
の言葉を残し、退場。 客席一同、感動で大歓声。
「僕の好きな先生」の頃から目を付けていたというY君(11/29登場)はえらいっっ。
She said she said
と、 Nowhere Man
(コーラスが一人足りない分は、トリビュートバンドが完璧にフォロー。)を歌い、「おおきに。ありがとう。」と去る。
お次は Bonnie Pink
ピンクと名乗ってはいるけど、着ていたのは紫のワンピースで What you got
を歌う。小学校の頃、ビートルズの曲が入った兄のカセットを、テープが伸びるまで聴いた話や、中学時代、下校時間に「Hey Jude」が流れていたので、今でもこの曲を聞くと、家に帰らなきゃ、と思う、というパブロフの犬的な話などをした後、 Starting Over
。味のあるヴォーカルに前向きな歌詞が、あの悲劇と重なり、泣けてくるが、ここで大きなことに気が付く。私の席から、歌詞のモニター(アンチョコ)が見えるではないか双眼鏡で確認。間違いない。やったぜ、ベイビー。もう一つの楽しみが見つかった
The Sunday Drivers
が、先月、タイの小学校を訪問した様子がスクリーンに映し出される。音楽や絵で子供達とふれあう中年男子二人組。言葉はいらない。みんな笑顔だ。夢を持ち続けることが大切と話す。Yokoさんからは、どんなことでも10年続けるとご褒美があると言われたとか。継続は力なり。塵も積もれば山となる。千里の道も一歩から。戸締まり用心、火の用心。 Love
と Real Love
の演奏をバックに、タイの子供達のスライド上映。
彼はジョンのアルバムにも多く関わっており、今回は「Imagine」のレコーディングで使ったベースを持参し、「Rock'n'Roll」で共演した Bring It On Home To Me
をワンコーラス歌う。本当は奥さんとデュエットするはずだったが、病気で参加できなくなったとか。残念。でも、自分では弾かず、トリビュートバンドの押葉伸吾さんに、「これでやってちょ」と渡す。押葉さんは嬉しい反面、緊張も大きかっただろうな・・でも、いいなあ。さっさと下がり、あとは押葉さんと、バンマス・和田春彦さんが歌う。さすがプロ中のプロだけあって、座布団を3枚ほど献上したいほどの腕前(え、少ない?)
男女の二人組 Love Psychedelico
が出てくる。 去年も出演していた。数ヶ月前、たまたまテレビで見た彼等は、NYでYokoさんと会い、「音楽は愛を届けること」と言われ、深く頷いていた。ジョンの思いはしっかり届いてますよ。 曲は Instant Karma
と、 Across the Universe
ブラスが入り、少し派手な感じがした。(私は「Let it be naked」のアコースティックヴァージョンが好き。)
優しいバアバの希林さんが日本語、彼等が流暢な英語で Imagine
を披露。希林さんは慈母のようなまなざし。素敵なおばあちゃんの一面を垣間見て、心が温かくなった。 やがて、私の大好きな Let me count the ways
が流れ、優しいピアノの音色とYokoの「Thank you, thank you, thank you」のフレーズに泣きそうになる。
Chara
登場。独特の雰囲気を持った、不思議な人だ。 これまた号泣ソングの Grow old with me
を歌う。 「Milk and Honey」に収録されているこの曲と「Let me count the ways」は、ジョンとヨーコの結婚10周年を記念して作った曲だとか。愛にあふれたこのアルバムはお薦めだ。 続けて Give Peace a Chance
、客席の私達も歌に参加
あらま、あと10曲ほど残ってるんだけど、文字数がいっぱいになってしまったよ でも、せっかくオノコードの光を頼りに書いたメモだから、やっぱり省かず伝えたいので、このまま怒濤の第三部・完結編に突入することにします。 今日も長くてごめんなさい。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 また折を見て続きを書きますので、お時間が許せば、どうぞフィナーレまでお付き合い下さいませ。では、See you ぞなもし