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2005.12.08
テーマ： 海外生活(7809)
カテゴリ： カテゴリ未分類
以前にも書いたことがありますが、意外に知られていないのが、戦争中に香港が日本の占領下にあったということです。
60年前の12月8日、広州から南下した日本軍は香港に攻め込み、駐留英国軍を打ち負かした12月25日に香港を占領統治下におきました。
まず最初に日本軍が行ったのは、香港にある全ての食料備蓄庫の差押さえと銀行の閉鎖でした。
食料備蓄庫の差押さえは、日本軍が自活のためであったのですが、当然香港では深刻な食糧難にみまわれます。
銀行の閉鎖は香港ドルの発行を停止して軍票と交換させるためでした。このため香港人たちは全財産を軍票と強制的に換えさせられましたが、敗戦後一万円の軍票は7ドルにしかならず紙切れ同然となり、日本軍政下の間に香港の人々は全財産を日本軍に略奪されたことになりました。
住民に対する圧政も続きましたが、真偽不明なことも多いので具体的な事例は割愛します。でも、この占領統治は、日本敗戦までの3年8ヶ月ほど続きました。
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香港では、中国で起きたような過度な反日運動はありませんし、街中で不愉快な思いをすることもありません。
以前、アメリカと戦争した事をしらない若者がかなりいるというニュースを見ましたが、私の会社にも中国と戦争していたことを知らないスタッフがいて、かなり衝撃を受けました。
戦争の事を必要上に意識する必要は無いと思いますが、諸外国に対して最低限の知識は知っておくべきだと思います。
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