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2011年10月14日
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カテゴリ: 里山の日々

今からでも遅くない 子どもたちの集団避難

昨日、松本市長の菅谷昭さんの講演『放射能汚染による影響 -チェルノブイリから学ぶこと-』を聴いてきた。ショックだった。

彼は医師でもあり、チェルノブイリの原発事故があった時に大学を辞めて現地に行って医療支援活動を5年半してきた人で、その体験をもとに話された。

以前、5月18日に福島の保育園に来られて講演した内容よりも一歩突っ込んで話された。  http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/100/82400.html

これまでは疫学的に明らかにされてた癌へのリスクが取りざたされてきた。だが放射性物質の体への影響はそれだけではない。低線量の放射性物質が病気にどう影響を与えるかの因果関係の証明は長い時間の経過が必要だが、現時点で証明されていなくとも事実としてベラルーシでは「チェルノブイリ原発事故による汚染被害は現在も進行している」。その一部の例としてして子どもたちの免疫低下、発育不良、早産や未熟児などの周産期母子医療での問題が起きているという。大切なことは今、因果関係がはっきりしなくとも、事実として、そうしたリスクが出てきているのなら、影響の大きい子どもや妊産婦をその危険から守っていかなくてはならないだろう。

その点でいえば福島県の土壌の汚染の状況は会津地域を除いて、どこもチェルノブイリの立ち入り禁止区域や汚染地域に相当する深刻さだという。確かに下図で見ると60kベクレル以上の地域がほとんどだ。 4219291641土壌汚染.jpg

菅谷氏は、数日前に内閣府でレクチャーを頼まれた時に、自主避難でなく全ての子どもと妊産婦の汚染地域からの避難を国の政策として行うよう提言したという。そこまで問題は深刻なのだ。ただ、高齢者はこの地に留まって、地元の放射性物質基準以下の農産物を消費しても心配は少ないともおっしゃった。やや、ホッとしたものの秋の空のようなすっきりした青空のような気分にはなれない。

と言うのは、もうひとつ気にかかったのが当日配布された別の資料の中にあった安全基準値の各国間での違いだ。飲み水でみるとアメリカ法令基準0.11ベクレル/L、WHO基準10ベクレル/Lなのに日本の乳幼児の暫定基準で100ベクレル/L とかなり高い。野菜だと、ウクライナ40ベクレル/kg、ベラルーシ100ベクレル/Kg、日本は500ベクレル/kg。こんな違いがあって日本の食べ物は本当に安全なのかなぁ。






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最終更新日  2011年10月15日 05時28分42秒 コメント(8) | コメントを書く


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