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2008.12.04
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カテゴリ: 読んだ本
1974年11月 文藝春秋より


武田信玄・4巻組の第4巻「山の巻」。

この巻は「京に武田の旗を立てたい」というお屋形様の悲願のため、武田軍の西上を描いて
います。
序盤は、西上にあたり後顧の憂いを断つために北条と上杉の抑えるための戦い。
後半は西に向けての進軍を始め、病に倒れるまで。

織田信長とお屋形様の関係が興味深い。
尾張の小大名であった織田信長が、たった10年で天下に名を轟かせ、京までもう一歩という
状態にまでなったのを見て、焦るお屋形様。

強大な武田が西上することにより、自分が従えた大名達が背くのではないかと不安に苛まれる。

お屋形様があと10才若かったら、病に倒れることもなかったろうな、と思う一方で、
20年でここまで強い武田を作れただろうか、とも思います。
もし、あと3年お屋形様が生きていたら、後の世は徳川幕府ではなく、武田幕府だったかも。
でも、あの勢力争いの中の、あの均衡。
すべては歴史の必然だったのかなあ、とちょっと思いましたよ。

読んでいて一番おもしろかったのは、三方が原の戦い。
ここって、武田軍の強さが一番発揮されているような気がしました。
言わば、最強の武田の最後(と自分で言うのも切ないが(^^;))の華?
川中島大決戦は武田方の被害も甚大なので、ワクワクとは読めないんですよね。

徳川の援軍として来ている織田の武将・佐久間信盛が、武田騎馬隊の突撃に恐れをなし、

怖かったんだよねぇ~。
その後、本当はもう追ってきていないのに『幻の騎馬隊』に追われているような気がして
東海道をずっと逃げ走り続けた、というのが何とも。(^^;

気の毒なのが、隣に陣を敷いていた同じく織田の援軍である平手汎秀(ひらて ひろひで)。
佐久間信盛が退いたのだから自分も退いた方がいいんじゃないか、と思った。

踏み止まり、武田騎馬隊と戦い、結局は戦死してしまう。
怖かったんだよねぇ~、信長が。
こんな怖いモノ比べみたいな究極の選択って・・・・気の毒に。(^^;

この巻では、真田喜兵衛昌幸の活躍が目立ちます。
お屋形様が、勝頼が武田当主となった時に、周り全てが自分に仕えた老臣ばかりでは
やりにくかろうと、若手育成のために積極的に取り立ててくれたんです。
それにちゃんと応える真田昌幸。
さすが真田一族、優秀だね♪

この本の最終章のタイトルは「巨星墜つ」。
もう、タイトルだけで泣ける~。(T_T)

圧勝の三方が原。
しかし、その一夜を本陣で過ごしたゆえにお屋形様は風邪をひき、労咳を再発する。
それでも西上を命じるお屋形様。
しかし、その言うとおりに軍を進めては、途中でお屋形様の命がないと判断した勝頼と重臣達は
「西に向かっています」と言いながら、涙ながらに古府中へ引き返すことを決める。
もう起きあがれずに輿で運ばれながら、お屋形様は「ここはどこか?」と度々尋ねる。
家臣達は西上を続けていればこのへんだろうという地名を答える。
そうまでしたのに、結局お屋形様は古府中へ帰り着くことなく落命するのです。
あううーーーー。(T_T)

強かった武田。
三方が原で、「信玄公が本陣に居る以上、絶対に負けることはない」と信じていた武田軍。
そのたった3年後、長篠の戦いに敗北。
それにより山県昌景、土屋昌次、馬場信春、内藤昌豊、原昌胤、真田信綱・昌輝兄弟など
強い武田を支えていた武田家臣団の多くを失ってしまう。
そして1582年、織田・徳川の甲斐への侵攻。
行き場を失った勝頼に対し、真田昌幸と小山田信茂が自城に迎え入れることを申し出たが、
勝頼が選んだのは小山田信茂。
しかし、小山田信茂は信長に降伏し、勝頼は天目山で自刃する。

脈々と続いてきた武田。
お屋形様が30年かけて育て上げた強い武田。
10年で滅亡してしまった。
悲しいなあ。






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Last updated  2008.12.04 13:55:58
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