桜の舞い散る園で・・・~Sorrow and a feather of courage~

桜の舞い散る園で・・・~Sorrow and a feather of courage~

kanon



ストーリー

主人公・相沢祐一は7年ぶりにこの雪が降る街に帰ってきた。
祐一には、昔この街に住んでいたという記憶がどういうわけかない。
だが、再びやってきたこの街での日常生活が、次第に記憶を掘り返して行く・・・
話の根底に流れるテーマは「奇跡」。

登場ヒロイン達

水瀬名雪

祐一のいとこである彼女は至るところでボケっぷりを発揮。
常に笑顔であるが7年前に一度祐一に拒絶されている。
名雪ノストーリー自体は超感動というものでもない。
が、秋子さんが死ぬかもしれないというところはさすがにひやっとした(汗)。
他のヒロインのストーリーでも何度もいいひとっぷりを発揮(天使の人形直してくれたり)。
他は病気だったり(栞)、剣を振り回したり(舞)、きつねだったり(真琴)、幻だったり(あゆ)するなかでただ1人日常的なヒロインである彼女w
まあ、話はそんなに印象に残らないがキャラがいいやつなので僕は結構好きだったりします。

「100M走を七秒台で走れば大丈夫だよ~」

沢渡真琴

出現も突然だし素行も悪いしで嫌いな人も多いのではないか。
事実僕も真琴ストーリーをやっている途中は「なんなんだ、こいつは。うぜぇなぁ」って感じだったりもしました。
だがクライマックスに近づくにつれ、だんだんと人間としての力が弱っていくさまは痛々しい。
ラストシーンの鈴を鳴らすシーンやヴェールをかぶるシーンなどはかなり泣きそうだった。
個人的にストーリーだけならオススメ。

「あうー!」

美坂栞

ヒロインの中では唯一祐一と過去に会ったことがない。笑顔の多さではヒロイン1。
それだけに祐一が真実を知って最後の日を迎えるシーンなどは涙もの。
最後の最後に自分が死のうと思っていたことをうちあけてきてくれるところで、彼女の強さを知る。
そしてのストーリーで香里の強さもわかる。
女性のほうが強いと聞いたことがあるが、それが本当だとわかった話であった。
全体的にかなり感動した話。
ちなみに僕が一番好きなキャラ。

「奇跡って起こらないから奇跡って言うんですよ」

川澄舞

出会いが夜の学校とかなりありえない。しかも常時剣を所持しているらしい。
おまけに感情をほとんど表に出さない。これだけ書くとまるで変人であるw
実際話の内容もかなりとっつきにくい。
佐祐理さんはこのへんを緩和するために登場させているのかもしれない。
実際、最後のほうで魔物の正体などいろいろなことがわかるが、注意していないとわからなくなるだろう。
実際、舞ルート分からない!魔物って何だ!って言う人も多いとか。
個人的に、舞と佐祐理さんと祐一の3人で暮らすのを想像しているところなどはとても好きである。
「はちみつくまさん」などはかなり笑えた。
ちなみに無言でつっこみを入れるプロである。

「・・・別に嫌いじゃない」

月宮あゆ

口癖はうぐぅ。
上のどの話も確かに感動できる。
でもメインヒロインのあゆの話は最高。まさしくメインヒロイン。
何度も祐一の前に姿を現すが、それは幻のあゆ。
本当のあゆは7年前に祐一の目の前で重傷を負い、今は病院でずっと眠っている。
このつらい経験から、祐一は7年前にここに住んでいた記憶がない。
天使の人形を探し出し、その最後の願いをいうシーンなどは超感動だった。
設定を考えるとあゆを選ばないということは人間的に許されるのだろうか、とまで思ってしまう。
おそらくギャルゲで一番有名と言ってもいいくらいの名言は彼女が言った。

「ボクのこと、忘れてください・・・」

グラフィック

若い。キャラが全体的に若い。一番年がいっているであろう名雪の母の秋子さんでさえ、ものすごく若い。ってかあの人何歳?

音楽

ボーカル曲は、OPのLast RegretsとEDの風の辿り着く場所。Last Regretsはなにげにゲームの内容にあっていたりする。
「最後まで笑ってる強さを、もう知っていた」

各キャラのテーマ曲も良いのが多い。お勧めは、栞テーマ曲の、「笑顔の向こう側に」と、真琴テーマ曲の「the fox and the grapes」。
タイトル画面で流れる朝影も良い感じ。

総評

このゲームをやって、女性の強さ、奇跡というもののすばらしさというものを知った。
うぐぅ嬢(あゆ)と、アイスクリーム娘(栞)のシナリオが特にお勧め。是非やるべし!

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: