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小さな旅 喜多方・猪苗代へ
野良仕事が一段落したんで、稲刈りで忙しくなる前に何処かへ小さな旅にでかけようと相
談した。 遠すぎず、かといって近場過ぎず、それなりに旅をしたと実感できる所ということ
で、宮城の県南の温泉地が候補に挙がった。
遠刈田という、ちょっぴり濁って「遠がった」という響きがが気に入った。ところが列車での
アクセスが悪い。何せ今回は娘からもらった青春18キップの二回分の残りを有効に使う
ことがきっかけなもんで、これじゃぁしょうがない。
そこで連れ合いが出してきた次なる候補が会津。会津は職場旅行や友人のお付き合い
で4度も行っており、白虎隊の踊りは見あきているし、ガイドの説明も聞きあきているので
気乗りがしない。といってあんまり反対ばっかりしていて嫌気が差してもいけないの
で、”喜多方ラーメンってどんな味なんだろうねぇ”の一言に反応することにした。
いま一つだった 元祖喜多方ラーメン
しっとりとした蔵の町とガイドブックにあったが、駅の前は味もそっけもない通りがまっすぐ
伸びているだけ。ウ~ン?早くも黄色の信号がともり始めた。
似たような旅の一行の後ろをしばらく歩いていくと町の案内板があった。
普通の家並みに交じってて蔵が点在している程度だったが、美味い水が出るらしく酒蔵が
何軒かあって、その一つを訪ねた。
酒造りの工程を説明していただき、ちょっぴり試飲をさせていただいた。
どちらかというと説明はほどほどにして試飲を楽しみにしていたが、辛口の酒が6種、吟
醸の高いものから、それなりのものまで順番に試すことができた。残念なことにお義理程
度しかお猪口には注いでくれない。試飲だから仕方がないといえばそれまでだが、あまり
にも少ない。
実は酒蔵見学は趣味で、北は北海度の男山から南は熊本の美少年まで、けっこう歩いて
きたが、これほど少ないのは初めて。信号が赤く点滅してきた。
といって、説明を受け、しめらすまでもいかなかったとはいえ試飲させていただいたんだか
ら、これは見学した折の毎度の礼儀だが酒を購入した。試飲の量と旨さの質に比例して
時には半ダースの一升瓶を注文して送ってもらうのだが、今回は4合瓶を一本。
和菓子屋さん紹介の ご近所の元祖喜多方ラーメン
駅舎のなかの案内処でも、降り立った客がひっきりなしに“美味しい喜多方ラーメンはどこ
でしょう”と尋ねていた。係りの職員は”味はお好みですから”と一つの店に肩入れするわ
けにもいかず如才なく応えていたが、それでも旨い店があるに違いない。
向こうから歩いてきた高校生に尋ねると、しばし宙を仰ぎ、思いあぐねて「来夢」と教えてく
れた。若い元気な娘さんの紹介するラーメンって、コッテリだろうか、それとも太りたくない
からアッサリだろうかと、こっちも思い悩んで、もう一人に聞いてみて同じだったらそこにし
ようということになった。
そこで寄ったのが案内パンフレットに載っていた和菓子屋さん。「涼菓とうふ」をいただい
た。夏限定で涼しそうな菓子だ。おさえた甘味がいい。ここの紹介する店なら間違いないだ
ろうと教えていただいたのが、すぐ近くの元祖喜多方ラーメンの店。
”元祖”という言葉に呪縛のように惹かれ、この和菓子を作る舌なら確かだろう勝手に思
い込んだのが大きな間違いだった。町内のヨシミもあるだろうし、元祖よりも競争の中で
勝ち上がってきた新興の店の方が、より味が洗練されている可能性もあった。
たかがラーメン されどラーメンなのだ。ア… 涙のラーメン紀行でした。
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