2003年07月09日
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昨日に引き続き、「ふ~ん、それがど~したん?」という話題です(笑)

毎日ミカンの木を相手に仕事をしていると、ミカンの木も生命体ですから、いつの間にかミカンの木がtetywestの人生の相棒のような気分になってきます。そして、動物と植物という全く違った生命体の共通性を考えたりするわけです。

動物、植物だけでなく、地球上の生命体はタンパク質でできています。そして、ウイルスやバクテリアから人間まで、同じ構造のDNAで遺伝情報を伝えています。つまり植物も動物もバクテリアも元は同じものから別れて行ったのです。

それでは現在の地球上で、植物、動物、バクテリアはどのような役割を果たしているのでしょう。いろいろなアプローチの方法があるでしょうが、エネルギーのサイクルから捉えると「生産者」「消費者」「分解者」という役割があります。

植物は、太陽と水と土から「デンプン」や「糖」を作り、動物はそれを食べて生きています。バクテリアは、植物や動物の死骸を分解して再利用できるものにリサイクルするのです。

別のアプローチでは、植物が酸素を作り、動物やバクテリアがそれを消費しています。

太古の地球の大気には二酸化炭素が多くありました。そこに植物が繁殖して、二酸化炭素を使って酸素を増やしていったのです。

しかし、酸素が多くなりすぎると、今度は植物自身にとって困ることが起こります。酸素が多い大気中では、たとえば風で木と木がこすれただけで山火事が起こるでしょうし、第一、酸素を作る原料の二酸化炭素が不足するわけです。

そこで登場するのが、酸素を使って二酸化炭素を作る動物やバクテリアです。



どちらにしても、植物がなければ動物もバクテリアも存在意義がないわけです。そうすると、地球上の生命体の中で一番偉いのは植物なのじゃないかと思えてくるのです。

今われわれ人類は、地球上を支配しているのは人間だと考えています。しかし植物にしてみれば、動物やバクテリアなら別に人間でなくても一向に構わないのです。ただ、人間は「文明」とやらを駆使して、どんどん二酸化炭素を増やしてくれていますから、植物にとっては一番ありがたい存在なのかもしれません。

人間の文明の歴史はせいぜい4000年です。地球の生命体の歴史の中でそれがどのくらいの長さなのかをわかりやすくするために、初めて植物が陸に上がった5億年前から現在までを1年とすると、人間の文明は大晦日の除夜の鐘が鳴る4分12秒前にようやく始まるのです。

そう考えると、地球を支配しているのはtetywestたち人間ではなくて、植物であるミカンの木なのか・・・・






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最終更新日  2003年07月09日 12時29分00秒
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