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二重菊底編み 挑戦には早すぎた
今回は菊底編みに挑戦してみた。まだ幅決めと厚さ決めの鉋は購入していないので、相変わらずの鉈と小刀による目測のため、今一つ繊細さに欠けるし、技量がなく未熟で挑戦するには早すぎたようだ。
10日ほど前に栃木県の大田原市を再訪して『無心庵』を見学した。この庵主は既に東京や大宮で竹細工の教室を開いているが、今年の4月から大田原市でも教室を開くことになっていた。私も申し込んでいたが、あの震災で延期されていた。
その後、どうなっているか様子見がてら庵を訊ねてみることにしたのだ。気さくな人で自作の作品を見せてもらい、昔、収集していた無形文化財になっていた人の作品も見せてもらった。緻密ですばらしい作品が並んでいた。刺激を受けて帰宅してから挑戦したのが、今回の一輪ざし篭。
最初5本の底、途中で5本足して二重編み
少し広めのヒゴを5本を組み、細い竹ヒゴ2本で交互に編み込んで10周位して5本の間にさらに5本を差し込み交互に編んでいったのが上の写真。 (※縦ヒゴは5本×2では多すぎたようで4本×2でよかったと思う。) 途中、立ち上げ、胴編みに移る。縦の竹が偶数の場合は周りを編む場合2本でないと外れてしまう。1本で編む場合は奇数になるように1本、縦の竹を加えておく。半分ほどになったところで途中でしっかりと編み込むために2段ほどねじり編みにする。このねじり編みが難しくヒゴを均一に薄く剥いでいないと途中で折れたり、皮がはがれてしまう。胴の終わりの前でもねじり編みをして、残った縦の竹をそろえて切って中に折り入れて胴周りが上に外れないようにしておく。最後に縁を回し籐で締める。
一輪ざしの花籠としては素の竹では落ち着きがないのと、粗が丸見えなので茶系のニスを塗ることにした。底も2本張り竹を入れるのを忘れたので丸みがあり座ってくれない。仕方ないので竹で台座を作って、その上に置くことにした。総合点は50点くらいか。
格好の作業台
先日、米沢に行った時に薪を作っている人に出くわした。割った積み重ねられた薪だなの傍らに大きな根元が放置されていた。訳を言っていただけないかと頼むと快諾してくれた。所望した大きなのだけでなく中くらいのも二つも頂けた。中くらいのは今注文中の幅決め鉋と厚さ決め鉋を設置する台座にしようと思う。
【原発・放射線情報】
11月5日 NHKニュースで福島県南相馬市の乳幼児が放射性物質を体内に取り込む内部被ばくをしていないか1500人余りの尿を検査したところ、7%の子どもから放射性セシウムが検出されました。検査を行った会社では、健康に影響が出るような内部被ばくはなかったとしています。
http://www3.nhk.r.jp/news/html/20111105/k10013753271000.html
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