非情のライセンス
共に充分にカン違い度が増していた我々は、とある倶楽部
（今や会員になったんすけど）のライセンス取得コース
みたいなのを申し込む事に。
「はい、速歩、進め～っ」…勝手に馬が走りだすし。
「分隊、止まれ～っ」…これまた絶妙のタイミングで勝手に停まるし。
「馬間距離は一馬身保って～っ」…はいはい、これもオートマチック。
なーんだ、乗馬って簡単やんか。と更に勘違い度アップ。
ぺったんぺったんと鞍で餅つき（軽速歩）十数鞍で5級テスト。
生来ヘタレの私、恐る恐る「どれ位の合格率なんすか？」と
インストラクターに尋ねたら
「今まで落ちた人居ませんよ～」。なーんだ。
かくして勘違い度に磨きの掛かった我々は「ライセンス」を手に
外乗ツアーにと渡豪するのでした。
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