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プロフィール

スコ家@雪女

スコ家@雪女

2009.06.21
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カテゴリ: 文豪の街


恥の多い生涯を 送ってきました。生まれてきてすいません。

(人間失格より)

雪女、恥を あちこち撒き散らし 平然とした顔で生涯を送ってきました。


太宰治生誕100周年 19日は毎年 三鷹で桜桃忌があるのです


「 春サンの 1Q84を読んでいたが これは一事中断 」

太宰作品は 18歳の頃 斜陽から始まり 殆ど読んだ 暗いし 理窟っぽいと言う人もいるが

明日に希望と光の 正義感ぶるより 自身の悩みを 赤裸々に語る文章

まるで 一体一で 話してるような錯覚に陥ってしまう

自殺未遂を繰り返し 薬物中毒 アルコール依存 39歳で女性と玉川上水に入水自殺


生活破綻者というかも知れないが

破滅的 やるせなさは 現代人の心にも潜んでいると思う


太宰座る.jpg


偶然にも今年は 松本清張も 生誕100周年。

清張は 貧困 学歴 差別の私生活の苦悩から 社会正義を書き続け

太宰は 裕福な家庭 東大の学歴 臆病 人間恐怖症で

その苦悩から逃れるよう 自分を書き続け


貧困でもなく 裕福でもない 中間層の 雪女が文学界にデビューできない謎が解けた(笑)


同じ本でも 18の時と 今では 又 別の世界が見えてくるのではと 読み返した

うーん。太宰の飲みに行く あの時代の 安酒場の女給にでもなり 無性に会いたくなってくる

でも、こういう男と付き合うと 振り回されボロボロになるだろうな



ぜんりん寺門.jpg

三鷹 禅林寺 桜桃忌 <今日はプチ太宰風で 書き綴ります!!>


大勢の人が 花を持ち 記帳をし ノートを覗くと 全国ズラリ


案内板.jpg

小さな階段を降り 竹林を見上げ 墓地へ 我先とばかり 墓を取り囲んでいる


墓周辺1.jpg


アホかっ早よ、歩かんかい!モタモタせんとっ お前が 遅いから悪いんやでぇ馬鹿野郎帰れ

茶髪20代のカップルの声が響く いい場所を取りたいが 彼女がモタツイて苛立つ彼氏

手には、ニッカウイスキーの 小瓶 それを 墓前にお供えし 手をあわせた 彼女はムクレ睨んでいる


墓3.jpg


集まった太宰ファン層は 上品な老夫婦 ブランド尽くめ 闇金取り立て風カップル

文学青年と、その中 アタシは 一人で 妙に違和感があると モゾモゾ



御不浄に行きたくなり 1つしかない狭い所で 用をたし流すと・・・

ああ なんて悲惨な なぜ気付かなかった 洋式の蓋の端に ウンコが犯人は先程の親子だ


白いロングスカートの裾にベッタリ 慌てて濡らして拭くが 茶褐色の染みが

愚かな親、 腹立つが 気の弱さから 遠くから睨むことしかできない惨めさ

自分の生まれ持ったウンのなさに 憂鬱になり 駅前に安いスカートを買いに走った


家に帰り漂白したが 薄っすら残る染み。捨てるべきなのか!

神が与えた試練 それとも ウンがつくという暗示か思い悩む


周辺は 武蔵野という言葉がピッタりの 緑に囲まれた静寂な佇まい


青アジサイぶろぐ.jpg


某会社の社宅群が ひび割れたガラス 錆びついた自転車が放置 廃墟となり虚しい

住宅街を行くと 広大な敷地が 作家の 山本有三邸 入場料300円か

スカート代の思わぬ出費の為 断念 事件の暗い影が付きまとう



有三邸.jpg



大正浪漫。当時の上流社会が目に浮かぶ。24円の貸家生活の 太宰とは雲泥の差。

酒と、薬で浪費し 貧困の日々だったらしい

でも 芥川賞に固執し 川端康成に喧嘩を売り 志賀直哉を悪評 文学界の異端児だった




多摩川上水と木.jpg


「 玉川上水 」太宰と山崎富栄が入水自殺した場所

当時は深く激流だったらしいが 今は 鬱蒼と木で覆い尽され 水底が光る

二人は どんな胸中だったのか 煩わしい現実と別離し微笑んで旅立ったのか


生きる勇気 死ぬ勇気 考えないよう背をむけ 溜息で 銭勘定ばかりの小市民にはわからぬ


先程の ニッカウィスキーのカップルが 手をつなぎ 歩いてる仲直りしたよう

二人の後ろ姿と 遠い日の太宰と富江の姿を むらさき橋から想像をしながら見送った


むらさきはし.jpg



三鷹には、こじんまりとした店 70年代の青春ドラマの舞台のような定食屋もまだ残っている


数日前 駅前でなにやら 有名人が来てるらしく 大騒ぎ

野次馬根性で 行けば・・なんと 驚愕あの方が




鳩山1.jpg


ナマ、「兄鳩」 TVで観るのと まったく一緒の顔

立候補者が演説の最中 左右 前後と体を回し 手を振る姿は

ゼンマイ仕掛けの人形のようで落ち着きがない 鳩の性質か

「弟鳩」の話で冗談を言い 祖父の元総理の自慢 自民批判


友愛ならぬ 鳩愛精神

箱モノ アニメの殿堂ならぬ・・世界の鳩会館の 箱モノでも作る気がしてくる


じゃぁぁん.jpg



”鳩だから” ”飛んで帰るのか” 期待したが 車なので失望した

まっ 今日は 静かな日記で終わりにしたく 太宰流でやってみました

・・・って どこが 恥ずかしく思っております

















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最終更新日  2011.07.12 22:30:53
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