今朝は近くの伐採現場の様子を見に行ってきましたんですが、ここは北斜面なので日が当たらないもんだから寒いこと寒いこと・・・
この現場、以前にも 写真を撮った事
があるんですが、何しろ2月でしたから、冬の真っ只中、その時は辺り一面雪景色でした。
暑さ寒さも彼岸までって言葉がありますが、樹には『伐り旬』ってのがあって、何でもかんでも伐れば良いかって言うとそうでもないんです。樹には『年輪』があるのは皆さんご存知かと思いますが、夏の間樹は成長するために水をどんどん吸い上げます。これは樹にとってとても大切な事、年輪を見れば夏の間にどれだけ育つのか良く判ります。
その代わり冬の樹は寒さに負けないように水分を吸い上げるのを止め、代わりに樹脂分を多く分泌するんです、広葉樹は葉を色付かせるので良く判りますが、針葉樹も目には見えないメカニズムで厳しい冬を乗り越える術を持ているって事でしょう。
そしてこの樹脂分が多くなるって事が、人間が樹を利用するのには、耐久性が上がったり防虫効果など丁度都合が良いんです。そんな訳で9月の秋彼岸を過ぎてから3月の春彼岸までの間が樹を伐るシーズンなんですが、相談を持ちかけられたのが2月末・・・一ヶ月で仕事をさせて戴くにはあまりに広い面積なので、秋まで待って頂く事にしたんです。
チョット暗くて判り辛いかもしれませんが、桧の丸太が倒れているのが判りますかね?その向こうに白く見えるハウスがずら~~っと並んでいるのが見えます。実はこのハウス『アルストロメリア』って言う花を栽培する為のものなんですが、何しろ樹のせいで日が当たらないって事らしいんです・・・丁度ハウスの辺りまで日陰になっているのが判りますか?
中には伐期には少し早い樹もあるんですが、概ね伐期を迎えていたこともあり、全て伐採して、綺麗な花が咲く桜を植える事になっているんです。
☆山と家はつながっている
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上の写真はMi邸の破風板・・・
化粧材ではなく、上から板金で巻いてしまうんですが、この板も信州伊那谷で私が伐採した杉の樹から製材した物です。
なるべくなら全て地元で育った材木で家を創らせて戴きたいとは思うんですが、コストや住宅の性能などを考えるとなかなかそうも行かないのが頭が痛いです・・・(泣)
でもこうして少しでも地元で育った材料や国産の材料を使っていくって事って大切なんじゃないかって思う今日この頃です。
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