ど田舎に棲む

ど田舎に棲む

波乱の15週目


15週に入った時、お腹の張りを感じた。5~10分おきに3時間ばかり続いたので念のために病院へ(夜だったので救急)。
ダンナが夜勤だったので、近所の人に大ボケブラザーズが寝ているから大丈夫だと思うけど、とお願いして自分で車を運転していった。

オシッコとって、内診して、心音を聞いた。
出血もないし心音を確認できたので、とりあえずは大丈夫ということで、家に帰された。
カルテには『切迫流産』と書かれていたが、『重いものを持ったりHしないように』程度の安静だけ言い渡され、張り止めの薬も出ず。
20週以前の流産は胎児に異常があるのが多く、『起こるべくして起こるもの』として介入しないそうだ。
・・・なんだかなあ?

それが金曜の夜だった。
そして日曜に台風が来た。それもスーパー台風だし。
去年の7月に来た台風よりも速度が遅かったため、被害が大きかった。電柱は倒れ、木もなぎ倒され、車が吹っ飛び、家ごとぶっ飛んだところもあった。
幸い我が家の被害はドアからの浸水と寝室とリビングの雨漏りだけにとどまった。

しかし停電・断水。電話不通。

おまけに港では重油タンクの火事でもってガソリン不足。3日ほどガソリンの販売が止まってしまった。
ガソリンがなくては発電機も使えないので冷蔵庫の中身は腐る。
ガソリンないのでおちおち買い物にも行けない(店自体開いてないとこが多いけど)。
栄養バランスに気をつけなくてはいけないニンプーはヒジョーに困る。つわりも終わって食欲が出てきた頃だけに余計に辛い。
3日後ベースの店が開いた!と言うので急いで出かけた。まだすこし車にガソリン残ってる。
しかしダンナは仕事で忙しくワタシ一人で行かなきゃいけない(いつも買い物は一緒に行く)。何がなんでも買わなきゃならないのは水!!!これが重いんだよな。

仕方がないので2.5ガロン入りが2個入った箱(推定20キロ)を持ち上げようとしたその時


ピキッッッッ・・・

と言う音(マジで聞こえた)と共に、腰に激痛が走った。
ぎっ、ぎっくり腰かぁぁぁぁぁ?????

しかしここで倒れるわけには行かないぞ、とカートにしがみついて体勢を整えた。軽症みたいだ、まだ歩ける。
店のおにいちゃんに水をカートに乗っけてもらって(最初っからそうしろよ)、歯を食いしばりながら残りの買い物をし、車を運転して家に帰った。
この時ほどマニュアル車を呪ったことはない・・・

座ってても寝てても痛いのね、ぎっくり腰って。
エアコンが止まって蒸し暑くなった寝室で、ダンナの帰りをひたすら待つしかないワタシだった。


・・・いでぇよぉ・・・



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